複数種目の合計ポイントで争われるオムニアムの男子エリートレースで、橋本英也が2年連続3度目の金メダルを獲得。来週開催されるワールドカップに向けて弾みをつけた。JCFのレポートを元にお伝えしよう。



強豪選手が揃うオムニアムを制した橋本英也(日本)強豪選手が揃うオムニアムを制した橋本英也(日本) (c)2019 JCF男子オムニアム 悠々とフィニッシュする橋本英也(日本)男子オムニアム 悠々とフィニッシュする橋本英也(日本)

2年連続3度目のオムニアム金メダルを獲得した橋本英也(日本)	パラ男子B個人パーシュート決勝2年連続3度目のオムニアム金メダルを獲得した橋本英也(日本) パラ男子B個人パーシュート決勝 (c)2019 JCF
1月11日、アジア選手権トラック競技2日目は男子オムニアム、女子スプリントなどが行われた。

スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、そしてポイントレースと合計4種目で争われる男子オムニアムにはアジア大会で連覇を果たした橋本英也が出場。ワールドツアーチームに所属するミルザアルハマディ(アラブ首長国連邦)やザカロフ(カザフスタン)といった強豪相手に1種目めのスクラッチこそ5位と出遅れたものの、以降の競技で順調に得点を重ね、最後は僅差の末に優勝。3度目のアジア選手権優勝を連覇で飾った。

女子スプリントは小林優香と太田りゆが出場するも共に1/4決勝で敗退。パラサイクリングではB男子個人パーシュートで木村・倉林ペアが得意の中距離種目で金メダルを獲得した。また、男子ジュニア1kmタイムトライアルでは市田龍生都が銀メダル、ジュニア女子スプリントでは飯田風音が3-4位決定戦を制して銅メダルを獲得した。

橋本英也のコメント

後半は自分らしいレースができた。ポイントレースでは接戦になったが最後に自信があったので、うまくレースを組み立てられた。1回勝つのと繰り返すのは全然違うので、3回目の優勝は自信になる。来週のワールドカップではプレッシャーをプレジャーに、一桁順位から狙えたらメダルを取りたい。

ジュニア男子1kmタイムトライアル決勝 2位となった市田龍生都(日本)ジュニア男子1kmタイムトライアル決勝 2位となった市田龍生都(日本) (c)2019 JCF男子ジュニア1kmタイムトライアル 市田龍生都(日本)は2位銀メダル男子ジュニア1kmタイムトライアル 市田龍生都(日本)は2位銀メダル (c)2019 JCF

ジュニア女子スプリント3-4位決定戦 飯田風音(日本)ジュニア女子スプリント3-4位決定戦 飯田風音(日本) (c)2019 JCF女子ジュニアスプリント 銅メダルを掲げる飯田風音(日本)女子ジュニアスプリント 銅メダルを掲げる飯田風音(日本) (c)2019 JCF

パラ男子B個人パーシュート ジャージと金メダルを受け取った木村・倉林組パラ男子B個人パーシュート ジャージと金メダルを受け取った木村・倉林組 (c)2019 JCF
男子オムニアム
1位 橋本英也(日本) 125点
2位 ユースフ・ミルザアルハマディ(アラブ首長国連邦) 121点
3位 シン・ドンギン(韓国) 120点
女子スプリント
1位 李慧詩(香港)
2位 鍾天使(中国)
3位 イ・へジン(韓国)
5位 小林優香(日本)
8位 太田りゆ(日本)
男子ジュニア1kmタイムトライアル
2位 市田龍生都(日本) 1分5秒765
女子ジュニアスプリント
3位 飯田風音(日本)
女子ジュニア個人パーシュート
5位 内野艶和(日本) 2分40秒201…予選タイム
パラサイクリングB男子4km個人パーシュート
1位 日本(木村和平・倉林巧和)
text&photo:2019 JCF

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