2015モデルでフルモデルチェンジを果たし、27.5インチとなったジャイアントのダウンヒルバイク「GLORY 27.5」に、カーボン製メインフレームを採用した「ADVANCED」が登場する。更なる剛性と振動吸収性を追い求め、アルミ製と比較して242g減と同社のDHバイク史上最軽量を実現したバイクだ。




ジャイアント GLORY ADVANCED 27.5ジャイアント GLORY ADVANCED 27.5 (c)ジャイアント
ジャイアントの2016年先行モデルとして登場するブランド史上最軽量のDHバイク「GLORY ADVANCED 27.5」。ホイールの27.5インチ化や新ジオメトリーの採用、同社が誇るリアショック「MAESTRO」の改良と共に、2015ラインアップでフルモデルチェンジを果たした「GLORY 27.5」をベースとする1台だ。

大幅なアップデートが施されたヘッド周り大幅なアップデートが施されたヘッド周り (c)ジャイアント5回のコロンビアDHナショナルチャンピオン獲得を誇るマルセロ・グティエレス5回のコロンビアDHナショナルチャンピオン獲得を誇るマルセロ・グティエレス (c)ジャイアントその特徴はメインフレームをカーボン製としたことにある。素材はT700グレードの原糸を使用する「ADVANCED」と敢えてセカンドグレードとすることで、ブランド史上最も優れた振動吸収性と強度を兼ね備えることに成功している。スイングアーム素材にはジャイアントが誇る軽量アルミ合金「ALUXX-SL」を採用した。

フレーム及びスイングアームの形状はアルミ製のGLORY 27.5より基本設計を踏襲しつつも、接合部を中心にアップデートが図られている。中でも大きく変化したのがヘッド周りで、強固に溶接することで剛性を高めていたアルミ製に対して、ADVANCEDでは一体成型となる。剛性や強度を高めつつも大幅なシェイプアップを果たし、242gの軽量化に大きく貢献した部分だ。なお、その他の詳細は現段階では未公表であり、追って明らかにされるという。発売は今夏の予定だ。

GLORY ADVANCED 27.5はDHシーズン到来と共に、GIANTファクトリーオフロードチームのレーサー達に供給される予定だ。中でもGLORY 27.5を駆り、走行距離7kmで3400フィート以上の標高差を下る含む世界屈指の難コース「ガルバンゾDHレース」を制したマルセロ・グティエレス(コロンビア)は、更なる進化をGLORY ADVANCED 27.5に大きな期待を寄せている。また、ジャイアント社のオフロード部門カテゴリーマネージャーであるケヴィン・ダナ氏もGLORY ADVANCED 27.5の完成度に自信を覗かせる。2人のコメントを下記に紹介しよう。

5回のコロンビアDHナショナルチャンピオン マルセロ・グティエレスのコメント

「GLORYは27.5インチホイールの採用で特性が完璧に生かされるようになったんだ。そして今、軽量で高剛性、スーパースムース、そして27.5インチホイール用に完璧なジオメトリをもつ新しいカーボンフレームによって、さらに大きなアドバンテージを手に入れようとしている。新しいGLORY ADVANCED 27.5は、僕がアグレッシブなコースでレースする時に求める全てを持っているよ」

ジャイアント オフロード部門カテゴリーマネージャー ケヴィン・ダナ氏のコメント

「これは我々が2年以上の歳月をかけて取り組んできたプロジェクトです。確固たる目標と、プロレーサー達からの要望を念頭に挑みました。我々が追求したのは、フレーム剛性、ペダリング剛性、乗り心地といった要素を犠牲にすることなく、プロレースで使用できる最軽量のバイクです」

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