上位モデルの設計手法を取り入れ生まれ変わったアンカーの新型アルミレーシングバイク「RS6」に、価格据え置きとしつつホイールをアップグレードしたお得な限定仕様車「EPSE」が登場。初~中級者向けカーボンレースバイク「RS8」とアルミロングライドモデル「RFA5」のEPSE仕様とあわせて紹介する。



アンカー RS6 EPSE 

アンカー RS6 EPSE(エッジスタイル・ガンメタリック)アンカー RS6 EPSE(エッジスタイル・ガンメタリック) photo:Makoto.AYANO
今回お得な限定仕様車が登場した「RS6」は、同じく2016年のニューモデルであり、新たなフラッグシップである「RS9」の設計手法を取り入れたレース向けアルミバイク。素材には強度、軽量性、加工性のバランスに優れるA6061合金を採用している。

従来モデル「RA6」より大きく変化し、シンプルになったフレーム形状は、ブリヂストン中央研究所との共同研究で構築した「PROFORMAT(プロフォーマット)」によるもの。これはバイクにライダーが乗車して実走している状態を数値化して再現し、フレームの素材特性及び形状、ジオメトリーなどの各パラメーターを細かく変更しながらシミュレーションを行い、走行性能を高めていくシステムのことを指す。この結果「RS6」はより一層の高剛性化を果たしながらも、軽量化を図り、快適性を高めることに成功した。

前作よりシンプルな設計とされたフレーム形状前作よりシンプルな設計とされたフレーム形状
EPSEではホイールをフルクラム Racing7 LGにアップグレードしているEPSEではホイールをフルクラム Racing7 LGにアップグレードしている
アンカーが大きなこだわりを持つフォークはRS6の専用設計品アンカーが大きなこだわりを持つフォークはRS6の専用設計品 STIをはじめ、コンポーネントはシマノ105で統一されているSTIをはじめ、コンポーネントはシマノ105で統一されている

ギア比はフロントが50x34T、リアが12-25Tとされているギア比はフロントが50x34T、リアが12-25Tとされている アンカーオリジナルステムに日東製ハンドルを組み合わせているアンカーオリジナルステムに日東製ハンドルを組み合わせている

タイヤは耐久性に優れるブリヂストン EXTENZA RR-2X(700×23C)タイヤは耐久性に優れるブリヂストン EXTENZA RR-2X(700×23C) 490mmサイズの実測重量は8.41kgだ490mmサイズの実測重量は8.41kgだ


細部では、溶接部を可能な限りなめらかに仕上げることで高強度化に貢献。リアブレーキケーブルのハンドル側挿入口は日本人に多い右前左後ろのセッティングに合わせて、トップチューブの右側に設けられている。シフトケーブルは、機械式の場合は外装となるが、シマノDi2の場合には内装が可能だ。

今回数量限定で登場した「EPSE」は、シマノ105をフルセットでアッセンブルした「EQUIPE」をベースに、価格据え置きでホイールをシマノWH-RS010から、フルクラム Racing7 LGにアップグレード。通常モデルより12,213円(税抜)分お得なパッケージとなっている。タイヤには耐久性に優れるブリヂストン EXTENZA RR-2Xを採用。サイズは430、460、490、520、550mmの5種類で、490mmの実測重量は8.14kg。カラーはシックな印象のエッジスタイル・ガンメタリックとなる。

アンカー RS6 EPSE 
フレーム:PROFORMAT Aluminium A6061、インテグラルヘッド / Pressfit BB
フロントフォーク:Carbon Monocoque ストレート形状 スーパーオーバーサイズ
コンポーネント:シマノ 105
ホイール:フルクラム Racing7 LG
タイヤ:ブリヂストン EXTENZA RR-2X(700×23C)
フレームサイズ:430、460、490、520、550mm
完成車重量:8.41kg(mm実測)
カラー:エッジスタイル・ガンメタリック
価 格:200,000円(税抜)



