今大会初の山頂フィニッシュで今期好調のアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)が独走勝利。ライバルを置き去りにしてマリアローザを手中に収めた。



スタートを待つ與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)スタートを待つ與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)が出走サインアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)が出走サイン (c)CorVos


北イタリアを舞台に開催されているジロ・ローザは大会6日目。総合争いが過熱する後半戦を迎え、この日は初となる頂上ゴールがお目見えした。

風光明媚なコモ湖畔を北上し、2級山岳ジェローラ・アルタを目指す走行距離は116.8km。ジェローラ・アルタは2級山岳と言ってもラスト10kmで獲得標高800m近くを稼ぎ出す長距離登坂で、予想通り激しい総合争いが展開されることとなった。

集団内で走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)集団内で走る與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5
補給を受け取るルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)補給を受け取るルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ) (c)CorVosパンクやメカトラブルに見舞われたエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)パンクやメカトラブルに見舞われたエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5


メイン集団は緊張感を高めつつハイスピードで平坦区間を駆け抜け、ジェローラ・アルタの麓に到達。山岳を得意としないマリアローザのルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)は遅れ、チームリーダーのエリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)のアシストを担う與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)も前日からの不調によって先頭集団から離れていく。

一時先頭集団が13名程度まで絞られたものの、お見合いが続いたことでマリアローザら遅れたメンバーが次々と合流。それを嫌ってアン・サンテステバン(スペイン、アレ・チポッリーニ)やサブリナ・ストゥルテンス(オランダ、ワオディールス)がペースを上げたことで本格的な勝負の火蓋が切って落とされた。

アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)とアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)の攻撃に対応できたのはカタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)、アシュレー・ムールマンパシオ(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ)、そしてヴィクトリア・ガルシア(スペイン、モビスター)のみ。ミッチェルトンは2名を揃えて有利に持ち込むと、残り3.9kmでスプラットが強烈なアタックで独走に持ち込んだ。

後続を振り切ってフィニッシュするアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)後続を振り切ってフィニッシュするアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)が2位に入り、ミッチェルトン・スコットがワンツー勝利アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)が2位に入り、ミッチェルトン・スコットがワンツー勝利 (c)CorVosマリアローザ逆転を許したルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)マリアローザ逆転を許したルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ) (c)CorVos


今期サントス・ウィメンズツアー総合優勝を皮切りにアルデンヌクラシックで表彰台2回獲得、スペインのワールドツアーレース総合優勝と波に乗るスプラットは一気に15秒を稼ぎ出し、緩斜面区間でもじわじわとリードを拡大。後続グループにはメーガン・グアルニエール(アメリカ、ブールスドルマンス)が加わったものの、数の利を生かすことはできなかった。

結局スプラットは29秒差でフィニッシュし、遅れたウィンダーとのタイム差をひっくり返してマリアローザを獲得。今大会のマリアローザ着用者は5人目で、スプラットは初日のチームタイムトライアルで優勝したサンウェブ以外で初めて総合首位に立った。

マリアローザに袖を通したアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)マリアローザに袖を通したアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
また、不調に苦しんだ與那嶺は6分半遅れでフィニッシュ。リーダーのロンゴボルギーニも体調不良に見舞われ2分51秒遅れの23位に終わっている。山岳ジャージもスプラットの元へと渡った。以下は本人から送られたレースレポート。



ゴールは標高1100m、ラスト10kmで一気に800mを登ります。昨日と同じくチームの作戦はエリサのフォロー。そして彼女は地元。なんとしてもステージ優勝が欲しい日ですが、起こるべくして起きてしまうトラブル。残念でした。

與那嶺恵理らウィグル・ハイファイブのメンバーが紹介を受ける與那嶺恵理らウィグル・ハイファイブのメンバーが紹介を受ける (c)Vélofocus/Wiggle High5
スタート後、非常に速いペースでプロトンは進みます。私も動きながらアタックとチェックをを繰り返しプロトンの前方をキープします。一列棒状が続く中、ほぼ前方付近でクラッシュ!私も20番手前後で展開しながら急ブレーキ、ギリギリ回避をしました。そしてプロトンの後方まで落ち、そこからまた前に上がります。

