8月11日より、リオ五輪のトラック競技がスタートした。男子チームスプリントはオリンピック新記録でイギリスが3大会連続の金メダル。女子チームパシュート予選では世界新記録を叩き出し、男子チームパシュート予選もトップ通過と、初日から各種目でイギリス勢が席巻している。



初日を迎えたリオ五輪トラック競技。会場のリオオリンピックヴェロドロームには沢山の観客が詰めかけた初日を迎えたリオ五輪トラック競技。会場のリオオリンピックヴェロドロームには沢山の観客が詰めかけた photo:Bettini
男子チームスプリントは、フィリップ・ヒンデス、ジェイソン・ケニー、カラム・スキナーの3名で挑んだイギリスが42秒562のオリンピック新記録で予選をトップ通過。決勝では、さらにその記録を塗り替える42秒440をマークして3大会連続となる金メダルを獲得した。僅差の2位は現世界王者のニュージーランドで、予選でイギリスの予選タイムを上回る高記録をマークしている。3位にはオーストラリアを下したフランスが入っている。

男子チームスプリント決勝 序盤からペースを上げるイギリス男子チームスプリント決勝 序盤からペースを上げるイギリス photo:Bettini男子チームスプリント決勝 ニュージーランドがスタートする男子チームスプリント決勝 ニュージーランドがスタートする photo:Bettini

オリンピック新記録で男子チームスプリントを制したイギリスオリンピック新記録で男子チームスプリントを制したイギリス photo:Bettini
女子チームパーシュートは予選が行われ、イギリスが世界新記録を叩き出す。2015年の世界選手権でオーストラリアが記録したタイムを0.423秒上回る4分13秒260でトップ通過した。現世界王者のアメリカは2位で準決勝に駒を進めた。

女子と同じく男子チームパーシュートも予選が行われ、ブラドレー・ウィギンズ率いるイギリスが、2位デンマークに3秒以上のタイム差をつけてトップ通過している。

女子チームパーシュート予選 世界選手権でトップ通過したイギリス女子チームパーシュート予選 世界選手権でトップ通過したイギリス photo:Bettini
女子チームパーシュート予選 現世界王者のアメリカは2位通過女子チームパーシュート予選 現世界王者のアメリカは2位通過 photo:Bettini男子チームパーシュート予選を走るブラドレー・ウィギンズ男子チームパーシュート予選を走るブラドレー・ウィギンズ photo:Bettini


トラック2日目は女子チームスプリントと男子チームパーシュートの決勝などが行われ、男子スプリント予選には中川誠一郎(JPCA・JPCU熊本)が出場する。



リオ五輪2016トラックレース1日目結果

男子チームスプリント予選
1位 イギリス     42"562 オリンピック新記録

男子チームスプリント決勝
1位 イギリス     42"440 オリンピック新記録
2位 ニュージーランド 42"542
3位 フランス     43"143
4位 オーストラリア  43"298

女子チームパーシュート予選
1位 イギリス     4'13"260 世界新記録
2位 アメリカ     4'14"286
3位 オーストラリア  4'19"059
4位 カナダ      4'19"599
5位 ニュージーランド 4'20"061
6位 中国       4'25"246
7位 イタリア     4'25"543
8位 ポーランド    4'28"988

男子チームパーシュート予選
1位 イギリス     3'51"943
2位 デンマーク    3'55"396
3位 オーストラリア  3'55"606
4位 ニュージーランド 3'55"977
5位 イタリア     3'59"708
6位 ドイツ      4'00"911
7位 スイス      4'03"845
8位 中国       4'05"152

text:Yuya.Yamamoto
photo:Bettini

最新ニュース(全ジャンル)