サイクルモードに集まった各種ブースから、注目のアイテムをピックアップして紹介する第5弾。今回は「体感できる」ブースを展開したインターマックス、新型タイヤをリリースしたヴィットリア、そしてカワシマサイクルサプライやフルクラムブースを紹介します。



インターマックス

人気の高いイタリアのKUOTAや、ツール・ド・フランスにも出場したカナダの気鋭ブランド・アルゴン18などを主力に取り扱うインターマックス。今年もコーポレートカラーのスカイブルーが目立つ大きなブースを出展している。

KUOTAやアルゴン18など人気ブランドを扱うインターマックス。常にギャラリーを絶やさない人気ブースの一つだKUOTAやアルゴン18など人気ブランドを扱うインターマックス。常にギャラリーを絶やさない人気ブースの一つだ
最大25%の勾配を再現可能ながら圧倒的な静音性を実現したTACXのダイレクトドライブ式ローラー「NEO SMART」も試乗可能最大25%の勾配を再現可能ながら圧倒的な静音性を実現したTACXのダイレクトドライブ式ローラー「NEO SMART」も試乗可能 MTNキュベカとのコラボレーションで登場したMETのエアロヘルメット、RIVALEMTNキュベカとのコラボレーションで登場したMETのエアロヘルメット、RIVALE


今年は「試せるモード」をテーマとして打ち出すインターマックス。例えば話題沸騰のパワーメーターSTAGESや、最大25%の勾配を再現可能ながら圧倒的な静音性を実現したTACXのダイレクトドライブ式ローラー「NEO SMART」を実際に試せるコーナーは、いつでも行列ができるほどの人気ぶりだ。NEO SMARTは自家発電が可能で、スピードやパワー、ケイデンスが計測可能。更にスマートフォンやタブレット端末とも接続可能という至れり尽くせりのスーパーマシン。ちなみにお値段も225,000円と超一級だ。インターマックスブースでハイエンドローラー台を是非体感してみよう。

その他全種類が試着可能なMETコーナーでの最注目はヘアロヘルメットのRIVALEとMANTA。どちらもMTNキュベカが実戦で使用するために開発された本気のレーシングプロダクトながら、RIVALEは16,000円(税抜き)と、恐らくプロユースモデルとしては最もリーズナブルなプライスだ。

プロロゴではそれぞれにベストマッチなサドルを探せる「MY OWN」システムを体感できるプロロゴではそれぞれにベストマッチなサドルを探せる「MY OWN」システムを体感できる ポップで女性からの支持も高いカステリ。実際に試着もできるポップで女性からの支持も高いカステリ。実際に試着もできる

ツール・ド・フランスを走り注目を浴びているアルゴン18ツール・ド・フランスを走り注目を浴びているアルゴン18 SILVAのバーテープを実際に握って試せる展示もSILVAのバーテープを実際に握って試せる展示も


そしてKUOTAやアルゴン18の試乗ができることはもちろん、サドルブランドのプロロゴではそれぞれにベストマッチなサドルを探せる「MY OWN」システムには長蛇の列が途切れていない。SKINSやカステリ、バーテープの握り心地を試せる設置など、訪れた人を飽きさせない展示が魅力だった。

また、ソニーのアクションカメラも展示されていた。ツアーオブジャパンやジャパンカップクリテリウムの迫力ある動画が流れるブースには、アクションカメラを装着した試乗車が用意され、実際に動画を撮影する体験ができるようになっており、ここでも「試せるモード」のポリシーは生きている。

このお二人がソニーのアクションカメラを説明してくれるこのお二人がソニーのアクションカメラを説明してくれる 様々なマウント方法が提案されている様々なマウント方法が提案されている

試乗を終えるとすぐにタブレットへデータが転送されるのだ試乗を終えるとすぐにタブレットへデータが転送されるのだ このように、その場で動画が確認できるこのように、その場で動画が確認できる


カメラをセットし、実際に試乗コースで撮影、ブースに帰ってきたらwifiにて同期したタブレットで撮影動画を確認するという一連の流れを実際に体験できるのだ。動画撮影を始めてみたいけど、操作方法が不安だという方も多いだろう。実際に経験してみれば、案外かんたんにライド動画が撮れることがわかるだろう。



