今大会4度目の集団スプリントで、これまでトップ10入りを繰り返していたルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)が勝利。3勝目を目指したリカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ)は2位に沈んだ。
マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
スタートラインに並ぶ山本元喜(キナンサイクリングチーム) (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
逃げにトライする中西健児(キナンサイクリングチーム) (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
マレー半島を反時計回りに巡るツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)は6日目。タパーからタンジュンマリムを目指す108.4kmのショートステージで再びスプリンターが火花を散らすこととなった。
スタートからアタック合戦が続くも、総合5位のエフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ)が中間スプリントのボーナスタイムを狙ったため、アスタナ率いる集団は20km地点まで一塊のまま進む。ギディッチは2位通過に成功したが総合4位のアマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア、ディメンションデータ)が3位に続いたため、1秒を詰めたに留まった。
108.4kmのショートコースを走るツール・ド・ランカウイ第6ステージ (c)CorVos
やがて、かつてツール・ド・おきなわに出場したトゥラキ・ブーンラタナサナコーン(タイ、タイランドコンチネンタル)の単独逃げが決まり、途中激しいスコールに見舞われながらゴールに向けて距離を減らしていく。アスタナが中心となってメイン集団を率い、およそ50kmを逃げたブーンラタナサナコーンを吸収。集団スプリントへの体勢を整えていく。
鋭角コーナーが続くトリッキーな市街地コースを有利なポジションで抜け、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだのは、これまでトップ10入りを繰り返していたルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)。追い込むリカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ)を抑えて今大会初勝利を飾った。
集団スプリントを制したルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) (c)CorVos
メイン集団内でフィニッシュしたトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)の総合成績は変わらず (c)KINAN Cycling Team/Syunsuke FUKUMITSU
ルカ・パチオーニ(イタリア)の勝利をウィリエール・トリエスティーナのメンバーが祝福 (c)CorVos
2015年に研修生としてランプレ・メリダ入りし、翌年からアンドローニ・ジョカトリに2年間在籍した24歳のパチオーニ。今年はウィリエールと2年契約を結び、ラ・トロピカル・アミッサボンゴとツール・ド・台湾最終ステージで勝利した勢いを保ったままランカウイに乗り込んでいた。
「自分をピュアスプリンターだとは思っていないけれど、今日のようなフィニッシュはいつだって燃えるし、やってやろうという気になる。今日はチャンスを与えられれば勝てることを示せたので満足しているよ」とパチオーニはフィニッシュ直後のインタビューに応える。ミナーリは2位に甘んじたものの、得点を重ねたことでポイント賞首位を堅守。この日総合順位に動きは無かった。



マレー半島を反時計回りに巡るツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)は6日目。タパーからタンジュンマリムを目指す108.4kmのショートステージで再びスプリンターが火花を散らすこととなった。
スタートからアタック合戦が続くも、総合5位のエフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ)が中間スプリントのボーナスタイムを狙ったため、アスタナ率いる集団は20km地点まで一塊のまま進む。ギディッチは2位通過に成功したが総合4位のアマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア、ディメンションデータ)が3位に続いたため、1秒を詰めたに留まった。

やがて、かつてツール・ド・おきなわに出場したトゥラキ・ブーンラタナサナコーン(タイ、タイランドコンチネンタル)の単独逃げが決まり、途中激しいスコールに見舞われながらゴールに向けて距離を減らしていく。アスタナが中心となってメイン集団を率い、およそ50kmを逃げたブーンラタナサナコーンを吸収。集団スプリントへの体勢を整えていく。
鋭角コーナーが続くトリッキーな市街地コースを有利なポジションで抜け、先頭でフィニッシュラインに飛び込んだのは、これまでトップ10入りを繰り返していたルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)。追い込むリカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ)を抑えて今大会初勝利を飾った。



2015年に研修生としてランプレ・メリダ入りし、翌年からアンドローニ・ジョカトリに2年間在籍した24歳のパチオーニ。今年はウィリエールと2年契約を結び、ラ・トロピカル・アミッサボンゴとツール・ド・台湾最終ステージで勝利した勢いを保ったままランカウイに乗り込んでいた。
「自分をピュアスプリンターだとは思っていないけれど、今日のようなフィニッシュはいつだって燃えるし、やってやろうという気になる。今日はチャンスを与えられれば勝てることを示せたので満足しているよ」とパチオーニはフィニッシュ直後のインタビューに応える。ミナーリは2位に甘んじたものの、得点を重ねたことでポイント賞首位を堅守。この日総合順位に動きは無かった。
ステージ結果
1位 | ルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | 2h24’55” |
2位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | |
3位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム) | |
4位 | アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニCSF) | |
5位 | エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ) | |
6位 | パオロ・シモン(イタリア、バルディアーニCSF) | |
7位 | マッテーオ・マルチェッリ(イタリア、アンドローニ・シデルメク・ボッテキア) | |
8位 | シモン・サジノック(ポーランド、CCCスプランディ・ポルコウィチェ) | |
9位 | ディラン・ペイジ(スイス、チームセプラサイクリング) | |
10位 | メトケル・イヨブ(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム) |
個人総合成績
1位 | アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) | 23h46’29” |
2位 | ベンジャミン・ディボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) | +32” |
3位 | ハリソン・スウィーニー(オーストラリア、ミッチェルトン・バイクエクスチェンジ) | +59” |
4位 | アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー(エリトリア、ディメンションデータ) | +1’00” |
5位 | エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ) | +1’05” |
6位 | トマ・ルバ(フランス、キナンサイクリングチーム) | +1’08” |
7位 | アルヴァロ・ドゥアルテ(コロンビア、フォルカ・アムスキンズ) | +1’10” |
8位 | メトケル・イヨブ(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム) | +1’20” |
9位 | ピオトル・ブロジナ(ポーランド、CCCスポランディ・ポルコウィチェ) | |
10位 | ルーカ・ラッジオ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ・セライタリア) |
ポイント賞
1位 | リカルド・ミナーリ(イタリア、アスタナ) | 55pts |
2位 | アンドレア・グアルディーニ(イタリア、バルディアーニCSF) | 46pts |
3位 | ルカ・パチオーニ(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ) | 35pts |
山岳賞
1位 | アルテム・オヴェチキン(ロシア、トレンガヌサイクリングチーム) | 40pts |
2位 | アルヴァロ・ドゥアルテ(コロンビア、フォルカ・アムスキンズ) | 28pts |
3位 | ベルナルド・スアサ(コロンビア、マンサナ・ポストボン) | 27pts |
チーム総合成績
1位 | トレンガヌサイクリングチーム | 71h22’26” |
2位 | アスタナ | +2’06” |
3位 | キナンサイクリングチーム | +2’11” |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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