サイクリスト向けのバックパックを数多く手掛けるドイターの「TRANS ALPINE(トランスアルパイン)」がモデルチェンジ。細かな仕切りやポケットを多数備え、キャンプツーリングにも最適な容量を確保した中型バックパックを紹介しよう。



ドイター TRANS ALPINE30(左からカリー×アイビー、ラピス×ネイビー、ブラック)ドイター TRANS ALPINE30(左からカリー×アイビー、ラピス×ネイビー、ブラック) (c)ドイター
”アルプス越え”というモデル名が与えられたドイターの「TRANS ALPINE(トランスアルパイン)」は、その名の通り山道をマウンテンバイクで何日も走るロングツーリングに向けて開発されたバックパックだ。最低限の荷物だけを入れて軽快なライドを楽しむためのRACEシリーズとは違い、泊まり込みの着替えや寝袋なども入れられる容量を確保していることが特徴である。

全体的なシルエットに大きな変更はないが、モデルチェンジによってよりスマートな見た目になり、ポケットのデザインなども使い勝手を高めたものに変更。自転車に乗って使うことを想定し、ヘルメットと干渉しない形状とされ、加えて重心がパックの底部に集中しないよう上部と下部のボリュームを削ったデザインになっている。

フロントパネルにヘルメットホルダーを装備。底側をジッパーで区切って使える2気室構造も特徴フロントパネルにヘルメットホルダーを装備。底側をジッパーで区切って使える2気室構造も特徴 (c)ドイター
長い時間背負っても背中が蒸れないよう、背面側にはクッション性と通気性を確保した2本のパッドを配置しているのはドイターお馴染みのデザインだろう。背中とバックパックの間に空気の通り道を作り、汗や熱が籠もってしまうのを防いでくれる。肩のストラップや腰に固定するベルト部分も裏側はメッシュ生地を使用し通気性を高めている。

自転車用のアクセサリーを収納しやすいよう各所に工夫が施されており、サイクリストの必需品であるヘルメットのホルダーを装備。あご紐を引っ掛けてバッグに固定することが可能だ。また、ハンドポンプなどを入れやすいサイドのツールポケット、素早く取り出したいグローブやウォーマー類を入れておけるストレッチ性のあるフロントポケット、工具類を個別にしまえるメッシュポケット、スマートフォンやマップサイズに適したサイドポケットなど細かく分けて収納することができる。

ハンドポンプなど細長いツールを入れておけるサイドポケットハンドポンプなど細長いツールを入れておけるサイドポケット (c)ドイター携帯工具やアクセサリー類を入れるのに便利なメッシュポケット携帯工具やアクセサリー類を入れるのに便利なメッシュポケット (c)ドイター

スマートフォンやマップサイズに適したサイドポケットスマートフォンやマップサイズに適したサイドポケット (c)ドイターグローブやウォーマー類の収納に役立つストレッチ性のあるフロントポケットグローブやウォーマー類の収納に役立つストレッチ性のあるフロントポケット (c)ドイター

メインの荷室を2つに分けるジッパーを装備した2気室構造となっており、着替えやツーリング用品を分けて入れておくことも可能。レインカバーも内蔵されとっさの雨でも中身が濡れてしまうのを防いでくれる。

サイズは24Lと30Lに加え、体型の違いを考慮しショルダーストラップの形や長さを女性向けにした28Lという3つの容量がラインアップ。昨今注目を集めているグラベルバイクによるキャンプツーリングにも最適で、30Lなら小型のテントや寝袋、軽量なマット、コッヘルやバーナーなどの調理器具などもまとめて入れられるサイズ感となっている。もちろん、日常使いのデイパックとして使ってもOKだ。

各モデルとも3色展開で、24Lが15,000円(税抜)、28Lと30Lが16,000円(税抜)で販売される。



ドイター TRANS ALPINE24(24L)
サイズ:H50×W24×D20cm
カラー:カリー×アイビー、ラピス×ネイビー、ブラック
重量:1,160g
価格:15,000円(税抜)

ドイター TRANS ALPINE28 SL(28L)
サイズ:H52×W26×D22cm
カラー:ルビー×ブラックベリー、シーグリーン×フォレスト、ブラック
重量:1,190g
価格:16,000円(税抜)

ドイター TRANS ALPINE30(30L)
サイズ:H54×W28×D24cm
カラー:カリー×アイビー、ラピス×ネイビー、ブラック
重量:1,230g
価格:16,000円(税抜)

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