「まだナイロは健在であることを見せつけたかった」と語るのはブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージを独走で制したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)。大会2日目にして早速総合争いを繰り広げた選手たちのコメントを紹介します。



ステージ優勝 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

ステージ表彰を受けるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)ステージ表彰を受けるナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) (c)CorVos
今日のような勝ち方は初めて。でもどんなことにも初めてはある。とても美しく、スペシャルな勝利だ。チームも自分も今日のような勝利を必要としていた。

作戦は決まっていなかったけど、2級山岳プイグ・ジョレンサ峠を越えた時点で予想以上に人数が減っていた。アレハンドロ(バルベルデ)と一緒にその展開をうまく利用したんだ。6名が先行してからは協調体制を築けていたし、上手く後続にタイム差をつけることができた。そして最後はニックネームのコンドルに見合うような、空を飛ぶようなポーズでフィニッシュ。支え続けてくれる人々に、まだナイロは健在であることを見せつけたかった。

まだレースは2日が終わっただけなので、総合争いに関してはまだ何もわからない。でも今日の勝利がやる気に繋がるのは間違いないし、これでチームは落ち着いて走ることができる。

ステージ2位&マイヨロホ ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)

マイヨロホに袖を通したニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)マイヨロホに袖を通したニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ) (c)CorVos
このマイヨロホは予想していなかった。でもグランツールでは常々リーダージャージのことを考えているし、何でも起こり得ると思っていた。それが今日起こったなんて、幸せ以上の感情に包まれている。マイヨロホ獲得を告げられた時は言葉を失ったよ。

今日ナイロ(キンタナ)は上手く立ち振る舞った。彼がアタックした時、彼の番手につけていた選手が一瞬ためらった隙に大きな距離が開いた。前回マイヨロホを着た時は、翌日の山頂フィニッシュでダニ・モレノに1秒差で首位を奪われてしまった。だから今回はナイロがボーナスタイムを狙ってくるかどうかに警戒しながら、前回よりも長くマイヨロホを着たい。

ステージ3位 プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)

プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)とファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)とファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ) (c)CorVos
とてもタフなステージだった。最後はステージ優勝を狙えるような力が残っていなかった。昨日の落車の怪我に苦しめられたけど、ステージ3位という結果には満足しているし、タイムを取り返すことができた。ジロ・デ・イタリア以降、スロベニア選手権を除いてレースから遠ざかっていたので、今の状態がどの程度なのか分かっていなかった。だから今日の結果は自信に繋がるよ。

ステージ5位 ファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)

今朝は昨日の落車の怪我の痛みで目が覚めた。ステージ前半は膝の痛みにも悩まされたけど、距離が進むにつれて状況は良くなっていった。最後は暑さの影響で筋肉が攣ったよ。あと数日は落車の影響が残ると思うけど、今日のパフォーマンスで自信がついたし、上手くやりくりできると思う。

ステージ6位 ミケル・ニエベ(スペイン、ミッチェルトン・スコット)

残り20km地点で形成されたプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)ら6名の先頭グループ残り20km地点で形成されたプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)ら6名の先頭グループ photo:CorVos
とても強力なメンバーの逃げだったのでステージ優勝は考えられなかった。最後の2級山岳がとにかくハードだったのでメイン集団の人数が一気に絞られ、そこから先行することでエステバン(チャベス)が集団内で快適に走ることができると判断した。でも予想以上にメイン集団とのタイム差が広がり、その時点でステージ優勝争いに向けて力を温存すべきだった。そしてフィニッシュ手前のラウンドアバウトでコントロールを失って落車しかけてしまい、ステージ優勝争いに絡めず。残念だったけど脚の状態が良いことは確認できた。

ステージ15位 ヤングライダー賞 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

マイヨロホを着て第2ステージを走るミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)マイヨロホを着て第2ステージを走るミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) photo:CorVos
まだ開幕から2日が経っただけで、19ステージも残っているので(首位を明け渡したことを)悩んでなんかいない。脚の調子も良いし何も問題ない。今日はヨン・イサギレのパンクの影響でチームとして上手くレースを運べなかった。彼はチームの総合争いの要であり、彼を集団に復帰させることにチームは戦力を割くことになった。その結果、最後の2級山岳を越えてから誰のアシストも受けることができなかったんだ。でも問題ない。健康状態は良いし、状態も良く、総合上位をキープできている。アシストに徹してくれたチームメイトたちに感謝したい。

ステージ16位 ダヴィデ・フォルモロ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)

とても暑い1日だった。この暑さに慣れないといけない。最後の登りに差し掛かった時、チャンスがあると思ってアタックした。でもその後に形成された先頭グループが強力すぎた。ラファル(マイカ)と自分はタイムを失わず、ともに総合トップ10に入ることに成功。まだマドリードはずっと先にある。

山岳賞 アンヘル・マドラソ(スペイン、ブルゴスBH)

目標通り山岳賞を獲得したアンヘル・マドラソ(スペイン、ブルゴスBH)目標通り山岳賞を獲得したアンヘル・マドラソ(スペイン、ブルゴスBH) (c)CorVos
この山岳賞ジャージにとても満足している。今年のブエルタの最初の目標が今日山岳賞を獲得することだった。もちろんステージ優勝につながる動きになればよかったけど、タイム差は小さすぎた。どれだけこの山岳賞ジャージを着ることができるかわからないけど、どのステージでポイントを効率よく集めることができるかを見極めながら走りたい。でもあくまでも最大の目標はブルゴスBHにステージ優勝をもたらすこと。スペイン北部の本格的な山岳ステージでそれを達成したい。

チームイネオス ニコラ・ポルタル監督

最後の登りに突入するまでは全てが順調だった。オウェイン(ドゥール)とイアン(スタナード)が常にメンバーを良いポジションで走らせていた。暑い1日の最後の登りはとてもハードで、本格的な総合争いがスタート。チームのエースたち(ゲオゲガンハートとプールス)はただついていくことができず、ダビ(デラクルス)だけがタイムロスを最小限に抑えるためにメイン集団に残った(ステージ37位)。今日の結果には到底満足できないものの、これもロードレース。こんなことは起こり得るし、大事なのは残りの3週間に向けてモチベーションを失わないこと。クオリティの高い選手が揃っているので、まだまだ良いレースができると信じている。

text:Kei.Tsuji
photo:CorVos
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