2017/03/29(水) - 10:03
1級山岳で絞られた20名のゴール勝負で、ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)が勝利。落車を回避した早川朋宏(愛三工業レーシング)がステージ6位に入り、アジアンライダー賞をキープしている。
ツール・ド・台湾は国際空港のある桃園市内から内陸へと向かい、2つの2級山岳(標高308mと255m)、そして1級山岳(標高438m)角板山公園にゴールする名物山岳コースで、翌日のクイーンステージへと続く総合争い上でも重要な1日だ。
前日までとは異なり、この日は50.4km地点にあるスプリントポイントの手前で4名が先行し、3分ほどのタイム差で逃げる展開に。しかし1つめの山岳から人数が減り、2つめのKOMまでに残ったのは1名のみだった。
2つめのKOM通過と同時に最後まで逃げていた選手を吸収すると、ここから01秒差の総合2位に付ける第1ステージ勝者、エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)がアタック。メイン集団に20秒程度を稼ぎ出してアップダウン区間を逃げ続けたが、その後チーム右京やアイソウェイスポーツ・スイスウェルネスがコントロールする集団に吸収された。
20名ほどの集団はペースを上げつつ1級山岳をクリアし、なだれ込むようにコーナーが連続するゴール前へ。終盤のアタックにも反応していたダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)が先行し、すぐ後ろでは急コーナーでオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)ら数人が絡んで落車。NIPPOヴィーニファンティーニ勢は足止めを食らい、ステージ優勝争いから脱落してしまった。
アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)の追い上げ届かず、サマーヒルが勝利。総合首位ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール)が大きく遅れたため、サマーヒルはリーダージャージも手に入れた。
また、落車を回避した早川朋宏(愛三工業レーシング)は6位フィニッシュしてアジアンライダー賞を守り、ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)も途中のKOMでポイントを稼いだため山岳賞をキープしている。
ツール・ド・台湾2017第3ステージ結果
1位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) 2h45'52"
2位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
3位 ブレンドン・ジョーンズ(オーストリア、JLTコンドール)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +05"
7位 エデル・フライレ(メキシコ、エレベート・KHSプロサイクリング)
8位 ジェームス・マクラフリン(イギリス、ヒリンコ・アドヴァリック)
9位 アレックス・オーエン(アメリカ、エレベート・KHSプロサイクリング)
10位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) 7h06'42"
2位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス) +04"
3位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +06"
4位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +09"
5位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +10"
6位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア) +13"
7位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +15"
8位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
9位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
10位 ガデル・ミズバニ(イラン、タブリーズ・シャーダリー)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 シーベル・セボン
text:So.Isobe
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
ツール・ド・台湾は国際空港のある桃園市内から内陸へと向かい、2つの2級山岳(標高308mと255m)、そして1級山岳(標高438m)角板山公園にゴールする名物山岳コースで、翌日のクイーンステージへと続く総合争い上でも重要な1日だ。
前日までとは異なり、この日は50.4km地点にあるスプリントポイントの手前で4名が先行し、3分ほどのタイム差で逃げる展開に。しかし1つめの山岳から人数が減り、2つめのKOMまでに残ったのは1名のみだった。
2つめのKOM通過と同時に最後まで逃げていた選手を吸収すると、ここから01秒差の総合2位に付ける第1ステージ勝者、エドウィン・アヴィラ(コロンビア、チームイルミネート)がアタック。メイン集団に20秒程度を稼ぎ出してアップダウン区間を逃げ続けたが、その後チーム右京やアイソウェイスポーツ・スイスウェルネスがコントロールする集団に吸収された。
20名ほどの集団はペースを上げつつ1級山岳をクリアし、なだれ込むようにコーナーが連続するゴール前へ。終盤のアタックにも反応していたダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)が先行し、すぐ後ろでは急コーナーでオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)ら数人が絡んで落車。NIPPOヴィーニファンティーニ勢は足止めを食らい、ステージ優勝争いから脱落してしまった。
アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)の追い上げ届かず、サマーヒルが勝利。総合首位ジェームス・ガレン(イギリス、JLTコンドール)が大きく遅れたため、サマーヒルはリーダージャージも手に入れた。
また、落車を回避した早川朋宏(愛三工業レーシング)は6位フィニッシュしてアジアンライダー賞を守り、ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)も途中のKOMでポイントを稼いだため山岳賞をキープしている。
ツール・ド・台湾2017第3ステージ結果
1位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) 2h45'52"
2位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス)
3位 ブレンドン・ジョーンズ(オーストリア、JLTコンドール)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
5位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル)
6位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +05"
7位 エデル・フライレ(メキシコ、エレベート・KHSプロサイクリング)
8位 ジェームス・マクラフリン(イギリス、ヒリンコ・アドヴァリック)
9位 アレックス・オーエン(アメリカ、エレベート・KHSプロサイクリング)
10位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
個人総合成績
1位 ダニエル・サマーヒル(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) 7h06'42"
2位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス) +04"
3位 マルコ・ザノッティ(イタリア、モンキータウンコンチネンタル) +06"
4位 エドムンド・ブラッドビューリー(イギリス、JLTコンドール) +09"
5位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京) +10"
6位 ラクラン・ノリス(オーストリア、ユナイテッドヘルスケア) +13"
7位 早川朋宏(愛三工業レーシング) +15"
8位 伊藤雅和(NIPPOヴィーニファンティーニ)
9位 ケヴィン・デヨンフ(ベルギー、シーベル・セボン)
10位 ガデル・ミズバニ(イラン、タブリーズ・シャーダリー)
ポイント賞
1位 エドウィン・アヴィラ(チームイルミネート)
山岳賞
1位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、チーム右京)
チーム総合成績
1位 シーベル・セボン
text:So.Isobe
photo:www.tourdetaiwan.org.tw
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