アンカー RS8 EPSE

アンカー RS8 EPSE(レーシングホワイト)アンカー RS8 EPSE(レーシングホワイト) (c)アンカー
「RS8」はこれまでのフラッグシップにあたり、ブリヂストンアンカーサイクリングチームのメインバイクとして愛用されてきた「RIS9」の基本コンセプトを踏襲し開発されたフルカーボンバイク。これから競技を始めるビギナー~中級者に適したレーシングモデルである(インプレッションはこちらから)。

BB86規格のプレスフィットBBを包み込むような大口径のダウンチューブや、BB側を比較的大きな断面形状としたチェーンステーにより、レースで求められる高い加速性と反応性を実現。俊敏な走りを手にしている。一方で、緩やかに弧を描くトップチューブやシートステーにより振動吸収性を確保し、快適性と剛性をバランスさせた。ジオメトリーは空気抵抗を軽減するべく、深い前傾姿勢が可能な設計となっている。また、電動コンポーネントのケーブル内装が可能で、購入後のアップグレードにも対応可能だ。

今回数量限定で登場した「EPSE」は、シマノ105をフルセットでアッセンブルした「EQUIPE」をベースに、価格据え置きでホイールをシマノWH-RS010から、フルクラム Racing7 LGにアップグレード。通常モデルより12,213円(税抜)分お得なパッケージとなっている。タイヤには耐久性に優れるブリヂストン EXTENZA RR-2Xを採用。サイズは460、490、520、550mmの4種類で、カラーは赤の差し色が入ったレーシングホワイトとなる。

アンカー RS8 EPSE 
フレーム:3Pieces Carbon インテグラルヘッド Pressfit BB
フロントフォーク:Carbon Monocoque ストレート形状 スーパーオーバーサイズ
コンポーネント:シマノ 105
ホイール:フルクラム Racing7 LG
タイヤ:ブリヂストン EXTENZA RR-2X(700×23C)
フレームサイズ:460、490、520、550mm
フレームセット重量:1,690g(490mm)
カラー:レーシングホワイト
価 格:240,000円(税抜)



アンカー RFA5 EPSE

アンカー RFA5 EPSE(レーシングブラック)アンカー RFA5 EPSE(レーシングブラック) (c)アンカー
「RFA5」は長く遠くへ走りたいライダーのためのアルミ製ロードバイク。チューブ径を意図的に抑え、トップチューブ及びシートステーをベンドさせ、同じくベンド形状のフルカーボン製フロントフォークを組み合わせることで優れた快適性を実現している。

同時に、アルミ素材の良さを残しながらレースモデルよりもBB周りの剛性を抑えることで、軽快な加速感を保ちつつ脚への負担を軽減。ジオメトリーはキャスター角を寝かせ、オフセットを大きめにとり、リアセンターをレーシングモデルより長くすることで安定性を重視し、長めのヘッドチューブによりアップライトなポジショニングを可能とした。

今回数量限定で登場した「EPSE」は、シマノ105装備の「EQUIPE」をベースに、15,000円プライスダウンしながらも、ホイールをシマノWH-RS010から、フルクラム Racing7 LGにアップグレード。ホイールの差額とあわせて通常モデルより27,213円(税抜)分お得なパッケージとなっている。タイヤには耐久性に優れるブリヂストン EXTENZA RR-2Xを採用。サイズは390、420、450、480、510、540mmの6種類展開で、カラーはブルーの差し色が入ったレーシングブラックとなる。

アンカー RFA5 EPSE
フレーム:ST-SHAPE Aluminium A6061 インテグラルヘッド
フロントフォーク:Carbon Monocoque ベンド形状 スーパーオーバーサイズ
コンポーネント:シマノ 105
ホイール:フルクラム Racing7 LG
タイヤ:ブリヂストン EXTENZA RR-2X(700×23C)
フレームサイズ:390、420、450、480、510、540mm
カラー:レーシングブラック
価 格:180,000円(税抜)

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