数々の名選手たちの走りを支えたレイザーのハイエンドロードヘルメット「GENESIS」がラインアップに帰ってきた。今回のロード世界選手権から投入され、軽量化を推し進めつつZ1よりも高い通気性も両立したブランド史上最軽量モデルに仕上がる。



レイザー GENESIS(画像はサンプルカラー、ユーロバイクにて撮影)レイザー GENESIS(画像はサンプルカラー、ユーロバイクにて撮影) photo:Gakuto Fujiwara
レイザーの「GENESIS」と言えば、かつてのクイックステップやカチューシャ、ロットチームなど錚々たるプロチームが使用しブランドの一時代を築き上げたモデルとして記憶に残っている人も多いことだろう。後部に向かって流線型を描きテール部分にエッジの立った、まさにロードヘルメットといったルックスで人気を博したモデルだ。

現代のテクノロジーを落とし込み、今回そのGENESISがラインアップに復活を果たした。昨日全日程を終えたロード世界選手権からお披露目され、ユンボ・ヴィズマやサンウェブなどサポートチーム所属の選手たちがレースに投入した模様。その見た目は既存のZ1とCENTURYをかけ合わせたようなデザインとなっており、ハイエンドモデルとして軽量性と通気性をさらに追求した性能が与えられた。

サイドビュー スムーズに空気が流れる流線型のシェルデザインサイドビュー スムーズに空気が流れる流線型のシェルデザイン 頭頂部にダイヤルを配するレイザー独自のアドバンスドロールシスを採用頭頂部にダイヤルを配するレイザー独自のアドバンスドロールシスを採用

既存のZ1(左)との比較 軽量化と通気性向上を果たしている既存のZ1(左)との比較 軽量化と通気性向上を果たしている
後部のLEDテールライトシステムを廃止し軽量化を推し進めた後部のLEDテールライトシステムを廃止し軽量化を推し進めた クイックステップなど往年の名選手たちも使用した旧型GENESISクイックステップなど往年の名選手たちも使用した旧型GENESIS

EUの安全規格であるEN1078をクリアしつつも軽量化を推し進め、Sサイズで”190g”というアンダー200gを達成したブランド史上最軽量モデルに。さらにはCENTURYやエアロヘルメットBULLETで培ったノウハウを活かすことで、Z1よりも優れた通気性も獲得している。また、横幅がZ1より狭められたのはエアロダイナミクスとルックスを良くするためと本国担当者は言う。

フィッティングシステムはレイザーの代名詞とも言える「アドバンスドロールシス」を採用。頭頂部にクロージャーダイヤルを備え、頭の周りを1周したワイヤーを巻き上げることで頭部全体を優しく包み込むようなフィット感を実現している。また、Z1で採用されていたLEDテールライトシステムを廃止したことも軽量化に貢献している。

国内展開モデルはアジアンフィットとなり日本人の頭にもマッチする形状に。S、M、Lの3サイズ展開で、カラーはブラック、ホワイト、マットチタニウム、レッド/ブラック、フラッシュイエローの5色ラインアップだ。価格は21,000円(税抜)。

世界選手権で新型GENESISを投入したプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)世界選手権で新型GENESISを投入したプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア) (c)CorVos
レイザー GENESIS AF(ブラック)レイザー GENESIS AF(ブラック) (c)シマノレイザー GENESIS AF(ホワイト)レイザー GENESIS AF(ホワイト) (c)シマノレイザー GENESIS AF(マットチタニウム)レイザー GENESIS AF(マットチタニウム) (c)シマノ

レイザー GENESIS AF(レッド/ブラック)レイザー GENESIS AF(レッド/ブラック) (c)シマノレイザー GENESIS AF(フラッシュイエロー)レイザー GENESIS AF(フラッシュイエロー) (c)シマノ



レイザー GENESIS AF
サイズ:S(52-56cm)、M(55-59cm)、L(58-61cm)
カラー:ブラック、ホワイト、マットチタニウム、レッド/ブラック、フラッシュイエロー(M・Lのみ)
価格:21,000円(税抜)