トレック・セガフレードと別府史之が契約延長を発表を行った。契約期間は東京オリンピック開催年、2020年までの2年間。別府は合計7シーズンを現チームで過ごすこととなる。



契約更新を行った別府史之(トレック・セガフレード)契約更新を行った別府史之(トレック・セガフレード) photo:Shojiro.Nakabayashi
現在ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)に出場中の別府史之。茅ヶ崎出身の35歳は東京オリンピックが開催される2020年までトレック・セガフレードの一員として過ごすこととなる。

2005年にディスカバリーチャンネルでプロ入りし、スキルシマノからレディオシャック、オリカ・グリーンエッジ、そして現チームとワールドツアーサーキットを渡り歩いてきた別府。2014年にトレックファクトリーレーシング入りしてから合計5シーズンを現チームで過ごし、その中でグランツールに6回出場して全て完走、日本人選手として初めて「モニュメント(五大クラシック)」全完走など記録を打ち立ててきた。

別府はプレスリリースの中で「東京オリンピックの年までチームとの契約を更新できることを非常に嬉しく思っています。母国開催のオリンピックは僕にとって特別なもの、そして大きな目標になるでしょう。日本を出てヨーロッパに拠点をおいて18年、既に人生の半分をヨーロッパでのレース活動に費やしてきた僕にとって、2020年のオリンピックまでレースを続けられることに大きな意味があります。これまで自転車競技界のたくさんの変化を目にしてきましたが、この素晴らしいスポーツに対する僕の情熱は何も変化していません。これからの2年間も全力で挑んでいきたいと思います」とコメントする。

現在開催中のツール・ド・ポローニュで連日スプリンターのために働く別府史之(トレック・セガフレード)現在開催中のツール・ド・ポローニュで連日スプリンターのために働く別府史之(トレック・セガフレード) photo:Tour de Pologne
チームGMのルカ・グエルチレーナ氏は「強力なチームには強力なサポート役が必要で、もしそれが無ければアグレッシブに攻めることは不可能だ。最近契約更新したクーン・デコルト(オランダ)やマルケル・イリサール(スペイン)と同じくフミはチームの選手として長いキャリアを持ち、チームメイトのために自分を犠牲にできる選手。あらゆる場面で走れる選手であり、だからこそチーム内での地位を確立している。彼をもう2年間チーム員として迎えることができて嬉しく思っている」と語っている。

また、別府は8月23日に男子ロードレースが開催される、4年に一度のアジア競技大会の代表メンバーにも選出されている。

text:So.Isobe

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