イタリアのカスクが展開するアイウェアブランドのKOO(クー)。カスクがMTBに力を入れ始めるのと同様にKOOでもMTB用ゴーグル「EDGE(エッジ)」をリリースした。ツァイス製レンズを装備したゴーグルを紹介しよう。



KOO EDGEKOO EDGE
トレック・セガフレードが採用するアイウェアブランドの「KOO」。イタリアのヘルメットブランドであるカスクから生まれ、スポーツ用サングラス、スノースポーツ用ゴーグルなどを手掛けてきたアイウェアブランドだ。2020年モデルとしてMTB用ゴーグル「EDGE」をリリースした。

カスクがトレイルライドにフォーカスしたヘルメット「Caipi」や、よりアグレッシブにMTBを楽しむためのフルフェイス「Defender(日本未展開)」をリリースしたこと、KOOは既にスノー用でゴーグル開発のノウハウを蓄積していることを考えるとMTB用ゴーグルEDGEを開発することは自然な流れだった。

クッションが2層構造となっていることがわかるだろう。ベンチレーションポートが数多く設けられているクッションが2層構造となっていることがわかるだろう。ベンチレーションポートが数多く設けられている ゴーグル下側にも通気ポートは備えられているゴーグル下側にも通気ポートは備えられている

クリアレンズはD:FOGというアンチフォグテクノロジーが用いられているクリアレンズはD:FOGというアンチフォグテクノロジーが用いられている ノーズガードは取り外すことも可能だノーズガードは取り外すことも可能だ


EDGEはレンズテクノロジーに力を入れており、ツァイス社とのパートナーシップで耐久性、スクラッチ耐性を備えた素材やカラー、どのような天候でもクリアな視界を得られる性能を獲得した。日本で展開されるEDGEはクリアレンズを搭載。クリアレンズは、KOOのD:Fogという曇り防止技術が採用されている。レンズの大きさは縦7.9cm、幅16.5cm。レンズに装着されているノーズガードは脱着可能。

フレームの上下にベンチレーションホールが設けられており、ゴーグル内の熱気や汗による湿気が逃げるような作りだ。スノースポーツ用ゴーグルにも備えられているのと同様のベンチレーションホールが設けられ、EDGEも優れた通気性能を期待できる。

非常に広い視野を実現する大型レンズ非常に広い視野を実現する大型レンズ 顔のラインに沿って屈曲するゴーグル顔のラインに沿って屈曲するゴーグル

非常に広い面でクッションが顔に触れる非常に広い面でクッションが顔に触れる ストラップ内側にはシリコンラインが2本設けられているストラップ内側にはシリコンラインが2本設けられている


また、スロットイン・チェンジングレンズシステムというレンズ交換テクノロジーを採用。交換作業はレンズ左方にあるレバーを押し、レンズをレバー側に向かって引き出すだけ。ゴーグルに力を加えないため壊す心配も少なく、作業が非常に容易。ライド後のメンテナンスなども気軽に行えるはずだ。

フレームのクッションフォームは2層式とされており、顔に触れるフォームは密度が低く非常に柔軟性に優れた物。顔とのフィット感を向上させるとともに、熱がこもりにくくなっているはずだ。対して、レンズ側のフォームは密度が高く、顔側よりも硬さがある。ストラップを締めた時もしっかりとゴーグルと顔の緩衝材となってくれそうだ。

ストラップの内側にはシリコンのラインが2本備えられているため、アグレッシブなダウンヒル中にもずれにくいだろう。重量は125g。カラーはBlack/Clear、White/Clearの2種類。価格は14,000円(税抜)。

レンズも非常に簡単に外すことができるレンズも非常に簡単に外すことができる


KOO EDGE
重量:125g
カラー:BLACK/CLEAR・WHITE/CLEAR(2色展開)
レンズ:ZEISS製
価格:14,000円(税抜)

リンク