ヴィットリアジャパン

清潔感あふれるブースに多くの人が集まったヴィットリアジャパン清潔感あふれるブースに多くの人が集まったヴィットリアジャパン
モデルチェンジしたタイヤがずらりと揃えられたモデルチェンジしたタイヤがずらりと揃えられた 新しいCORSAと、ヴィットリアジャパンの藤井さん新しいCORSAと、ヴィットリアジャパンの藤井さん


イタリアの老舗タイヤブランド、ヴィットリアをメインにサドルのアスチュートやアパレルのrh+を扱うヴィットリアジャパン。真っ白な壁に覆われた清潔感のあるブースが設えられ、多くの人が集まっていた。中でも目玉となるのは、ヴィットリアを代表するハイエンドタイヤ、CORSAのモデルチェンジ。

長い間、基本的な設計を変えずに続いてきた長寿モデルであったCORSAシリーズは、ベテランサイクリストを中心に「やっぱりこれでないと」という支持を集めてきた定番商品であった。その長い歴史にいったん区切りをつけ、満を持してフルモデルチェンジを果たした新型CORSA。一般の方の前にお披露目される場としてはこのサイクルモードがほぼ初めてとなり、高い注目を集めていた。

多くの観客が集まったタイヤ交換TT選手権多くの観客が集まったタイヤ交換TT選手権 タイヤ交換TT選手権は真剣勝負だタイヤ交換TT選手権は真剣勝負だ

優勝した方にはなんとタイヤがプレゼント!優勝した方にはなんとタイヤがプレゼント! 新作のCORSAシリーズやアスチュートのサドルが今回の目玉商品だ新作のCORSAシリーズやアスチュートのサドルが今回の目玉商品だ


ブース内では、プチイベントとしてタイヤ交換TT選手権が開催。優勝者には新型CORSAがプレゼントされるという何とも太っ腹な企画。タイヤを装着した状態から、いったん外し再装着、空気を入れてフィニッシュするまでのタイムを競うものだが、土曜日の優勝タイムはなんと1分33秒と驚異的な記録が飛び出した。

また、タイヤのほかにも昨年から展開を始めたホイールもフルラインアップで展示。まだ少し馴染みが薄いヴィットリアのホイールだが、その性能は他社に勝るとも劣らないもの。実物を見てみる貴重な機会だけに、ぜひ一度訪れてみてほしい。

ラウンド型の座面形状を採用したアスチュートの新作STARLITEラウンド型の座面形状を採用したアスチュートの新作STARLITE こちらは前方を幅広にしたTT用のTIMELITEこちらは前方を幅広にしたTT用のTIMELITE

ヘルメットとウエアをともに作るメーカーだからこそ、最高のマッチングができるようになっているヘルメットとウエアをともに作るメーカーだからこそ、最高のマッチングができるようになっている rh+の新作エアロメット Z alpharh+の新作エアロメット Z alpha


ユニークな製造方法で話題を呼んだサドルのアスチュートは、これまでのフラット形状のSKYLINEシリーズにつづき、ラウンド形状のモデルや、トライアスロンモデル、MTB用モデルといった様々な用途に対応する新製品を一気にリリース。ラインアップを拡大し、バラエティ豊かなユーザーに対応するようになった。

イタリア生まれのアパレルブランドrh+も忘れてはいけない存在。シンプルで派手すぎないデザインのウエアが数多く取り揃えられ、お洒落に敏感なサイクリストにとって見過ごせない存在だろう。新しいエアロヘルメットの出品も。野暮ったくなりがちなエアロメットだが、rh+らしい洒落っ気の効いたデザインが魅力的で、人気が集まりそうだ。



カワシマサイクルサプライ

ゲラント・トーマスが迎えてくれるフィジークブースゲラント・トーマスが迎えてくれるフィジークブース
スタイリッシュなデザインとカラーリングがフィジークのシューズの特徴だスタイリッシュなデザインとカラーリングがフィジークのシューズの特徴だ フィジークのサドルはすべてのラインアップが揃ったフィジークのサドルはすべてのラインアップが揃った


数多くのブランドを取り扱うカワシマサイクルサプライは、フィジークやエリート、フルクラム、プロファイルデザイン、クランクブラザーズなどをブース展開している。今年のフィジークはR1やR4Bなど新型シューズが続々と登場していたり、カラーリングが充実。シューズは試し履きも行えるため、ブースは絶えず来場者で賑わっている。また、2.5㎜という今までにない厚さのバーテープがラインアップに加わっており、選択肢の幅が広がった。パッケージもスタイリッシュなデザインに変更されている。

