フランスの老舗カーボンホイールブランド、コリマのトラックホイールラインアップに2種類のホイールが追加された。凸面レンズ型が採用されたディスクホイールと、5スポークのバトンホイールを紹介しよう。



コリマ 5スポーク ピスト、レンティキュラーディスクC+コリマ 5スポーク ピスト、レンティキュラーディスクC+ (c)トライスポーツ
1973年に設立したフレンチブランド、コリマ。カーボンファイバーを扱う技術に長け、もともとはヘリコプターのローターなどを手掛けていたメーカーである。カーボンホイールやTT、トラック用のエアロフレームを製作し、レーサー達から高い支持を集めている。

現在は、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)やファビオ・アル(イタリア)などが所属するワールドチーム、「アスタナ」へと供給しており、その特徴的なロゴに見覚えのある方も多いだろう。今回コリマが新たに送り出したのは、トラックレース用のバトンホイール、そして新しい断面形状を持つディスクホイールの2つだ。

フランス国内で製造されていくコリマのホイールフランス国内で製造されていくコリマのホイール (c)www.corima.com成型後、丁寧に面を整えていく成型後、丁寧に面を整えていく (c)www.corima.comカーボンプリプレグからディスクを切り出すカーボンプリプレグからディスクを切り出す (c)www.corima.comコリマ 5スポーク ピスト

3スポーク、4スポークのバトンホイールをリリースしているコリマからピスト用5スポークホイールが登場する。スポークの数を増やし剛性を強化することによって、大柄なトラックレーサーたちの強力なスプリントにも応えられるホイールとなった。

ハブにはセラミックベアリングが使用されており、低回転抵抗を期待できる仕様だ。メーター用のマグネットも内蔵されている。重量は855g。価格はフロントが290,000円、リアが304,000円(いずれも税抜)。

コリマ レンティキュラーディスクC+

ロードやトライアスロンだけにとどまらず、トラックレースでも活躍するコリマ。アスタナがロード/タイムトライアルで使用し活躍している姿を見れば、コリマのバトンやディスクホイールが高い性能を備えていることがわかるだろう。今回紹介するのは、レンティキュラー形状(凸面レンズ型)が採用されたピスト用ディスクホイールだ。

ディスクの形状を平面ではなく凸型レンズ状とすることで、各種ステーとのクリアランスが狭まり、エアロダイナミクスが向上するという。1秒、1cmを争うトラック競技においては強い味方となってくれるはずだ。

素材は目が粗い12Kカーボン。C+(カーボン・プラス)という仕様となっており、通常のモデルよりも20%の高剛性化が図られている。大柄なスプリンターの強いパワーに耐え、駆動力に変換してくれるだろう。タイヤ幅は22.6mm、重量は1,165g。価格はフロントが226,000円、リアが240,000円(いずれも税抜)。

コリマ 5スポーク ピスト
重量:855g
価格:フロント290,000円 リア304,000円(税抜)

コリマ レンティキュラーディスクC+ ピスト
重量:1,165g
価格:フロント226,000円 リア240,000円(税抜)


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