サイクリング用ムービーレコーダーを展開するサイクリックが、リア用FLY6 CEをアップデート。電子回路のレイアウトの見直しとシビアな防水テストを実施することで、レコーダー&ライトの基本機能はそのままに安定性を向上させている。



サイクリック FLY6 CE GENERATION2(リア用)サイクリック FLY6 CE GENERATION2(リア用) (c)インターテック取外が容易なマウントにライトを搭載する取外が容易なマウントにライトを搭載する (c)インターテック


オーストラリアのサイクリングレコーダーブランド、サイクリック。2018年より日本で展開が開始されており、ライド記録を残しておきたいサイクリストから支持を得ているブランドだ。ラインアップはFLY12というフロント用とFLY6 CEというリア用の2種類。そんなリア用FLY6 CEにアップデートが加わり、第2世代へとバージョンアップを果たしている。CWでは登場時に基本機能を紹介している。詳しくはこちら

FLY6 CEは1080pフルHD録画、オーディオ録音、100ルーメンリアライトという3つのメイン機能を備える。135°の視野角を持つ広角レンズ、6軸手ぶれ補正機能が搭載されており、アクションカメラのように広い画角できれいな映像を残すことが可能だ。また、カメラとライトが1つにまとめられたことで、バッグなど様々なアイテムで混み合いやすいシートポストの取り付けスペースを圧迫することもない。カメラとライトを別々に充電する手間が無くなるのも嬉しいポイントだ。

FLY6 CEがアクションカメラよりも優れている部分は稼働時間の長さ。約7時間と非常に長い時間録画することができ、ライドスタートからフィニッシュまで映像を記録することが可能だ。このような長時間録画では膨大なメモリ容量が必要だが、サイクリックは録画データの分割保存と古いデータに上書き保存していく「ループ録画」を採用し、メモリの問題を解決。また、落車を検知すると、その時撮影していたデータはロックされるインシデント保護機能が搭載されているため、重要なアクシデント映像が上書きされる心配はない。

箱にはGENERATION2と記載されているため、第1世代との区別をつけやすい箱にはGENERATION2と記載されているため、第1世代との区別をつけやすい (c)インターテックMicroSDとSDアダプターが付属するお得なパッケージとなっているMicroSDとSDアダプターが付属するお得なパッケージとなっている (c)インターテック


そんなFLY6 CEで行われたアップデートは電子回路のレイアウト見直し。防水テストも第1世代よりシビアに実施することで、IP56という規格には変わりないが、防水性能に磨きを掛けている。これらのアップデートによりFLY6 CEは動作の安定性が向上しているため、使用中に不具合などを起こす心配が少なくなっているはずだ。

また、第2世代ではMicroSDカードが付属するようになったこともニュースの1つ。FLY6 CEは使用可能なMicroSDのモデルが限られており、ユーザーは自ら銘柄を調べて購入する必要があった。しかし、第2世代で記録媒体が付属したことで、MicroSD選びで悩み購入する必要が無くなり、お得感も増している。

FLY6 CEはスマホアプリ「Cycliq Plus」やガーミンEDGEでもライトの操作を行える連携性、STRAVAにアップロードしたデータを記録映像に組み込める拡張性、盗難防止バイクアラーム機能などバラエティ豊かな機能が魅力だ。価格は20,908円(税抜)。取り扱いはインターテック。





サイクリック FLY6 CE GENERATION2(リア用)
機能:1080pフルHD録画、オーディオ録音、100ルーメンリアライト
録画機能:ループ録画、インシデント保護機能、6軸手ブレ補正
その多機能:ホームセーフ機能、盗難防止バイクアラーム、STRAVA対応
通信規格:Bluetooth、ANT+
防塵防滴:IP56準拠
ランタイム:最大約7時間
重量:110g
付属品:シートポスト用マウント、標準シートポスト用ストラップ、エアロシートポスト用ストラップ、ゴムスペーサー(0°、7.5°)、エアロアダプター(幅狭、幅広)、クイックスタートガイド、USB-Cケーブル、安全ストラップ
価格:20,908円(税抜)


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