真空断熱ステンレスボトルのパイオニアであるサーモスより、自転車のボトルケージに収まるサイズとされたステンレスボトルの保温・保冷どちらにも対応したマグタイプが新登場している。2017年発売の自転車専用ボトルはストロータイプであったのに対し、新製品は直接口をつけて飲めるマグタイプで、寒い季節は温かい飲み物を入れて使用できる飲み口となっていることが特徴だ。



サーモス 真空断熱ケータイマグ/FJF-580サーモス 真空断熱ケータイマグ/FJF-580 (c)ミズタニ自転車
サーモスといえば魔法瓶を生み出し、商用化したパイオニアとして知られる存在だ。現在も保温/保冷ボトルのリーディングカンパニーとして様々なシチュエーションで活躍するプロダクトを生み出しており、2017年に初めて自転車専用ボトル「FFQ-600」をリリースした。そして、今回、自転車専用ボトルの追加ラインアップとして「真空断熱ケータイマグ/FJF-580」を発表した。

自転車専用と呼ばれる理由はボトルケージにフィットする設計とされているため。FFQ-600の開発時に様々なボトルケージの研究を行った結果、サーモスはボトルの最大胴径を約73mmに設定。加えて、一般的なボトルにあるようなクビレを設け、ボディリングを装備することで、ケージに差し込んだ時のガタツキ防止や握りやすさを追求した。今作でももちろん同様の設計を採用している。

ホットもOK。マグタイプ自転車用ステンレスボトル「FJF-580」ホットもOK。マグタイプ自転車用ステンレスボトル「FJF-580」 自転車のボトルケージのサイズに合わせて作られた2種類のボトル自転車のボトルケージのサイズに合わせて作られた2種類のボトル


FFQ-600と新型のFJF-580の違いは飲み口の仕様。ストローを採用していたFFQ-600に対し、今回の新製品ではストローを用いらず一般的なマグのような飲み口を獲得している。温かい飲み物をストローで飲むと、想像以上の熱さの時に対処できない。この仕様により、温かい飲み物の温度を口先で確かめながら飲むことが可能となった。さらに冷たい飲み物はゴクゴクと飲むことができるのも嬉しい。FJF-580は使い勝手が向上しており、サイクリングでも活躍してくれるはずだ。

ワンタッチでオープンするキャップと飲み口は外すことが可能。特に飲み口は取り外して洗うことができるため、清潔な状態を保つことができる。キャップユニット裏側には人差し指をかけるクボミを採用している。ロングフィンガーグローブを着用していても、しっかりと握ることが可能な形状が特徴である。

ゴクゴクと飲めるようになったサーモスの自転車用ステンレスボトルゴクゴクと飲めるようになったサーモスの自転車用ステンレスボトル (c)ミズタニ自転車
容量は0.58L。約600mlという大きさは500mlのペットボトル飲料と氷を入れて丁度よい上、550mlなどの水や麦茶のペットボトルを購入しても余らしてしまう心配も少ない。暑い時は冷たい飲み物、寒い時は温かい飲み物を飲むことでサイクリングの充実度は向上するだろう。カラーはブラック、ホワイトの2種類。価格は3,800円(税抜)だ。



サーモス 真空断熱ケータイマグ/FJF-580
容量:0.58リットル
本体寸法:約7.5(幅)x8(奥行)x23(高さ)cm
本体重量:約280g
カラー:BK/ブラック、WH/ホワイト
価格:3,800円(税抜)


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