サドルはALIATNTEにカーボンシェル、カーボンレールの最上位グレード「00」が登場した。これでロードサドル3モデルすべてにハイエンドが出そろったという形に。マウンテンバイクモデルでは、欧米で人気が高まっているMTBエンデューロ用のMONTEが新しくリリースされている。また、溝ありのヴァーサスモデルは溝の淵の形状やパッド量などを変更し、快適性を向上させたことがポイントだ。

セラ・ロイヤルは使用用途別に3種類のラインアップが揃えられているセラ・ロイヤルは使用用途別に3種類のラインアップが揃えられている プロファイルデザインのDHバーを試す来場者は数多いプロファイルデザインのDHバーを試す来場者は数多い

eggbeaterなどクランクブラザーズの主要ペダルを見ることができるeggbeaterなどクランクブラザーズの主要ペダルを見ることができる ピナレロのTTバイクGRAALにプロファイルデザインのパーツアッセンブルされたバイクが展示されていたピナレロのTTバイクGRAALにプロファイルデザインのパーツアッセンブルされたバイクが展示されていた


エリートブースはローラー台を使用したイベントで盛り上がっているので一目でわかるはずだ。1日のうちにE-Motionの体験試乗と、ツール・ド・フランスで有名なラルプ・デュエズの一部をコースに使用したヒルクライムチャレンジ、勝者には3本ローラーARIONがプレゼントされるタイムアタックトーナメントという3つのイベントが開かれている。ぜひ足を運んでみよう。もちろん新製品のローラー台VOLANOや、ボトルケージCustom Race Plusが展示されているため、要チェックだ。

トライアスロン/TT用のアイテムを得意とするプロファイルデザインのブースでもほぼすべてのラインアップが展示されている。DHバーの展示には思わず手を置いてみてしまう来場者も多いようだ。かくいう筆者もその一人なのだが(笑)。

エリートの体験試乗に並ぶ列や、チャレンジを観る人たちでエリートのブースは絶えず人がいるエリートの体験試乗に並ぶ列や、チャレンジを観る人たちでエリートのブースは絶えず人がいる 優勝者はローラー台がプレゼントされるトーナメントの参加者は全力を出し尽くすようだ優勝者はローラー台がプレゼントされるトーナメントの参加者は全力を出し尽くすようだ

新型のホームトレーナーVOLANOをはじめとする注目の製品が並べられている新型のホームトレーナーVOLANOをはじめとする注目の製品が並べられている エリートがサポートするプロチームのボトルがずらっと並べられていたエリートがサポートするプロチームのボトルがずらっと並べられていた


クランクブラザーズはEggBeaterやCANDYなど代表するペダルとツール類が展示されている。ペダルは2つ穴のクリートを使用するため、MTBシューズで使用可能のため、通勤通学用のペダルとしての選択肢としても良いだろう。カラーもおしゃれなので、街乗り用のバイクとのコーディネイトもぴったり。



フルクラム

ランプレ・メリダの選手たちが使用するイタリアのホイールブランド、フルクラム。真っ赤に彩られたブースの中で来場者の注目を集めていたのは「RACING ZERO」シリーズだ。通常のアルミリムモデル、リムに陽酸化プラズマ処理を施した「Nite」、そしてフルカーボンリム+アルミスポークの「RACING ZERO CARBON」という3ラインアップには、多くの人だかりができており、ブレーキ面の違いなどを食い入るように見る方も多いようだ。

真っ赤なブースが特徴的なフルクラム真っ赤なブースが特徴的なフルクラム
ホイールの回転性能を確かめる来場者は数多いホイールの回転性能を確かめる来場者は数多い 最も注目を集めていたのはRACING ZEROシリーズだ最も注目を集めていたのはRACING ZEROシリーズだ


中でもRACING ZERO CARBONが最も人気があり、来場者はリムのみならずプラズマ電解酸化処理を施したアルミのフリーボディやUSBセラミックベアリングなど特徴的なパーツを実際に目で見て、ホイールを回してみたりして確認していた。

そして2016年モデルではミドルレンジである「RACING QUATTRO」にカーボンリムモデルが登場している。近年ではスタンダードとなりつつある25Cタイヤの性能を引き出すことや、エアロダイナミクスを高めるために、リム幅(外)を24mmが採用された。また、リムの表層はRacing Speed 35と同じく3Diamant処理によってブレーキ性能を高めるなど、上位機種のテクノロジーを多く取り入れていることが特徴である。

text&photo:CW編集部

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