さいたまクリテリウムの翌日、三重県四日市市で「全国ジュニア自転車競技大会」が開催された。今年で10回目となる高校生以下を対象とした数少ない公道レースの模様をレポートする。



全国でも珍しい、ジュニア以下の選手を対象にした四日市ロード。写真はB-7中学生男子のスタート全国でも珍しい、ジュニア以下の選手を対象にした四日市ロード。写真はB-7中学生男子のスタート photo:Satoru.Kato2004年にアジア選手権ロードレースが四日市市で開催された事を機に、翌2005年から開催され続けている本大会。出場出来るのは3歳児から高校生までに限定しているのが大きな特徴で、コースはアジア選手権に使用された公道コースをほぼそのまま使用する1周9km。鈴鹿山脈のふもとの丘陵地帯である事から斜度のある登りがいくつかあり、大人が走っても決して楽なコースではない。

小学生カテゴリー(写真)や、未就学児のレースも。力強いダンシングで坂を登っていく小学生カテゴリー(写真)や、未就学児のレースも。力強いダンシングで坂を登っていく photo:Satoru.Katoクラス分けが細分化されているのもこの大会の特徴で、高校生、中学生、小学生、未就学児と分けた中で、学年と自転車種類によって20のクラスに分けられる。ジュニア以下の世代は年齢によって大きな差になるので、細かいクラス分けは出場のしやすさにも繋がるのだ。

この大会をきっかけに本格的に自転車競技を始める選手も多く、過去の優勝者リストには現在第一線で活躍する選手も多い。昨年の優勝者は横山航太(現シマノレーシング)だ。なお、来年度の大会についても「継続の方向で検討している」とのこと。高校生以下の選手をメインとした貴重な大会が、今後も末永く続く事を願いたい。

今年の大会当日は雨予報が出ていたものの、雲間から晴れ間がのぞく天気。昼過ぎに高校生のクラスがスタートする頃には日差しが強くなり、若干の暑さを感じるくらいの中レースが行われた。

A-1 高校生男子 ラスト1周を逃げ切った冨尾大地が優勝

A-1高校生 2周目に飛び出した吉岡衛(奈良北高校)と、曽我部厚誠(城東工科高校)A-1高校生 2周目に飛び出した吉岡衛(奈良北高校)と、曽我部厚誠(城東工科高校) photo:Satoru.Kato全国大会出場レベルの高校生男子を対象としたA-1クラスには65人がエントリー。12周108kmで争われた。

A-1高校生 6周目 3人になった逃げ集団A-1高校生 6周目 3人になった逃げ集団 photo:Satoru.Kato序盤からペースが上がる中、2周目に吉岡衛(奈良北高校)と、曽我部厚誠(城東工科高校)の2人が飛び出す。しかし3周目には吸収され、新たに曽我部と水谷翔(南大隅高校)、草場啓吾(北桑田高校)、小山貴大(前橋育英高校)の4人逃げ集団が形成される。

6周目に曽我部が遅れて3人になった逃げ集団は、メイン集団に15秒から20秒の差をつけて先行。逃げ切りを狙う事で一致していたという3人は、ペースを落とす事なくレース終盤まで周回を重ねていく。

9周目、16人まで人数を減らしたメイン集団は3人との差を10秒以内まで詰める。その後もジリジリと差を詰めるメイン集団は、残り2周となる11周目に3人を吸収。すると、「その時を狙っていた」と言う冨尾大地(南大隅高校)がカウンターアタック。冨尾はメイン集団に45秒の差をつけ、独走のまま残り1周を逃げきって優勝。2位争いのメイン集団は水谷が先頭で入り、南大隅高校がワン・ツーフィニッシュを達成した。

終盤まで逃げ続けて2位の水谷は「作戦があったという訳ではなく、本当は自分が逃げ切りたかった。けれど、チームメイトが決めてくれたので良かった」と話す。一方、勝った冨尾は「集団とのタイム差がどんどん開いたので、最終周回に入ったところで勝てると思った。今年はなかなか勝てなかったので、この大会で勝てて嬉しい」と、顔をほころばせた。

A-1高校生 独走のままゴールした冨尾大地(南大隅高校)A-1高校生 独走のままゴールした冨尾大地(南大隅高校) photo:Satoru.KatoA-1高校生 序盤から積極的に動いた小山は4位A-1高校生 序盤から積極的に動いた小山は4位 photo:Satoru.KatoA-1高校生 表彰式A-1高校生 表彰式 photo:Satoru.Kato


