現在ブエルタ・ア・エスパーニャに出場中のイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)が、10月25日に栃木県宇都宮市森林公園で開催されるジャパンカップに参戦することが決まった。バッソの出場は2年連続。リクイガスのエースが再び古賀志林道を駆け上がる。

2年連続ジャパンカップ参戦が決まったイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)2年連続ジャパンカップ参戦が決まったイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス) photo:Kei Tsujiジャパンカップの公式サイトが伝えたところによると、2年連続でジャパンカップに参戦するイタリアの強豪プロツアーチーム・リクイガスが暫定スタートリストを発表。暫定ではあるが、イヴァン・バッソ(イタリア)のジャパンカップ参戦が決まった。

昨年、出場停止処分明け初レースとして、世界的な注目を集めたバッソ。長期の戦線離脱による実戦感覚の欠如が心配されたが、最終周回の古賀志林道で持ち味の登坂力を発揮し、ダミアーノ・クネゴ(イタリア)とジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア)に次いで3位に入った。

ブエルタ第8ステージでアタックチャンスを待つイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス)ブエルタ第8ステージでアタックチャンスを待つイヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス) photo:Cor Vos今年バッソは3年ぶりのグランツール出場となったジロ・デ・イタリアで総合5位フィニッシュ。現在ブエルタに出場中で、第8ステージの超級山岳ゴールでは攻撃的な走りを見せた。おそらく昨年とはコンディションに大きな差が有るだろう。

アシストには、昨年のジャパンカップで最後まで献身的な走りを見せたヴァレリオ・アニョリ(イタリア)やキェール・カールストローム(フィンランド)、クイックステップ時代にジャパンカップに参戦済みのイヴァン・サンタロミータ(イタリア)、かつてチームCSCやディスカバリーチャンネルに所属していたブリアン・ヴァントボルグ(デンマーク)らが揃っている。

リクイガスは当然今年もバッソをエースに立ててジャパンカップ制覇を狙ってくる。古賀志林道を舞台にしたシュレク兄弟(ルクセンブルク、サクソバンク)らとの直接対決が見どころになるだろう。

リクイガス暫定スタートリスト
1)イヴァン・バッソ(イタリア)
2)ヴァレリオ・アニョリ(イタリア)
3)キェール・カールストローム(フィンランド)
4)イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
5)ブリアン・ヴァントボルグ(デンマーク)
補)ゴラツド・スタンゲリ(スロベニア)
補)オリバー・ザウグ(スイス)

text:Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji, Cor Vos

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