8月8日と9日に開催予定の「宇都宮クリテリウム ・ロードレース」が、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため無観客開催を前提に準備を進めていることが発表された。レース当日はライブ中継が配信される予定だ。7月23日から25日に開催が決定した「東日本ロードクラシック群馬大会」も無観客での開催が発表されており、当分の間は同様な開催方式が続きそうだ。




昨年の宇都宮クリテリウム 毎年ブリッツェンサポーターら多くの観客が集まる昨年の宇都宮クリテリウム 毎年ブリッツェンサポーターら多くの観客が集まる Photo:Satoru Kato
Jプロツアーを主催するJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)と、宇都宮クリテリウム ・ロードレースを共催するサイクルスポーツマネージメント株式会社は、8月8日(土)に宇都宮市の清原工業団地で開催する「宇都宮クリテリウム 」と、8月9日(日)に宇都宮市森林公園で開催する「宇都宮ロードレース」を、無観客で開催する方向で準備していると発表した。

無観客開催の理由は、新型コロナウィルス感染拡大防止対策を観客全員に徹底することが難しいため。一方で、レース参加選手、レース運営側スタッフなど関係者については、JBCF独自の大会開催ガイドラインに基づき感染拡大防止に最大限注意を払いながら運営するとしている。

ジャパンカップと同じ宇都宮市森林公園がメイン会場となる宇都宮ロードレース(写真は昨年大会)ジャパンカップと同じ宇都宮市森林公園がメイン会場となる宇都宮ロードレース(写真は昨年大会) photo:Satoru Kato
宇都宮クリテリウム・ロードレースは、当初開催が予定されていた5月から8月に延期して準備が進められていた。地元チームである宇都宮ブリッツェンのサポーターをはじめ、毎年多くの観客を集めて行われる。ジャパンカップの中止が決定したため、宇都宮ロードレースは宇都宮森林公園で今年開催される唯一のレースとなるが、残念ながら現地観戦は出来ないことになる。レース当日はライブ中継が配信されるが、当面はリモート観戦が続くことになりそうだ。

なお、コロナウィルスの感染状況やそれに伴う情勢は日々変化するため、日程以外の大会開催に関する詳細は随時変更・更新する可能性がある。詳細については、下記リンクからJBCF公式サイト、又は宇都宮ロードレース・クリテリウム公式サイトをご参照いただきたい。


text:Satoru Kato