メッセンジャーバッグからスタートしたサンフランシスコ生まれのTIMBUK2。バイクカテゴリーにシティライド用のバイクとの相性が良いバイクバッグがリリースされた。トップチューブ、フレーム前三角、シートポスト、ハンドルバーに取り付ける各プロダクトを紹介しよう。



TIMBUK2 気軽なサイクリングに適したバイクギアをリリースしたTIMBUK2 気軽なサイクリングに適したバイクギアをリリースした
キャンプツーリングの手段の一つとして定着したバイクパッキング。キャリアを使用しなくても良いという手軽さが魅力的だが、キャンプツーリングにまで対応する装備であるためサイズは大きめ。一方、キャリアを必要としないスタイルはアーバンライドにもマッチしていたが、サイズなどが丁度よいプロダクトは今まで少なかった。

メッセンジャーバッグの製作から始まったTIMBUK2がアーバンサイクリスト向けのサイクリングバッグを新たにリリースする。これまでもSonoma Seat PackやCore Frame Bagなど自転車用バッグをリリースしてきたが、今回はバイクパッキングのエッセンスを取り入れながらもコミューティングスタイルに落とし込んだ製品が多く登場している。ラインアップはハンドルバーバッグ、トップチューブバッグ、フレームバッグ、シートバッグの4種類だ。

Beacon Handlebar Bag

Beacon Handlebar BagBeacon Handlebar Bag
従来のハンドルバーバッグはフラットバーに取り付けると丁度良いサイズが多い中、Beaconは一般的なドロップハンドルにも収まる30cm幅のコンパクトサイズが特徴の一品。ロードバイクにも使えるBeaconはアーバンライドから日帰り輪行サイクリングなどにもマッチするため、自転車遊びの幅を広げてくれる存在となりそうだ。

直径13cmの円筒状バッグのメインコンパートメントは、30cmの幅を目一杯に使った広々としたもの。容量は3.5リットルで、ウィンドブレーカーや輪行袋など少々大きめの荷物を収納するのにピッタリ。バッグのサイドには小さめのポケットも用意されており、鍵や小銭入れと行った小物を収納しておくこともできる。

リフレクティブ素材とされているため、被視認性を向上させているリフレクティブ素材とされているため、被視認性を向上させている サイドのポケットには肩紐が収納されているサイドのポケットには肩紐が収納されている

収納されている紐を使えばバッグを肩にかけたり、落下防止のベルトとして使用できたりする収納されている紐を使えばバッグを肩にかけたり、落下防止のベルトとして使用できたりする
また、このポケットには左右それぞれにベルトが備え付けられており、連結させることでショルダーバッグの肩紐となる。自転車にバッグを装着した時に、脱落防止のセーフティーベルトとしても使うことが可能。様々なシチュエーションでサイドポケットとベルトは活躍してくれるだろう。

メインコンパートメント部分には撥水性に優れている素材と止水ジッパーを採用しているため、多少の雨であれば中の荷物を守ることができそうだ。また、大きいサイズのリフレクティブ素材とセーフティライトをクリップできるベルトが備えられており、アーバンライドでの被視認性にも期待できる。自転車への取り付けはバックル付きのベルトで行うため、多少重めの荷物を収納してもバッグが走行中に脱落してしまう心配は少ないはずだ。価格は7,800円(税抜)

Tell Light Seat Pack

Tell Light Seat PackTell Light Seat Pack
太いベルトで固定するため、バッグが振動で揺られる心配も少ない太いベルトで固定するため、バッグが振動で揺られる心配も少ない ロールトップ式とされているため、防水性や収納性に優れているロールトップ式とされているため、防水性や収納性に優れている


自転車ライドに必要な工具や予備パーツを持ち運ぶために使用している方が多いサドルバッグ。これまでもTIMBUK2はサドルバッグをリリースしていたが、今回は新たな設計のモデルを発表。Tell Light Seat Packはバイクパッキング装備で採用されることが多いロールトップ式のサドルバッグ。とはいえサイズは17×14×5.5cm、容量0.7リットルと、アーバンサイクリングでは十分な大きさになっていることが特徴だ。

