JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)は、9月に予定されていたチームタイムトライアルチャンピオンシップとタイムトライアルチャンピオンシップ、南魚沼ロードレースの中止を8月5日付で発表した。JBCFは代替大会開催の調整を行っているが、今後の状況を注視しながら慎重に進めるとしている。




ようやく開幕した国内ロードレースだが、新たに大会中止が発表された。

JBCFは、栃木県の渡良瀬遊水地で9月5日に予定されていた「チームタイムトライアルチャンピオンシップ」と、9月6日に予定されていた「タイムトライアルチャンピオンシップ」、新潟県南魚沼市で9月12日と13日に予定されていた「南魚沼ロードレース」の中止を発表した。開催地や関係者と協議を続けてきたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止策が十分に取れないことから中止を決定したとしている。

渡良瀬遊水地で開催された昨年のチームタイムトライアルチャンピオンシップ渡良瀬遊水地で開催された昨年のチームタイムトライアルチャンピオンシップ photo:Satoru Kato
経済産業大臣旗ロードレースとしても開催された南魚沼ロードレース経済産業大臣旗ロードレースとしても開催された南魚沼ロードレース photo:Satoru Kato
「タイムトライアルチャンピオンシップ」は、昨年は台風接近の影響を考慮して中止されており、2年連続の中止となった(前日のチームタイムトライアルチャンピオンシップのみ開催)。また、「南魚沼ロードレース」は、落石などによりコースを使用出来なかった2017年以来の中止となる(群馬CSCで代替開催)。

これで9月に予定されていたJプロツアーのレースは全て中止となるため、代替開催が無ければトップカテゴリーの国内レースが1ヶ月間無いことになる。

一方、8月8日・9日の「宇都宮クリテリウム」「宇都宮ロードレース」は予定通り開催。8月22日・23日の「群馬ロードレース8月大会/交流戦」と、8月29日・30日の「西日本ロードクラシック広島大会」についてはエントリーが開始されている。


text:Satoru Kato