今大会最多の127人がエントリーした高校生男子A-2クラスは、6周54kmで争われた。周回を重ねるごとに集団が小間切れになり、最終周回で先頭集団に残ったのは17人。最後はスプリント勝負へと持ち込まれ、地元暁高校の川邉庸介が優勝した。

A-1 高校生男子 結果
1位 冨尾大地(南大隅高校) 2時間44分42秒
2位 水谷 翔(南大隅高校) +38秒
3位 草場啓吾(北桑田高校) +39秒
4位 小山貴大(前橋育英高校) +41秒
5位 中川 拳(帯広三条高校) +42秒
6位 野本 空(松山工高) 

A-2 高校生男子 結果
1位 川邉庸介(暁高校) 1時間26分18秒
2位 和田 樹(岐南工高) +01秒
3位 武田悠佑(北桑田高校) 
4位 赤堀健太(岐南工高) +02秒
5位 小林宣基(暁高校) +03秒
6位 西村豊紀(北陵高校)



A-3 高校生女子 梶原悠未が終始独走

A-3高校生女子 1周につき1分ずつ差を広げて周回する梶原悠未(筑波大付属坂戸高校)A-3高校生女子 1周につき1分ずつ差を広げて周回する梶原悠未(筑波大付属坂戸高校) photo:Satoru.Kato
4周36kmで争われた高校生女子のクラスには9月の世界選手権に出場した全日本女子ジュニアチャンピオンの梶原悠未(筑波大付属坂戸高校)が招待選手として出場し、1周目から飛び出してから全く後続を寄せ付けず独走勝利を決めてみせた。

A-3高校生女子 表彰式A-3高校生女子 表彰式 photo:Satoru.Kato梶原は「疲れが溜まっていて調子があまり良くなく、なかなか足が回らなかった」と言うものの、後続との差はおよそ3分以上という大差。2位は三浦涼香(桜花学園高校)と寺田有希(日進西高校)の争いとなり、三浦が先着した。

A-3 高校生女子 結果
1位 梶原悠未(筑波大付属坂戸高校) 1時間2分48秒
2位 三浦涼香(桜花学園高校) +3分04秒
3位 寺田有希(日進西高校) +3分21秒
4位 阪本ほのか(榛生昇陽高校) +6分02秒
5位 岡田枝里子(北桑田高校) +7分12秒
6位 根岸恵美(興陽高校) +9分43秒



その他の主な結果
B-9高校生男子 最後に抜け出した礒﨑隆介(爽風館高校)が優勝B-9高校生男子 最後に抜け出した礒﨑隆介(爽風館高校)が優勝 photo:Satoru.KatoB-9 高校生男子(未登録) 36km

1位 礒﨑隆介(爽風館高校) 1時間0分43秒
2位 山川 智(東海工専熱田校) +2秒
3位 山本耀介(洛北高校)
B-7中学生男子 蠣崎優仁(静岡・第三中)が優勝B-7中学生男子 蠣崎優仁(静岡・第三中)が優勝 photo:Satoru.Kato4位 槐 野明(茅ヶ崎北陵高校) +3秒
5位 井上侑也(刈谷工高) +4秒
6位 川下拓也(大阪桐蔭工高) +1分9秒

B-10 高校生女子(未登録) 27km
1位 川嶋百香(三重県・川越高校) 51分54秒
2位 三宅美峰(鈴蘭台高校) +6分15秒

B-7 中学生男子 36km
1位 蠣崎優仁(静岡県・第三中) 56分45秒
2位 小野寺慶(栃木県・東中) +1秒
3位 梶 鉄輝(兵庫県・緑台中) +48秒
4位 吉武慶太(宮崎県・尚子館中) +59秒
5位 福田圭晃(神奈川県・戸塚中) +1分04秒
6位 日野泰静(愛媛県・小松中)

B-8 中学生女子 18km
1位 酒井美有(愛知県・栄中) 31分55秒
2位 下山美寿々(大阪教育大付属天王寺中) +1分5秒
3位 高橋吹歌(埼玉県・木崎中) +1分6秒
4位 平尾愛菜(岐阜県・聖和中) 
5位 太郎田水桜(東京成徳大中) +2分50秒
6位 松井優佳(大阪・千里丘中) +3分16秒

結果の詳細とその他のクラスの結果は、大会公式サイトにて順次公開される。

text&photo:Satoru.Kato

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