アメリカのコロラドに拠点を構えるハンドメイド・チタンバイクブランドのムーツが2021年で創業40周年を迎える。節目となる年に新たなモデルVAMOOTS RCSがラインアップに加わることに。タイヤ幅最大35mmに設定されたオールロードだ。また年内のオーダーは40周年記念ヘッドバッジが装着される。



ムーツ VAMOOTS RCSムーツ VAMOOTS RCS (c)moots
アメリカ コロラド州のスティームボート・スプリングスという街に工房を構えるムーツ。1981年にスタートし、1991年にチタン専業ブランドに切り替えたハンドメイドブランドは、2021年に創業40周年を迎える。そんな節目の年にムーツは新たなモデル「VAMOOTS RCS」をラインアップに並べた。

マウンテンバイクやグラベルバイクも用意されるムーツの製品において、VAMOOTS(ヴァムーツ)というのはロードバイクに与えられる名前であり、今回のRCSもパフォーマンス・ロードにカテゴライズされる。RCSというのはRoutt County Specialの略で、Routtというのはムーツが拠点を置くスティームボート・スプリングスを擁する郡のことだ。

RCSの最大の特徴はタイヤクリアランスが最大35mm幅まで広げられていること。ロードバイクとして作られている自転車だが、シクロクロスタイヤも飲み込めるようになったことで、より多彩なタイヤを装着可能に。

チタン専業ブランドだけあり非常にきれいな仕上げとなっているチタン専業ブランドだけあり非常にきれいな仕上げとなっている (c)moots
新しく設計された3Dプリント製のドロップアウトが採用された新しく設計された3Dプリント製のドロップアウトが採用された (c)moots
例えば、舗装路のみを走りたい場合は28Cなど細めのタイヤ、ライドルート上に未舗装路が登場する場合は32Cと使い分けることで、走れるフィールドは大幅に広がるはず。林道ヒルクライムでも途中からハードパックのグラベルになることがあるが、VAMOOTS RCSであれば安心して先に進めるだろう。

また、RCSは3/2.5チタン合金を素材とするダブルバテッドRSLを基本のチューブとする一方、シートステーと3Dプリント製ドロップアウト、カーボンフォークは新しい設計のものが採用される。ボトムブラケットは68mmのスレッド式。シートポストは27.2mm径。

今回の新型の登場に伴い新しいフィニッシュ・オプション「HUNTER」がラインナップに加えられている。HUNTERは各所にM1942というカモフラージュパターンが胴抜きデザインのように入れられる仕上げであり、シンプルな造形のバイクのアクセントとなっている。また、2021年に注文したフレームには40周年アニバーサリー・ヘッドバッジがあしらわれるという。価格は668,000円(税抜)。

2021年にオーダーした分は40周年記念ヘッドバッジがあしらわれる2021年にオーダーした分は40周年記念ヘッドバッジがあしらわれる (c)moots


ムーツ VAMOOTS RCS
フレーム重量:1,360g (56cm)
フォーク:NEW MOOTS RCS FLAT MOUNT DISC ROAD (BLACK)
サイズ:48、50、52、54、55、56
価格:668,000円(税抜、フレーム・フォークセット)

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