CPAウィメン(女子プロ選手組合)がUCIに報告書を提出し、アレ・BTCリュブリャナ所属の與那嶺恵理のアンバサダー就任を発表した。與那嶺は「女子選手の地位向上へ向け、全力で取り組みます」とコメントしている。



與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ) (c)Eri YonamineCPAウィメン(女子プロ選手組合)は5月30日、UCIのダヴィ・ラパルティアン会長に対し報告書を提出し、各国に設立された協会とそのCPAウィメンの代表者、また新しく就任した4名のアンバサダーについて報告した。

女子アンバサダーに就任したのは日本代表の與那嶺恵理(アレ・BTCリュブリャナ)、アフリカ代表のアシュレー・ムールマン(南アフリカ、CCC・リブ)、クロアチア代表のミア・マドティッチ(コゲアス・メットラープロサイクリング)、カザフスタン代表のアミリヤ・イスカコヴァの4名。

與那嶺は就任について以下のようにコメントしている。

日本の皆様へ
この度、與那嶺恵理はCPA(Professional Cyclists Association)女子アンバサダーに就任いたしました。

私はCPA Womanが行っている活動(選手へのハラスメント撲滅、男女平等、賞金、給与の平等)に賛同し、今私が戦っているワールドツアーが、今年より来年、来年より再来年、未来がより良くなるよう、CPAを通じて行動を行っていきます。

世界で四名しか居ないアンバサダーに任命されたことは名誉なことですが、行動、実行があってこそ女子選手の未来が良くなります。

自分の結果を求めながら、女子選手の地位向上へ向け、全力で取り組みます。

全てを力に変えて
與那嶺 恵理




CPAはUCIによって1999年に創設されたプロ選手による組合。女子プロ選手たちによるCPAウィメンは2017年に組織され、日本の與那嶺の他に元世界王者のマリアンヌ・フォス(オランダ、CCC・リブ) など多くの選手が加盟している。また、男子選手によって組織されるCPAにはクリス・フルーム(イギリス、チームイネオス)やニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)など多くの選手が名を連ねている。

今回CPAウィメンが提出した報告書に記載された目標には、設立当初から掲げられている一部レースにおける賞金額の改善や、選手やチームの為の法的支援といった項目の他に、新型コロナウイルス感染拡大の影響による医療実施プロトコル(要綱)やレースカレンダーに関する会議への参加などが記載されている。


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