中国で開催されている2.UWTカテゴリーのツアー・オブ・グアンシー。南寧市の周回コースで行われた第3ステージは、パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が集団スプリントを制した。



美女の列に並ぶシェイン・アークボルド(ニュージーランド、ボーラ・ハンスグローエ)美女の列に並ぶシェイン・アークボルド(ニュージーランド、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVosちびっこ記者の取材を受けるワン・メイイン(中国、バーレーン・メリダ)ちびっこ記者の取材を受けるワン・メイイン(中国、バーレーン・メリダ) (c)CorVos

広西チワン族自治区の首府である南寧市を舞台にツアー・オブ・グアンシー第3ステージが開催された広西チワン族自治区の首府である南寧市を舞台にツアー・オブ・グアンシー第3ステージが開催された (c)CorVos
中国南部の広西で開催されているUCIワールドツアーの最終戦ツアー・オブ・グアンシー。大会3日目は広西チワン族自治区の首府である南寧市の市街地を回る計144kmの周回コースで争われた。距離1.6km、平均斜度5.7%の丘が組み込まれているもののコースは概ねフラットであり、この日もスプリンター達が熾烈な争いを繰り広げた。

この日はブライアン・ファンフーテム(オランダ、ロット・スーダル)、ニコラス・ドラミニ(南アフリカ、ディメンションデータ)、ジャコポ・モスカ(イタリア、トレック・セガフレード)のエスケープから幕を開けた。集団も逃げを容認し、ギャップを2~3分前後にコントロールしながらレースを運んだ。

逃げ集団のモスカは、この日設けられた3つの山岳ポイントのうち2つ、2つのスプリントポイントのうち1つをトップで通過し、山岳ジャージに袖を通している。エスケープグループは2つ目のスプリントポイントを前に吸収され、マッテオ・トレンティン(イタリア、マッテオ・トレンティン)、ミヒャエル・シュヴァルツマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)、ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ)の順でポイントを通過した。

自然が残る青秀山風景区を走るプロトン自然が残る青秀山風景区を走るプロトン (c)CorVos少人数スプリントを制した	パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)少人数スプリントを制した パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
最終周回、フィニッシュ6km手前から始まる丘に向けて、各チームは4車線道路を目一杯使い切り位置取り争いを開始。ガヴィリアのスプリントで狙いたいUAEチームエミレーツが主導権を一度は握ったものの、登坂が始まると逃げ切りを決めたい選手によるアタックが繰り広げられる。丘の下りでスプリンターの有力勢はアタックを潰すことに成功したが、アシストを消耗した状態でフラムルージュを通過する。

アシストを一人残したトレンティンがリードアウトを受けスプリントを開始したが、その番手につけていたパスカル・アッカーマンが圧倒的なスピードでトレンティンを交わし、ツアー・オブ・グアンシー第3ステージを制した。アッカーマンは総合、ポイント賞、新人賞首位を堅守し、翌日に駒を進める。

リーダージャージを堅守した	パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)リーダージャージを堅守した パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
ツアー・オブ・グアンシー2019第3ステージ結果
1位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) 3:19:21
2位 アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ)
3位 マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)
4位 ニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ)
5位 ペトル・ヴァコッチ(チェコ、ドゥクーニンク・クイックステップ)
6位 リリアン・カルメジャーヌ(フランス、トタル・ディレクトエネルジー)
7位 セップ・ファンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト)
8位 キール・レイネン(アメリカ、トレック・セガフレード)
9位 ダヴィデ・マルティネッリ(イタリア、ドゥクーニンク・クイックステップ)
10位 メルハウィ・クドゥス(エリトリア、アスタナ)
個人総合成績
1位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) 9:57:45
2位 マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) 0:07
3位 アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ) 0:16
4位 ミケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:18
5位 セップ・ファンマルク(ベルギー、EFエデュケーションファースト) 0:19
6位 ジャコポ・モスカ(イタリア、トレック・セガフレード)
7位 ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ) 0:21
8位 ダヴィデ・マルティネッリ(イタリア、ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:22
9位 マックス・カンター(ドイツ、サンウェブ)
10位 イタマル・アインホルン(イスラエル、イスラエルサイクリングアカデミー )
ポイント賞
1位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) 35
2位 マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット) 30
3位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、UAEチームエミレーツ) 18
山岳賞
1位 ジャコポ・モスカ(イタリア、トレック・セガフレード) 6
2位 ギヨーム・マルタン(フランス、ワンティ・グループゴベール ) 6
3位 ニコラス・ドラミニ(南アフリカ、ディメンションデータ) 4
ヤングライダー賞
1位 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) 9:57:45
2位 アレクサンドル・リアブシェンコ(ベラルーシ、UAEチームエミレーツ) 0:16
3位 ミケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:18

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