フルクラムからグラベル/アドベンチャーライドに最適なアルミホイール「RAPID RED 3 DB」が登場。リム内幅24mmのワイドリムを採用し、ダート走行を楽しむワイドタイヤと完璧なマッチングを見せるニューカテゴリーのホイールだ。



フルクラム RAPID RED 3 DBフルクラム RAPID RED 3 DB (c)カワシマサイクルサプライ
多くのトップチームをスポンサードし、彼らを支えるレーシングモデルから手の届きやすいエントリーグレードまで、幅広いラインアップを揃えるイタリアンホイールブランド、フルクラム。ロードバイク用のホイールのみならず、MTB向けモデルも長きに渡ってラインアップし続け、オンロード/オフロードそれぞれを知り尽くしたブランドでもある。

そのフルクラムからグラベル向けアルミホイール「RAPID RED 3 DB」が登場した。ワイドリムかつチューブレスレディに対応、更には700Cと650Bの2つのサイズが用意されるなど、未舗装路ライドを思い切り楽しむためのスペックが与えられたホイールだ。ハイスピードなグラベルライドやバイクパッキングを施したアドベンチャーライドなどに最適だろう。

リム内幅は24mm。CNC切削により強度を確保しつつ軽量化も追求しているリム内幅は24mm。CNC切削により強度を確保しつつ軽量化も追求している (c)カワシマサイクルサプライ
未舗装路で必要となるワイドタイヤに対応するため、内幅24mmのワイドリムを採用。対応タイヤ幅は650Bモデルで40~60mm、 700Cモデルで30~46mmとなっており、加速度的にワイド化するグラベルタイヤのトレンドに沿った設計だ。所有しているバイク、走りたいコースや用途によって、最適なセッティングを可能とする懐の深さを持っている。

これらのスペックは先だって発表されたRAPID RED 5 DBと同様。一方で、上位モデルに位置付けられる今作にはフルクラムが誇るホイールテクノロジーが詰め込まれ、より軽やかな走行感を実現している。

スポークテンションを均一化するフルクラム伝統の2to1スポークパターンを採用しているスポークテンションを均一化するフルクラム伝統の2to1スポークパターンを採用している (c)カワシマサイクルサプライ
A6082-T6アルミ素材を使用するリムは、応力のかかりづらい部分のみをCNC切削するR2-MILLINGテクノロジーによって強度を保ちつつ大幅な軽量化を実現。さらに24mmというローハイトなリムプロファイルが縦方向への衝撃を緩和し、凹凸の続くグラベルでも優れた乗り心地を実現するという。

フロント/リアともにスポークはフルクラムの代名詞である2to1パターンを採用。左右均一なスポークテンションを実現し、優れた横剛性を発揮する。また、カートリッジベアリングを使用していたRAPID RED 5 DBに対し、RAPID RED 3 DBではカップ&コーンベアリングを搭載。滑らかかつ軽やかな回転性能と調整可能でメンテナンス性に優れたハブとなっている。

ローターマウントはセンターロック方式で、フリーボディはHG11およびXDRが用意される。価格は700Cおよび650Bとも共通で、HG11フリーが83,000円、XDRフリーが84,000円(共に税抜)だ。入荷予定は8月下旬で、取り扱いはカワシマサイクルサプライ。




フルクラム RAPID RED 3 DB
タイヤタイプ:2WAY-FIT Ready
ブレーキタイプ:ディスクブレーキ
リム:アルミニウム、ハイト24mm、リム幅29mm、リム内幅24mm
適合タイヤ幅:30~46mm(700C)/40~60mm(650B)
スポーク:ステンレスダブルバテッド ラウンド、ストレート・プル F/24 R/24
ハブ:アルミ、アルミフランジ
ベアリング:カップ&コーン・システム
重量:1,710g(700C)/1,640g(650B)
フリーボディ:HG11、XDR
税抜価格:83,000円(HG11)、84,000円(XDR)

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