Made in Japanならではの高品質なプロダクトを展開するMKS(三ヶ島製作所)。ユニークなデザインが特徴的なLAMBDAをベースとし、スパイクピンを搭載することで実用性を高めたGAMMAがリリースされている。サンフランシスコのバイク工房リヴェンデルとコラボしたモデルとなっている。



MKS GAMMAMKS GAMMA
スピンドルから前後に扇型踏面が伸び、吸盤のようなグリップがデザインされたMKSのLAMBDA(ラムダ)。非常にユニークなルックスを持つLAMBDAがアップデートされた新型「GAMMA(ガンマ)」がリリースされている。今回のブラッシュアップにはサンフランシスコ郊外に工房を構えるRBW(リヴェンデル・バイシクル・ワークス)からのリクエストを受けて、コラボレーションしたモデルとなっている。

LAMBDAを愛用しているRBWのメンバーからの要望は、吸盤型のグリップにスパイクピンを装着すること。このリクエストに応えるべくMKSは、ピンの高さなど細かい部分までRBWによる監修のもと新型の開発をスタート。片面計8つのピンを備えることで、オフロード走行時などペダルにグリップを求めたいシチュエーションに対応しやすいペダルへと進化を遂げている。スパイクピンは六角穴付きM4ねじ式とされているため交換も可能だ。

スパイクピンを搭載したことでグリップ力が向上しているスパイクピンを搭載したことでグリップ力が向上している リフレクターは標準装備されているリフレクターは標準装備されている

スピンドルから8の字を描くように広がる踏面が特徴だスピンドルから8の字を描くように広がる踏面が特徴だ シルバーとブラックの2種類が用意されているシルバーとブラックの2種類が用意されている


ピンを追加しただけではなく、側板を再設計していることもポイント。GAMMAではLAMBDAよりも側板を薄くすることで、スポーティーなルックスを獲得した。吸盤型のグリッパーもスパイクピンの登場により、数が減少しているためスッキリとした見た目に貢献している。また、ペダルの踏面も薄くなり、スタックハイトが低くなっているため、踏み心地がLAMBDAよりもダイレクトになるだろう。ちなみにスパイクピンの頂点の高さが、LAMBDAの吸盤と同じ高さとなっている。

GAMMAの踏面のサイズはLAMBDAとほぼ同等のW78×L118とされており、非常に広い踏面による安定感は継承されている。GAMMAは先述したようにグリップ力とダイレクトな踏み心地を獲得しているため、コミューティングだけではなくグラベルロードやMTBにもマッチする実用的なペダルとなっている。

左はベースとなったLAMBDA、細かくブラッシュアップが行われている左はベースとなったLAMBDA、細かくブラッシュアップが行われている 左がLAMBDA、右がGAMMA。GAMMAの側板が薄く作られていることがわかるだろう左がLAMBDA、右がGAMMA。GAMMAの側板が薄く作られていることがわかるだろう


カラーはシルバーとブラックの2種類。シルバーは側板がショットブラスト仕上げのマットなルックスで、オフロードが似合いそうな無骨なイメージのペダルに仕上げられている。ベアリングはボールベアリング。ヘビーなルックスだが、手にとって回してみると想像以上に軽い回転だ。リフレクターは標準装備だが、取り外すことも可能。価格は5,300円(税抜)。

MKS GAMMAMKS GAMMA


MKS GAMMA
ボディ:アルミ
側板:アルミ
サイズ:W78×L118
ベアリング:ボールベアリング
重量:450g
カラー:シルバー、ブラック
価格:5,300円(税抜)

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