荷室は予備チューブ、ハンドポンプ、Co2インフレーター一式、ミニツールを入れても余裕が生まれそうなほど広々としている。ウィンドブレーカーやジレなども入れておくことができる上、少し荷物が増えた場合でも、ロールトップ式のメリットを活かして容量を増やして対応することができる。

素材には防水性に優れている生地を使用しており、ロールトップをしっかりと閉じておけば浸水してくる心配も少なそうだ。ただ、豪雨や長時間の雨天ライドでは縫い目から滲みてくることも想定しておきたい。サドルレールとシートポストの2点で自転車に固定する。価格は3,800円(税抜)。

Radar Goody Box

前面はクリアウィンドウとされているため、スマホの画面をチェックできる。また操作も可能だ前面はクリアウィンドウとされているため、スマホの画面をチェックできる。また操作も可能だ
スマホや財布などを収納するのにピッタリだスマホや財布などを収納するのにピッタリだ Radar Goody Boxは深めに作られているため、二つ折り財布なども難なく入れることができるRadar Goody Boxは深めに作られているため、二つ折り財布なども難なく入れることができる


サイクルコンピューターを導入していないが、ライド中も地図やスマホの通知を確認したいサイクリストにおすすめなプロダクトが、Radar Goody Boxだ。フレームのトップチューブに装着するバッグであり、スマホ用のクリアウィンドウとスリーブが設けられていることが特徴。この透明窓ごしにスマホ操作が行え、ライド中もバッグからスマホを取り出さずに地図アプリで経路を確認しやすいようになっている。サイズはiPhone8+までに対応。CW編集部ではiPhone7で操作の確認を行った。

Radar Goody Boxはハードケースとなっており、荷物が少なくとも潰れてしまう事もない。荷室は非常にシンプルなもので、約0.6リットルのスペースには何でも入れることができそう。ロングライドに挑戦する場合は補給食類を多めに入れることも可能。自転車へはトップチューブに1本、コラムに1本のベルトで固定する。価格は4,500円(税抜)。

Signal Frame Bag

Signal Frame BagSignal Frame Bag
ポケットは防水ジッパーで守られているポケットは防水ジッパーで守られている フレームバッグは拡張することもできるフレームバッグは拡張することもできる


幅15cm、長さ34cmのフレームバッグ「Signal Frame Bag」も新たにラインナップに加えられている。容量は4リットルとされているが、バッグ下部に設けられたジッパーを開閉することで容量を調整できることが特徴だ。広めの荷室には比較的大きな物を入れることができるため、このSignal Frame Bagはアーバンライドだけではなくアドベンチャーライドでも活躍してくれそうだ。

また、バッグの右側には550mlのウォーターボトルの収納にぴったりなポケットが備えられているため、バッグを拡張しボトルケージを取り付けられずとも、ボトルを持ち運ぶことができる。もちろんボトルだけではなく、ボトルサイズのクッカーやシングルバーナー用ガス缶などを入れてもいいだろう。

バイクへの取り付けは、ヘッドチューブ側に1つ、トップチューブ側に3つ、シートチューブ側に2つ、ダウンチューブ側に2つのベルトで行う。非常に多くのポイントで自転車に固定できるため、ライド中にフレームバッグが揺さぶられてストレスとなってしまうことも少ないはずだ。価格は11,000円(税抜)。



TIMBUK2 Beacon Handlebar Bag
サイズ:約13×30cm
容 量:約3.5リットル
価 格:7,800円(税抜)

TIMBUK2 Tell Light Seat Pack
サイズ:約17×14×5.5cm
容 量:約0.7リットル
価 格:3,800円(税抜)

TIMBUK2 Radar Goody Box
サイズ:約18×9.5×4.5cm
容 量:約0.6リットル
価 格:4,500円(税抜)

TIMBUK2 Signal Frame Bag
サイズ:約15×34cm
容 量:約4リットル
価 格:11,000円(税抜)

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