「優勝を狙っていたので、悔しいです」。ロード世界選手権における日本人史上最高位となる4位に入った梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)は悔しさに押し潰されそうな表情で語った。タイムトライアルに続いてアメリカ勢のワンツーが決まったジュニア女子ロードレースを振り返ります。



集団前方でリビーヒルの登りをこなす梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団前方でリビーヒルの登りをこなす梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji
スタートを待つ梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)スタートを待つ梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsujiリッチモンド周回コースに繰り出す74名の選手たちリッチモンド周回コースに繰り出す74名の選手たち photo:Kei Tsuji


集団前方で周回をこなす梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団前方で周回をこなす梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji9月25日(金)のジュニア女子を皮切りにロード世界選手権のロードレースが始動。各カテゴリー共通のリッチモンド周回コース(16.2km)4周する全長64.9kmでジュニア女子は行われた。

2周目に飛び出したエマ・ホワイト(アメリカ)2周目に飛び出したエマ・ホワイト(アメリカ) photo:Kei Tsuji今にも雨粒が落ちてきそうな空の下、74名の若手選手たち(1997年と1998年生まれ)がスタート。周回後半に登場する「リビーヒル」と「23番通り」という2つの石畳坂に差し掛かると、梶原が集団先頭に出た。

独走に持ち込んだクロエ・ディガート(アメリカ)独走に持ち込んだクロエ・ディガート(アメリカ) photo:Kei Tsuji「ジュニアのレースでは石畳の登りで止まってしまう選手もいると思ったので、意識的に前で走っていました。前が詰まってしまうと無駄に足を使ってしまう。海外レースで課題だった集団の位置取りを克服できたのは成長した証拠だと感じました」という梶原が先頭で「リビーヒル」をクリアし、好位置をキープして1周目を終える。

集団の先頭交代に加わる梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団の先頭交代に加わる梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsujiすると2周目にエマ・ホワイト(アメリカ)、アグニエスカ・スカルニアク(ポーランド)、ジュリエット・ラボー(フランス)というタイムトライアル上位入賞者3名が先行を開始。ここにタイムトライアル覇者クロエ・ディガート(アメリカ)が加わった。

集団内で最終周回に差し掛かる梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団内で最終周回に差し掛かる梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji「TTでも勝ったディガート選手が2周目の石畳の登りでアタックした時、自分は3番手を走っていたんですが、やはり彼女はパワーがあって強かった」と梶原。結果的に先頭4名は1分リードを築き上げ、その中から独走に持ち込んだディガートが勝利した。

ディガートはタイムトライアルとロードレースのダブルタイトルを達成。さらにタイムトライアルに続いてホワイトが2位に入り、地元アメリカが再びワンツー勝利を飾った。

「前半の逃げには反応しなくて良いと言われていたので、まさかそのまま行く(勝つ)とは思っていませんでした。イタリアやオランダ、ロシアが集団を引いて、自分も先頭交代に加わるように言われたんですが、1分差は埋まりませんでした。追いつかないと分かってからは1つでも上の順位でフィニッシュするように、スプリントに頭を切り替えました」と振り返る梶原は1分41秒遅れの集団先頭でスプリントに加わった。

1年前のロード世界選手権のフィニッシュの映像を何度も確認して研究したという梶原が、スザンヌ・アンデルセン(ノルウェー)らを振り切って集団先頭フィニッシュ。「前に逃げている選手が2人だと思っていたので、3位だと思っていた」というが、結果は4位だった。

「優勝を狙って走っていたので悔しいです」。ロード世界選手権における日本人史上最高位をマークしたが、本人は「悔しい」という言葉を連発した。「最後に1人でブリッジをかける余裕がなかったのは、やはり周りの選手が強くて、自分はまだまだ力が足りないんだと感じました。1位しか狙っていなかったので、2位でも3位でも4位でも悔しいことに変わりないです」。

「ジュニアの集大成になりました」と語る梶原は翌年からエリートレースを走る。「早くエリートカテゴリーでもトップを争えるようになって、5年後の東京オリンピックを狙いたいです」と締めくくった。



独走でフィニッシュしたクロエ・ディガート(アメリカ)独走でフィニッシュしたクロエ・ディガート(アメリカ) photo:Kei Tsuji
集団スプリントで競り合う梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団スプリントで競り合う梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji集団スプリントで先着し、4位に入った梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)集団スプリントで先着し、4位に入った梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji
4位でレースを終えた梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)4位でレースを終えた梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsuji世界飛躍 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)世界飛躍 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校) photo:Kei Tsujiジュニア女子ロードレース表彰台 2位ホワイト(アメリカ)、優勝ディガート(アメリカ)、3位スカルニアク(ポーランド)ジュニア女子ロードレース表彰台 2位ホワイト(アメリカ)、優勝ディガート(アメリカ)、3位スカルニアク(ポーランド) photo:Tim de Waele


UCIロード世界選手権2015ロードレース ジュニア女子結果
1位 クロエ・ディガート(アメリカ)         1h42’16”
2位 エマ・ホワイト(アメリカ)            +1’23”
3位 アグニエスカ・スカルニアク(ポーランド)     +1’28”
4位 梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)         +1’41”
5位 スザンヌ・アンデルセン(ノルウェー)
6位 エリーザ・バルサモ(イタリア)
7位 グレース・ガーナー(イギリス)
8位 ヤラ・カステリーン(オランダ)
9位 ジェシカ・プラット(オーストラリア)
10位 イダ・ヤンソン(スウェーデン)

text&photo:Kei Tsuji in Richmond, United States of America
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