好調さをキープするマトリックスパワータグが1位3位4位を占めた栂池。優勝したホセ・ビセンテ・トリビオは従来の記録を49秒も縮めるコースレコードを樹立。



2.5km地点の先頭集団、絶景が選手たちを迎える2.5km地点の先頭集団、絶景が選手たちを迎える photo:Hideaki TAKAGI
6月7日(日)、長野県小谷村の栂池高原でJプロツアー第8戦 栂池高原ヒルクライムが行なわれ、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が47分31秒のコースレコードで優勝した。

栂池ヒルクライムは、距離17.1kmで標高差1200mを上るもので、序盤の2.5kmが最も勾配がきつく平均10%、いったん緩く下り、それからフィニッシュ地点まで上りが続く。当日は朝から快晴で空気が澄み渡り、残雪が輝く北アルプスの山々が会場付近から見渡せ、日差しも強く日なたは暑さを感じるほど。

会場付近は朝から絶景が広がる会場付近は朝から絶景が広がる photo:Hideaki TAKAGIスタート後、長沼隆行(群馬グリフィン・レーシングチーム)が先頭にスタート後、長沼隆行(群馬グリフィン・レーシングチーム)が先頭に photo:Hideaki TAKAGI

コースレコードは2011年に増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が出した48分20秒。2番目は狩野智也(群馬グリフィン・レーシングチーム)の48分22秒。昨年は49分29秒でホセ・ビセンテが独走で優勝している。
スタート後は長沼隆行(群馬グリフィン・レーシングチーム)が先頭に出る。そしてベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)がすぐに先頭に立ちペースを上げると集団は一列となり途切れていく。

堀孝明(宇都宮ブリッツェン)がこれに反応し、後方からホセ・ビセンテが合流して3人に。さらに増田、土井雪広(チーム右京)、雨澤毅明(那須ブラーゼン)が合流し6人の先頭集団を作り3km地点の旅館街へ。勾配がきつくなる部分でホセ・ビセンテがペースを上げると増田、プラデスが残り、先頭はこの3人に絞られる。

2km地点、合流したホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がペースを上げる2km地点、合流したホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)がペースを上げる photo:Hideaki TAKAGI3.5km地点、先頭は3人に絞られる3.5km地点、先頭は3人に絞られる photo:Hideaki TAKAGI

4.5km地点、いよいよ山の中へ4.5km地点、いよいよ山の中へ photo:Hideaki TAKAGI6km地点、5位集団6km地点、5位集団 photo:Hideaki TAKAGI

6km地点で先頭からホセ・ビセンテが抜け出し2番手は増田とプラデスに。ここからホセ・ビセンテはハイペースを維持して差を広げていく。プラデスも下がって増田が2番手となるが先頭とはタイム差が開いていく。さらに後方では選手たちがまとまり3位集団を形成していく。先頭のホセ・ビセンテはペースを緩めず47分31秒のコースレコードで優勝。これに増田が続き、さらに安原大貴とプラデスが一緒に入ってくる。

ホセ・ビセンテの記録は増田の持つ従来の記録を49秒縮めるもの。2位に入った増田も、自身の記録にあと2秒と迫る好タイム。その増田は「ホセは一番引いていたし凄く強かったです。自分もトレーニングをハードにしていたのでまずまずですね。全日本のTTとロード、特に今日はTTを想定して全力を出し尽くすことが目標でした」という。

11km地点、先頭をハイペースで独走するホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)11km地点、先頭をハイペースで独走するホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) photo:Hideaki TAKAGI12km地点、2番手の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)12km地点、2番手の増田成幸(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki TAKAGI

ホセ・ビセンテは「380Wキープを目標に走ったが少し下回った」というがそれでも大きな数値だ。ツール・ド・熊野でもホセ・ビセンテは好調で、第2ステージで前方に入ったのがプラデスだったため、その時点でエースとアシストという関係になったが、逆もありえたほど。また安原大貴が3位と初の表彰台に。田窪賢次も7位に入り、マトリックスはチーム全体が好調だ。

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が47分31秒のコースレコードで優勝ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が47分31秒のコースレコードで優勝 photo:Hideaki TAKAGIFクラスタ優勝の樫木祥子(Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling 駒澤大学)。1時間01分59秒の好タイムFクラスタ優勝の樫木祥子(Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling 駒澤大学)。1時間01分59秒の好タイム photo:Hideaki TAKAGI

E1クラスタ優勝の日野竜嘉(松山聖陵高等学校)E1クラスタ優勝の日野竜嘉(松山聖陵高等学校) photo:Hideaki TAKAGIF 表彰F 表彰 photo:Hideaki TAKAGI

結果
P1 表彰P1 表彰 photo:Hideaki TAKAGIE1 表彰E1 表彰 photo:Hideaki TAKAGIE2 表彰E2 表彰 photo:Hideaki TAKAGIE3 表彰E3 表彰 photo:Hideaki TAKAGI一般の部 男子Aで優勝の小嶋健太(金沢高校)。父の小嶋敬二氏(V.I.C)も走った一般の部 男子Aで優勝の小嶋健太(金沢高校)。父の小嶋敬二氏(V.I.C)も走った photo:Hideaki TAKAGIP1クラスタ
1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)47分31秒
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+50秒
3位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+2分07秒
4位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
5位 才田直人(レモネードベルマーレレーシングチーム)+2分16秒
6位 城田大和(宇都宮ブリッツェン)+2分23秒
7位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)+2分33秒
8位 土井雪広(チーム右京)+2分34秒
9位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分42秒
10位 山下貴宏(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダサイクリングチーム)+3分06秒

Jプロツアーリーダー パブロ・ウルタスン(Team UKYO)
U23リーダー 新城雄大(那須ブラーゼン)

Fクラスタ
1位 樫木祥子(Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling 駒澤大学)1時間01分59秒
2位 ドス・サントス・サンドラ(Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling)+4分39秒
3位 伊藤圭菜子(フィッツ)+5分03秒

E1クラスタ

1位 日野竜嘉(松山聖陵高等学校)51分03秒
2位 長谷川武敏(AVQUA TAMA)+52秒
3位 高橋義博(LinkTOHOKU)+1分11秒
4位 米内蒼馬(TKYO VENTOS)+1分30秒
5位 中村俊介(SEKIYA)+1分59秒
6位 米田彰(コラッジョカワニシサイクリングチーム)+2分34秒

E2クラスタ
1位 佐川祐太(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)53分41秒
2位 鈴木亮(Team UKYO Reve)
3位 奈良祥吾(VAX RACING)+42秒
4位 上野祐樹(ブラウ・ブリッツェン)+49秒
5位 高橋綱喜(アーティファクトレーシングチーム)+1分05秒
6位 野口岳志(VeloClub MinamiShinshu)+1分12秒

E3クラスタ
1位 板子佑士(Life Ride)52分56秒
2位 藤田康祐(SPADE・ACE)+35秒
3位 井上亮(VC Fukuoka)+1分21秒
4位 今井恭平(グランペールサイクリングチーム)+1分23秒
5位 岩崎晶雲(LinkTOHOKU)+2分42秒
6位 横塚浩平(チームオーベスト)+2分46秒

photo&text:高木秀彰
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