スペシャライズドレーシング・ジャパンが18歳の平林安里とプロ契約　

MTBクロスカントリーのチーム スペシャライズド・レーシング・ジャパンが、高校3年生の平林安里とプロ契約を結んだ。現在18歳のプロライダーは東京五輪でのメダル獲得を狙う。

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スペシャライズドレーシング・ジャパンとプロ契約を交わした18歳の平林安里 (c)スペシャライズド・ジャパン

全日本MTBジュニアチャンピオンジャージで走る平林安里 photo:Makoto.AYANO国内ジュニアクラスでずば抜けた強さを発揮してきた平林安里（ひらばやし・あり）。長野県白馬村出身、現在白馬高校3年生の18歳の平林は、WESTBERG/ProRideチームに所属し、江崎孝徳（旧姓：山口）の指導のもと、着実に実力を伸ばしてきた。

2014年のアジア選手権のチャンピオンであり、2014年〜2015年の、MTB全日本選手権のジュニアクラス優勝、Coupe du Japonのジュニアクラスのシリーズチャンピオンの両方のタイトルを2年連続で獲得している最強のジュニア選手だ。先の2015年9月のMTB世界選手権ジュニアでは、常に集団で走る展開で23位フィニッシュ。ジュニアクラスでは世界と戦える位置にいる。国内レースでは最近はエリートに混じって走り、上位を脅かす存在にまで成長している。

かつてアルペンスキーでワールドカップを転戦し、ラリーの全日本クラスのラリードライバーでもあった平林織部氏を父に持つ平林安里は、マウンテンバイクだけでなくアルペンスキー選手としても活躍しているが、高校卒業後は東京オリンピック出場とメダル獲得を目標とし、マウンテンバイク競技に専念することになる。2016シーズンの目標は全日本選手権優勝、Coupe du Japon MTBシリーズの総合優勝、そして世界選手権での優勝だ。

プロフィール
平林安里（ひらばやし　あり）
1997年5月14日生 18歳　
身長169cm　体重71kg　長野県白馬村出身

近年の主な勝利
2015年 Coupe du Japon MTBシリーズ ジュニア総合チャンピオン、マウンテンバイク全日本選手権クロスカントリー ジュニア優勝

2014年 国内シリーズ選手権ジュニア 総合チャンピオン、アジア選手権ジュニア優勝、マウンテンバイク全日本選手権クロスカントリージュニア優勝



text:Makoto.AYANO