コモ湖畔を走り抜けるプロトン。きれいな湖なのですが見る暇も当然なく、ワールドツアーのプロトンは本当に速い。登り口へ向けエリサのポジションを見ながら展開していると。エリサがメカニカルトラブル。パンク、変速機動かず、バイク交換、ポジションが違い、チームメイトのバイクを借りる。計3回ものバイク交換で集中力が厳しくなってしまいます。

私もフォローをしながら自分の登りのフィーリングが良いことを願ってすごいスピードで登り口へ突入。そして900mの登りが始まります。困りました…。今日も登りの感触はとても悪い。エリサのフォローをしたのですが、もうどうにもなりません。

苦しみつつも登りをこなす與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)苦しみつつも登りをこなす與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ) (c)Vélofocus/Wiggle High5
世界チャンピオンのバラックとの集団で登りました。沖縄で一緒に戦ったエレンはこの集団からもドロップ。昨年まで所属したFDJのチームカーとメカニックがいつも助けてくれるのは内緒です。エリサは内臓を崩してしまい、タイムを失いました。明日の出走も難しい感じです。プロと言えども、ダメな日はダメで。どうしようもなく、もうしょうがない。

ゴールタイムは3時間弱で、距離は約120km。ニュートラルが5kmがあり、そして登り頂上ゴール。それなのにこのタイム。すごく速い。本当に一気にワールドツアー女子のレベルが上ってきています。

明日の第七stageは個人タイムトライアル。標高900mから2000mまで、1100mを15kmで登ります…。明日は脚が動きますように。日々丁寧に、無事これ名馬でゴールを目指します。
ステージ結果
1位アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)2h57’49”
2位アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)+29”
3位アシュレー・ムールマンパシオ(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ)+31”
4位メーガン・グアルニエール(アメリカ、ブールスドルマンス)+32”
5位アン・サンテステバン(スペイン、アレ・チポッリーニ)
6位ヴィクトリア・ガルシア(スペイン、モビスター)
7位カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)+34”
8位サブリナ・ストゥルテンス(オランダ、ワオディールス)+35”
9位ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)
10位セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、サーヴェロ・ビグラ)
53位與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)+6’33”
個人総合成績
1位アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)15h38’44”
2位ルス・ウィンダー(アメリカ、サンウェブ)+30”
3位アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、ミッチェルトン・スコット)+33”
4位ルシンダ・ブラント(オランダ、サンウェブ)+40”
5位アシュレー・ムールマンパシオ(南アフリカ、サーヴェロ・ビグラ)+58”
6位セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、サーヴェロ・ビグラ)+1’06”
7位カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)+1’16”
8位メーガン・グアルニエール(アメリカ、ブールスドルマンス)+1’49”
9位リア・キルヒマン(カナダ、サンウェブ)+2’08”
10位サブリナ・ストゥルテンス(オランダ、ワオディールス)+2’31”
ポイント賞
1位クリスティン・ウィルド(オランダ、ウィグル・ハイファイブ)31pts
2位ジョリーン・ドール(ベルギー、ミッチェルトン・スコット)30pts
3位マリアンヌ・フォス(オランダ、ワオディールス)23pts
山岳賞
1位アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)17pts
2位エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、ウィグル・ハイファイブ)14pts
3位カタジナ・ニエウィアドーマ(ポーランド、キャニオン・スラム)7pts
ヤングライダー賞
1位ソフィア・ベルティッツォーロ(イタリア、アスタナ・ウィメンズ)15h43’44”
2位ナディア・クァリオット(イタリア、トップガールス・ファッサボルトロ)+1’33”
3位ジュリエット・ラボウ(フランスサンウェブ)+3’36”
チーム総合成績
1位サンウェブ46h23’01”
2位モビスター+5’16”
3位サーヴェロ・ビグラ+7’52”
text:So.Isobe
photo:CorVos,Vélofocus/Wiggle High5
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