2015/05/22(金) - 19:12
イランから2チームが参加のTOJ。富士山ステージでイランパワーが爆発。じつに5位までがイラン勢。なかでもラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)が38分27秒のコースレコードで優勝。2位のミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)がリーダーに。
大きく総合順位の入れ替わる富士山ステージが5月22日(金)、静岡県小山町のふじあざみラインで行なわれた。距離11.2km、最大勾配22%、中間過ぎは平均18%が続く日本を代表する激坂。今年からセレモニーランが小山町生涯学習センターから正式スタート地点までの13.2kmで行なわれた。コースレコードは2014年大会でミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)の出した38分51秒。日本人最高は2010年にJツアー富士山で森本誠が出した42分11秒。
正式スタート後、ラファー・シティウィ(スカイダイブドバイ プロサイクリング)が先行するがピシュガマン ジャイアントチームがこれを吸収。レースはハイペースで進み、ピシュガマン ジャイアントチームが5人で先頭に立ってペースを上げる。このため早くから先頭集団が絞られていく。中間の馬返しを過ぎてからさらに勾配がきつくなる区間でも同チームがハイペースを維持し、ついに同チーム3人とポルセイエディゴラコールのイラン勢2チーム4人のみになる。
ここからエマミが抜け出して独走。ほか3人を置き去りにして38分27秒のコースレコードで優勝。2位には自身の記録を2秒短縮したポルセイエディゴラコールが入り総合で首位に立った。日本チームではトマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が40分20秒で9位の総合6位に。日本人では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が22位、42分27秒を記録。イラン勢を含む外国勢の強さの前に個人総合の上位狙いは厳しい状況に。
翌第6ステージは伊豆で日本CSC5kmサーキットと周辺を使った上りと下りしかない122km。昨年はタブリーズ ペトロケミカルチームが先頭で走り続けてポルセイエディゴラコールがリーダーを獲得した。今年が昨年と違う点は、ポルセイエディゴラコールがすでに富士山でリーダージャージを獲得したことと、イランチームが2チーム参加していること。前日の第4ステージでは2チームお互いが逃げを潰しあう場面が見られた。伊豆ステージでも同様の動きが予想されるが、それでもイラン勢は多数が上位におり、誰かが落ちることはあってもイラン勢の優位は変わらない。
結果
第5ステージ富士山 11.2km
1位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)38分27秒
2位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+22秒
3位 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+37秒
4位 ラミン・メフラバニアザル(ピシュガマン ジャイアントチーム)+1分08秒
5位 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+1分10秒
6位 ベンジャミン・ディボール(アヴァンティ レーシングチーム)+1分43秒
7位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)+1分45秒
8位 ガデル・ミズバニ(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+1分48秒
9位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分53秒
10位 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分59秒
個人総合順位 第5ステージ終了時点
1位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)10時間33分32秒
2位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+19秒
3位 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+50秒
4位 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)
5位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)+1分06秒
6位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分26秒
7位 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分41秒
8位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分53秒
9位 ガデル・ミズバニ(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+2分15秒
10位イリア・コシェヴォイ(ランプレ・メリダ)+2分17秒
個人総合ポイント順位 第5ステージ終了時点
1位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)33点
2位 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナルサイクリング)
3位 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)
個人総合山岳順位 第5ステージ終了時点
1位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)25点
2位 マッティア・ポッツォ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)13点
3位 ディラン・ガードルストーン(ドラパック プロフェッショナルサイクリング)12点
チーム総合順位 第5ステージ終了時点
1位 ピシュガマン ジャイアントチーム 31時間42分26秒
2位 タブリーズ ペトロケミカルチーム +4分41秒
3位 アヴァンティ レーシングチーム +6分30秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
大きく総合順位の入れ替わる富士山ステージが5月22日(金)、静岡県小山町のふじあざみラインで行なわれた。距離11.2km、最大勾配22%、中間過ぎは平均18%が続く日本を代表する激坂。今年からセレモニーランが小山町生涯学習センターから正式スタート地点までの13.2kmで行なわれた。コースレコードは2014年大会でミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)の出した38分51秒。日本人最高は2010年にJツアー富士山で森本誠が出した42分11秒。
正式スタート後、ラファー・シティウィ(スカイダイブドバイ プロサイクリング)が先行するがピシュガマン ジャイアントチームがこれを吸収。レースはハイペースで進み、ピシュガマン ジャイアントチームが5人で先頭に立ってペースを上げる。このため早くから先頭集団が絞られていく。中間の馬返しを過ぎてからさらに勾配がきつくなる区間でも同チームがハイペースを維持し、ついに同チーム3人とポルセイエディゴラコールのイラン勢2チーム4人のみになる。
ここからエマミが抜け出して独走。ほか3人を置き去りにして38分27秒のコースレコードで優勝。2位には自身の記録を2秒短縮したポルセイエディゴラコールが入り総合で首位に立った。日本チームではトマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が40分20秒で9位の総合6位に。日本人では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が22位、42分27秒を記録。イラン勢を含む外国勢の強さの前に個人総合の上位狙いは厳しい状況に。
翌第6ステージは伊豆で日本CSC5kmサーキットと周辺を使った上りと下りしかない122km。昨年はタブリーズ ペトロケミカルチームが先頭で走り続けてポルセイエディゴラコールがリーダーを獲得した。今年が昨年と違う点は、ポルセイエディゴラコールがすでに富士山でリーダージャージを獲得したことと、イランチームが2チーム参加していること。前日の第4ステージでは2チームお互いが逃げを潰しあう場面が見られた。伊豆ステージでも同様の動きが予想されるが、それでもイラン勢は多数が上位におり、誰かが落ちることはあってもイラン勢の優位は変わらない。
結果
第5ステージ富士山 11.2km
1位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)38分27秒
2位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+22秒
3位 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+37秒
4位 ラミン・メフラバニアザル(ピシュガマン ジャイアントチーム)+1分08秒
5位 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+1分10秒
6位 ベンジャミン・ディボール(アヴァンティ レーシングチーム)+1分43秒
7位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)+1分45秒
8位 ガデル・ミズバニ(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+1分48秒
9位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分53秒
10位 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分59秒
個人総合順位 第5ステージ終了時点
1位 ミルサマ・ポルセイエディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカルチーム)10時間33分32秒
2位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+19秒
3位 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)+50秒
4位 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアントチーム)
5位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)+1分06秒
6位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分26秒
7位 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分41秒
8位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分53秒
9位 ガデル・ミズバニ(タブリーズ ペトロケミカルチーム)+2分15秒
10位イリア・コシェヴォイ(ランプレ・メリダ)+2分17秒
個人総合ポイント順位 第5ステージ終了時点
1位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイブドバイプロサイクリングチーム)33点
2位 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナルサイクリング)
3位 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)
個人総合山岳順位 第5ステージ終了時点
1位 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)25点
2位 マッティア・ポッツォ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)13点
3位 ディラン・ガードルストーン(ドラパック プロフェッショナルサイクリング)12点
チーム総合順位 第5ステージ終了時点
1位 ピシュガマン ジャイアントチーム 31時間42分26秒
2位 タブリーズ ペトロケミカルチーム +4分41秒
3位 アヴァンティ レーシングチーム +6分30秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
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