第2回コペンハーゲン・スプリント女子でロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)が連覇を達成。ジロ女子での初日失格の悔しさを、デンマークのワールドツアーで晴らした。



最後はコペンハーゲンの市街地コースを巡るコペンハーゲン・スプリント photo:CorVos

今年で2回目を迎えたコペンハーゲン・スプリント。本大会は2022年ツール・ド・フランスの開幕地となったデンマークの首都コペンハーゲンを舞台とし、そのレガシーとして誕生したワンデーレースだ。コースは「スプリント」という名が示す通り、起伏のない平坦路。そして今年も集団スプリントで決着した。

ジロ・デ・イタリア・ウィメンの初日で先着しながらも、バイクの「最低重量要件(6.8kg)を満たしていなかった」ため失格処分となったロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)を先頭にレースはスタート。直後の飛び出しから7名の逃げ集団が形成され、それをメイン集団が追いかける、典型的なスプリントレースの様相を呈した。

逃げを捉え、集団スプリントに持ち込まれた photo:CorVos

残り60km地点で逃げ集団では、ラウンドアバウトで3名による落車が発生。しかし深刻なダメージを受けた選手はおらず、6名になりながらもリードを保持した。一方のメイン集団は、ディフェンディング王者のウィーベスを擁するSDワークス・プロタイムがペースを作った。

その結果、残り40km地点で早くもプロトンは逃げを捉える。そしてコペンハーゲンの市街地を3周する10.3kmコースに突入。地元デンマークナショナルチームに所属する21歳、シリェ・アントヴォースコウが集団からアタックするものの、スピードを増す集団からリードを保持し続けることはできず、残り14km地点で捉まった。

残り11km地点ではウィーベス最大のライバル、シャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)がバイク交換を強いられるトラブルに見舞われた。しかしチームメイトの助けもあり、残り8km地点で復帰。リドル・トレックなどが牽引する集団が最終ストレートに突入し、残り200mからウィーベスがスプリントを開始した。

オランダ王者のトップスピードにはコールはもちろん、バルサモもついていけない。横に並ぶことを許さなかったウィーベスが圧巻の強さを見せ、フィニッシュ地点に到着。胸を2度叩き、連覇を達成した。

圧巻のスピードで勝利したロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos

大会連覇を果たしたロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos

「最終周回でもチームは集団前方をキープしてくれた。先週(ジロ・デ・イタリア・ウィメン)の失望を経て、このような形で巻き返せて本当に嬉しい。それも今日のモチベーションになった。来年も戻ってきて、3連覇を狙えたらと思っている」と、ウィーベスは喜びを語った。
コペンハーゲン・スプリント女子2026結果
1位 ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) 3:41:46
2位 シャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)
3位 ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)
4位 リンダ・ザネッティ(スイス、ウノエックス・モビリティ)
5位 キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)
6位 エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)
7位 ジョージア・ベイカー(オーストラリア、リブ・アルウラー・ジェイコ)
8位 アマリー・ディデリクセン(デンマークナショナルチーム)
9位 マギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス)
10位 カトリン・シュヴァインバーガー(オーストリア、ヒューマンパワードヘルス)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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