CCCチームがプレスリリースにて、2020年限りでのCCC社のスポンサー降板を明言。ジム・オショウィッツGMは「前例のない時代だが、ここ数ヶ月の自転車人気の高まりで投資企業が見つかると確信している」と語っている。



ジム・オショウィッツGMとグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム)ジム・オショウィッツGMとグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、CCCチーム) (c)CorVos
「CCCはタイトルスポンサーから降板し、そのため2021年に向けたタイトルスポンサーを積極的に探している」と、6月8日付けプレスリリースの最後にCCCチームGMのジム・オショウィッツ氏が明言した。

ポーランドの大手靴製造販売メーカーであるCCC社は新型コロナウイルスの感染拡大で業績が急落。チームも人員削減、給与カットなど対策を講じていたが、結果的に2021年まであったスポンサー契約を2020年限りで終了することに。チーム運営を行うアメリカのコンティニュアムスポーツ社は、2018年のBMC撤退に続くスポンサー探しを強いられることとなる。

しかしオショウィッツGMは「今我々は前例のない時代を過ごしているが、時にここ数ヶ月間の自転車人気の高まりによって、投資企業が見つかると確信している」と楽観的な姿勢を見せる。「コンティニュアムスポーツが保持するライセンスのもと、我々は2007年のコンチネンタルチームから近年最大規模のワールドチームの1つまで成長してきた。新しいタイトルスポンサーと共にこの流れを継続していくつもりだ」。

また、オショウィッツGMは、現在の最優先事項は2020シーズンで強さを見せることだとコメントする。「我々の最優先事項はレースに復帰し、12月に設定したシーズン目標を叶えることだ。モニュメントで、ワールドツアーのワンデーレースとステージレースで、3大グランツールそれぞれのステージで勝つこと。全てのレースが選手たちにとってのチャンスであり、シーズン序盤で好結果を出すことがチームの長期的な未来像を確保することに必要だ」。

7月28日に開幕するブエルタ・ア・ブルゴスに向け、チームは現在7月中の高地トレーニング開催を予定しているという。「ヨーロッパ圏内の移動制限は来月中に緩和される見通しで、一部の選手たちはヨーロッパ各地で高地トレーニングを開始する。ベルギーのサービスコース(チームの物資拠点)は6月中旬に再開を予定している。今後数週間で我々のレースカレンダーと主要選手たちの目標をシェアできるようになると思う」とオショウィッツGMは話している。

text:So.Isobe


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