無線電動変速システムにいち早く舵を切り、世界を先駆けるスラムのRED eTap AXS。これまでスプロケットの最大対応歯数は33TだったREDに、FORCE eTapで導入されたミドルケージディレイラーを投入し、最大36Tに対応する" RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEUR"が登場した。



スラム RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEURスラム RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEUR (c)SRAM
電動無線変速を世界に先駆けて投入し、すぐさま12速に対応したスラムのRED eTap AXS。初代の11速モデルでは11-30と11-32を使用する際はロングケージのディレイラーを導入する必要があったが、現行の12速モデル"eTap AXS"では1つのディレイラーで最大33Tのスプロケットに対応し、ギア構成のバリエーションを広げていた。

一方で、12速のRED eTap AXSのリリースから矢継ぎ早に発表されたミドルグレード"FORCE eTap"では、REDよりもワイドな最大36Tを許容するリアディレイラーを投入。幅広いレンジのギア比を実現することで、より多くのユーザー、より様々なフィールドに対応するモデルとして、幅広い自転車のコンポーネントとして選ばれてきた。

スラム RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEURスラム RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEUR (c)インターマックス
今回RED eTap AXSシリーズにも最大36Tのカセットスプロケットに対応するリアディレイラーが登場する。REDシリーズには最大36Tのスプロケットが用意されていないため、FORCEグレード(XG-1270)を使用する必要はあるものの、50/37Tのチェーンリングを使用する時でも1:1に近いギア比を実現することが可能となった。

アウタートップではハイスピードに対応しつつ、インナーローでは斜度が急な登坂もカバーできるようになったことで、山岳ロングライドでケイデンスを保ちやすくなっている。また、フロントシングルで使用することもできるため、グラベルもREDでカバーできるはずだ。

RED eTap AXSのディレイラーが最大36Tまで対応するようになるRED eTap AXSのディレイラーが最大36Tまで対応するようになる (c)インターマックスFORCEグレードのXG-1270を使用するFORCEグレードのXG-1270を使用する (c)インターマックス


ディレイラーに採用されるシリコンフルードダンパーのORBITテクノロジーや、X-Syncプーリーといった技術はこれまで通り。REDの変速性能はそのままに、ギアレンジを広げてくれるのが、今回登場したRED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEURだ。価格は104,500円(税抜)。

よりワイドなギアを使うことが可能となり、対応できるシチュエーションの幅が広くなったよりワイドなギアを使うことが可能となり、対応できるシチュエーションの幅が広くなった (c)SRAM


スラム RED ETAP AXS 36T MAX REAR DERAILLEUR
対応スプロケット:10-28T~10-36T
価格:104,500円(税抜)
2月中旬入荷
Amazon.co.jp

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