イタリア・トスカーナ地方にてGPインダストリア&アルティジアナート(UCI1.1)が開催された。残り20km地点で抜け出した6名のスプリント勝負となり、アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)が先着。2014年に続く2度目の勝利を収めた。


少しずつ春の色が増しているトスカーナで開催されたGPインダストリア&アルティジアナート少しずつ春の色が増しているトスカーナで開催されたGPインダストリア&アルティジアナート photo:TDWsport / KT

序盤から逃げたニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ら4名序盤から逃げたニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ら4名 photo:TDWsport / KT雨に濡れたトスカーナのワインディング雨に濡れたトスカーナのワインディング photo:TDWsport / KT登りでペースアップを行うオリカ・スコット登りでペースアップを行うオリカ・スコット photo:TDWsport / KT最後のKOMで抜け出し、ゴールを目指すリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)ら最後のKOMで抜け出し、ゴールを目指すリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)ら photo:TDWsport / KTリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)を差し切ってスプリント勝負を制したアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)を差し切ってスプリント勝負を制したアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) photo:TDWsport / KTアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)をリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)とリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)が囲むアダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)をリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)とリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)が囲む photo:TDWsport / KTストラーデ・ビアンケの翌日、同じイタリア・トスカーナ地方にてGPインダストリア&アルティジアナート(UCI1.1)が開催された。

舞台はラ・ルチアーノの街を拠点として2つの周回コースをそれぞれ4周回する199.2kmのコースで、後半の周回では300mの登坂「サン・バロント」が組み込まれる。最後のKOM頂上からゴールまではほぼダウンヒルのみであり、登坂力のあるアタッカーに有利だ。

キャノンデール・ドラパックやオリカ・スコット、カチューシャ・アルペシン、モビスターら7のUCIワールドツアーチームが参加し、NIPPOヴィーニファンティーニからは小石祐馬と内間康平の日本人選手2名がストラーデ・ビアンケからの連戦で参加した。

NIPPOヴィーニファンティーニらが口火となったアタック合戦から逃げたのは、ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ら4名。およそ5分のリードを得て逃げ続けたものの、UCIワールドツアー勢がペースを整える集団が後半にかけて徐々に迫り、ゴールまで44kmを残した1回目のサン・バロント中腹で吸収された。

ポリッツ吸収の直前から、オリカ・スコットやバーレーン・メリダのペースアップが行われていたメイン集団。ハイペースの登坂からフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、バーレーン・メリダ)とダヴィデ・バレリーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)が飛び出して先行したが、最終周回の登坂区間序盤(残り17.4km地点)で集団に飲み込まれる。

するとここから本格的な勝負が勃発。ボーラ・ハンスグローエのペースアップを踏み台にジュリアン・アレドンド(コロンビア、NIPPOヴィーニファンティーニ)が抜け出し、続いてマッティア・カッタネーオ (イタリア)とアーレイ・ベルナール(コロンビア)のアンドローニコンビ、そしてサイモン・クラーク(オーストラリア、キャノンデール・ドラパック)がアタックした。

しかしすぐ後ろに続くメイン集団も黙って見過ごすはずがなく、それまで強力に率いたオリカ・スコットからはアダム・イェーツ(イギリス)が、そしてリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)やリカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)がそれぞれ単独で先頭へのジャンプに成功。

こうして出来上がった6名は、メンバーを乗せ損ねたバーレーン・メリダが懸命に追う集団を置き去りにして最後のKOMをクリア。2名を揃えたアンドローニ・ジョカトリが平坦区間でアタックするも決まらず、ゴール前の緩斜面を経てスプリントへ。真っ先に仕掛けたカラパスの番手からイェーツが伸びた。

同様の展開で2014年大会を制しているイェーツは、ネオプロのカラパス、そしてウランの南米勢を下して勝利。「スプリンターではない自分が勝利できて嬉しいけれど、ラッキーで得た勝利ではないよ。最後の登りでもアタックを試みたけれど引き離せず、スプリントを待ったんだ。すぐに始まるティレーノ〜アドリアティコに向けても好感触を掴むことができた」と喜びをコメント。23歳のカラパスも2位に食い込み「勝てなかったけれど、思い通りに運んだので素晴らしい経験になった。たくさんのことを吸収している段階で、今後については何も分からないけれど、実力をもっと伸ばしていきたい」と語っている。

内間と小石はともにDNFに終わったものの、「2日間のレースを走って、今の自分の力はまだまだだと感じる一方、コンディションは上がって来ていると強く感じるので、しっかり休み、次のレースへ向けて頑張って行きたい(内間)」とポジティブなコメントを残している。


GPインダストリア&アルティジアナート2017結果
1位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)           4h51'00"
2位 リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)
3位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)
4位 マッティア・カッタネーオ (イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)     +03"
5位 アーレイ・ベルナール(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)      +05"
6位 サイモン・クラーク(オーストラリア、キャノンデール・ドラパック)    +18"
7位 フランチェスコ・ガヴァッツィ (イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
8位 フィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・トリエスティーナ)
9位 パオロ・トート(イタリア、サンジェミニ・MGクヴィス)
10位 ホセ・ロハス(スペイン、モビスター)
DNF 小石祐馬(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)
DNF 内間康平(日本、NIPPOヴィーニファンティーニ)

text:So.Isobe
photo:TDWsport / KT
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