スプリンター向けながら、3000m以上の獲得標高となった第5ステージ。圧倒的なスプリントを披露したアンドレ・グライペルは「チームメイトの献身的な働きの末、僕にはもう勝つことしか残されていなかった」と振り返ります。



スプリント勝利を飾ったアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)

今大会1勝目を飾ったアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)今大会1勝目を飾ったアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル) photo:Kei Tsuji
ステージ全体を通してとてもハードな1日だった。最終周回は常にトップ10以内で走っていようと試みたが、(ユルゲン)ルーランツが残り5kmから残り1.5kmまで一本引きをしてくれたんだ。彼の予想以上の献身的な働きを見たら、僕にはもう勝つことしか残されていなかった。今年のスプリントは僕とキッテルの戦いではなく、他にも優秀なスプリンターが揃っている。もしキッテルが完璧なトレインを組んだら対抗するのは難しい。ここ最近の彼のスプリント力は一段上を行っているように感じるし、僕らは互角のライバルとは言い難い。僕はもう若くはないけれど、これからのキャリアでもスプリンターとしてベストを尽くしていきたい。

マリアローザをキープしたトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)

マリアローザのトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)がプロセッコを開けるマリアローザのトム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)がプロセッコを開ける photo:Kei Tsuji
今日のステージは予想通りの展開になった。展開そのものは4人の逃げを追いかけるというシンプルさだったが、常にアップダウンが続き最終盤はとてもきついレースになった。イタリアのスプリントステージは通常通りいかずに少し驚いたし、今日も危険でカオスだった。ステージ優勝を狙わないのであれば集団内で落ち着いて走るのが一番だ。

来る山岳ステージに挑戦していくつもりだし、いろいろな可能性を探りながら走りたいと思う。明日の頂上ゴールはそこまで難しいものではないし、僕の脚質にも合っている。そこまでタイムを失うことは無さそうだ。

現状での自分の成績と体調に満足していて、第1ステージのTTを勝ったことにも嬉しく思ってる。マリアローザを簡単に諦めることはなく、1日1日チャレンジしていく。でも難関山岳ステージを耐えることができるかはまだ分からない状態だ。

マリアアッズーラのダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)

マリアアッズーラのダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)マリアアッズーラのダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:CorVosステージ4位、マリアビアンカのボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)ステージ4位、マリアビアンカのボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ) photo:CorVosマリアロッサを守ったマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)マリアロッサを守ったマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) photo:CorVos全てがうまく働いた。ここ2日間は山岳賞を踏まえる上で重要なステージだったし、チームにとっても自分にとってもマリアアッズーラは好結果だ。でも最終的なマリアアッズーラ獲得や総合成績、ステージ優勝といった個人的な目標にはまだ達していない。もし明日アッズーラを失ったとしても、その後のステージで取り戻すチャンスはある。まだアッズーラのライバルは現れていないし、状況を楽観視することはできないよ。

ステージ4位、マリアビアンカのボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)

とても長いステージだった。スプリンター向けのステージと言われていたが、常にアップダウンを繰り返す非常にタフな1日だった。マルセル(キッテル)が脱落してしまったのでマッテーオ(トレンティン)で勝負するつもりだったが、終盤の落車で足止めされ、代わりに好位置につけていた僕がスプリントを担うことにした。とにかく、1日を通して簡単では無かった。ただし集団スプリントでの4位は悪くない。脚の調子がいいという証明になる。マリアビアンカを守るために明日と、日曜日の個人タイムトライアルに向けて集中していきたい。

脱落したマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)

最終盤は自分の苦手とするレイアウトで、集団に残るだけの力は無かった。ずっと苦しんでいたので、まるでトンネルの中を走っているかのように周囲の景色が見えていなかった。本当にキツかった。一番キツいジロのステージだった。本当に脚がいっぱいいっぱいだった。

落車で足止めされたジャコモ・ニッツォロ(イタリア、トレック・セガフレード)

好調ではなかったが、終盤になって調子が上がるだろうと予測していたので、最終盤はずっと集団前方に位置取っていた。でも最終コーナーに差し掛かった時、目の前の数人が落車。回避するために全力でブレーキを掛けて、ほとんど足をつきかけた。その瞬間全てが終わってしまった。

最終盤はグライペルからものすごいやる気を感じていたので、彼の後ろに付けることにしたんだ。今日はベストを尽くした。100%で走ったがついてなかった。でもまた次のチャンスを狙っていきたい。

落車しながら逃げに乗ったダニエル・オス(イタリア、BMCレーシング)

負傷しながら逃げ続けるダニエル・オス(イタリア、BMCレーシング)負傷しながら逃げ続けるダニエル・オス(イタリア、BMCレーシング) photo:Bettini
今日は逃げに乗るという意思をもってスタートした。最初のKOMをクリアした段階では本当にキツかったが、4人で抜け出すことができた。ただし一緒に逃げた(アメッツ)チュルーカが総合で5分遅れだったので集団がそこまで大きくリードを与えてくれなかったんだ。

そしてクラッシュ。コーナーにおかしな角度で進入してしまったことが原因だった。でも遅れを取り戻し、ゴールまで出来る限り逃げてやろうと決めたんだ。結局ゴールまでわずかな距離を残して捕まってしまったが、残り50kmの時点ではジャイアント・アルペシンがキッテルのための牽引を開始していたので、そこまで逃げ続けることが出来るとは思っていなかった。最終盤のコースレイアウトはとにかくトリッキーだったことも、そこまでタイム差がつまらなかったことの要因になった。

実際逃げに乗ってみて、クラッシュはしたものの非常に調子が良いことが分かった。落車の怪我もそこまで響いていないし、擦過傷だけ。とにかく今日の結果にはハッピーさ。

山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)

第5ステージの動きについて話す山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)第5ステージの動きについて話す山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:Kei Tsuji
レース前半はクネゴの山岳ポイントの為にローテーションで集団をコントロールしたが、かなりいい経験になった。あまりそういう経験は出来ないので今日の経験は大切にしたい。

1回目の山岳が終わってからはもっと平坦なコースだと思っていたのだが、山岳ポイントに現れない登りがいくつもあった。前半のローテーションの影響で、後半の登りはかなり辛かった。

イタリアに来てからかなり調子が上がって来ている。調子が上がってはいるがレースはまだまだ続くので調子に乗らないように、無理しないように気を付けながら走るようにしたい。調子がいい時ほど注意深くなる必要がある。今日のコースは平坦コースという分類だったにもかかわらず、獲得標高は3000m近かった、とんだ詐欺である。(本人ブログ「Genki一杯」より抜粋)

※各コメントはレース/チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイト/Twitter/Facebookより。

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