真夏の白熱したレースに加え、新しい機材にも注目が集まるUCIワールドツアー初戦サントス・ツアー・ダウンアンダー。UCIワールドチームのバイクをゼッケン順に細かく紹介していきます。第1弾はミッチェルトン・スコット、ボーラ・ハンスグローエ、トレック・セガフレードの3チーム。

ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL

ミッチェルトン・スコット / スコット FOILミッチェルトン・スコット / スコット FOIL photo:Kei Tsuji
ダウンアンダーで大会連覇を果たしたミッチェルトン・スコットは2012年のチーム創設時から一貫してスコットに乗る。グランツールの山岳ステージなどでは軽量なアディクトが好まれることが多いが、ダウンアンダーではルーカス・ハミルトン(オーストラリア)を除くメンバー全員がエアロロードバイクのフォイルに乗った。
コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、同社のパワーメーターを使用コンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、同社のパワーメーターを使用 photo:Kei Tsujiピレリのタイヤを使用する唯一のチームピレリのタイヤを使用する唯一のチーム photo:Kei Tsuji

写真はこのダウンアンダーを最後に現役を引退したマシュー・ヘイマン(オーストラリア)のバイクで、パーツ構成は概ね前年度から変更なし。メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、ホイールやペダル、パワーメーターもシマノで揃えている。Di2のジャンクションはハンドル左端のバーエンドに装着される。

チームカラーのサドルやハンドルはスコット傘下のシンクロスで、ステム一体型のエアロハンドルを好む選手も多い。UCIワールドチームの中で唯一ピレリのタイヤを使用。今回はリムブレーキで統一したが、ヨーロッパレースではディスクブレーキを随時投入していく。
プレート台座はシートポストにさりげなく付くプレート台座はシートポストにさりげなく付く photo:Kei Tsujiペダルは+4mmのロングシャフトペダルは+4mmのロングシャフト photo:Kei Tsuji
サドルはシンクロスのBELCARRA V1.0サドルはシンクロスのBELCARRA V1.0 photo:Kei Tsujiシンクロスサドルの裏側にもデザインが入るシンクロスサドルの裏側にもデザインが入る photo:Kei Tsuji

ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge

ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Vengeボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge photo:Kei Tsuji
2年連続で丘陵ステージを制し、抜群の存在感を放ったペテル・サガン(スロバキア)擁するボーラ・ハンスグローエはスペシャライズドのS-WorksヴェンジとターマックSL6をコース特性に合わせて使い分けた。サガンは主にヴェンジでダウンアンダーを走り、山岳ステージではターマックを投入。また、初日のクリテリウムではアルミ製のアレースプリントに乗って2位に入っている。写真のサガンのバイクはサガンスペシャルカラーで、+4mmのロングシャフトペダルを除いて他の選手との違いはない。
スペシャライズド/4iiiiのパワーメーターを継続的に使用するスペシャライズド/4iiiiのパワーメーターを継続的に使用する photo:Kei Tsujiコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、プーリーはセラミックスピードコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、プーリーはセラミックスピード photo:Kei Tsuji

メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、メンバー全員がディスクブレーキを使用した。ローター径はプロトンの中で標準規格となっている前160mm/後140mm。

2018年度からの変更点は少なく、ロヴァールのホイールにスペシャライズとのタイヤ&サドルの組み合わせ。ヴェンジにはデフォルトのエアロハンドルを、そしてターマックにはPROのステムとハンドルを装着した。パワーメーターはスペシャライズドとパートナーシップを組んでいる4iiii(フォーアイ)製。コンピューターはワフーのエレメントボルトだ。
「RETUL」の文字が入るステムキャップ「RETUL」の文字が入るステムキャップ photo:Kei TsujiサドルはS-WORKSのRomin EvoサドルはS-WORKSのRomin Evo photo:Kei Tsuji
ホイールはロヴァールのCLX64ディスクと同50を使用するホイールはロヴァールのCLX64ディスクと同50を使用する photo:Kei Tsuji扁平したシートポストに合わせた形状のプレート台座扁平したシートポストに合わせた形状のプレート台座 photo:Kei Tsuji
ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)がクリテリウムで使用したスペシャライズドAllez Sprint Discペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)がクリテリウムで使用したスペシャライズドAllez Sprint Disc photo:Kei Tsuji

トレック・セガフレード / トレック Emonda SLR Disc

トレック・セガフレード / トレック Emonda SLR Discトレック・セガフレード / トレック Emonda SLR Disc photo:Kei Tsuji
ウィランガヒルで6年連続優勝を果たし、総合2位でレースを終えたリッチー・ポート(オーストラリア)擁するトレック・セガフレード。もちろんバイクはタイトルスポンサーのトレックで、ポートはトレーニングでエアロロードのマドンに乗りながらもレースでは一貫してエモンダに乗った。ポートを除く選手はマドンで揃えている。
発表が待たれる12速のスラム・レッドeTap発表が待たれる12速のスラム・レッドeTap photo:Kei Tsuji一体型チェーンリングは50-37Tという独特の組み合わせ一体型チェーンリングは50-37Tという独特の組み合わせ photo:Kei Tsuji

スラムがまだ12速コンポーネントのレッドeTapを発表していないため、バイクを外に持ち出しての撮影はNG。レース現場で触らないことを条件に撮影が許された。トレック・セガフレードは2019年に完全ディスクブレーキ化(TTバイクを除く)を果たしたチームの一つだ。多段化と特徴的なギア構成、外周が一直線になる独特なチェーンが注目を集めた。

パワーメーターはスラム系列クオークのプロトタイプで、ホイールやサドル、ハンドル周りはボントレガーで統一。ガーミンのコンピューターとヴィットリアのタイヤを使用する。スラム使用チームでありながらペダルはシマノを継続。ウィランガヒルのステージでは、勝負をかけるためにホイールを前後ボントレガー ・アイオロスXXX2で揃えた。
サドルはボントレガーのカーボンXXXサドルはボントレガーのカーボンXXX photo:Kei Tsujiステムやハンドルはボントレガーのオーソドックスな組み合わせステムやハンドルはボントレガーのオーソドックスな組み合わせ photo:Kei Tsuji
メンバー全員が12速&ディスクブレーキ仕様のスラム・レッドeTapを使用したメンバー全員が12速&ディスクブレーキ仕様のスラム・レッドeTapを使用した photo:Kei Tsujiウィランガヒルのステージでは前後にボントレガーのアイオロスXXX2を投入ウィランガヒルのステージでは前後にボントレガーのアイオロスXXX2を投入 photo:Kei Tsuji

text&photo:Kei Tsuji in Adelaide, Australia
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