9月26日から行なわれるロード世界選手権ロードレースを前に、各国の選手たちがポンフェラーダの周回コースを試走した。日本からエリート男子ロードレースに出場する新城幸也(ユーロップカー)、土井雪広(チーム右京)、清水都貴(ブリヂストンアンカー)らが2時間試走を行なった。



ポンフェラーダの周回コースを試走する選手たちポンフェラーダの周回コースを試走する選手たち photo:Tim de Waele


ポンフェラーダの周回コースを試走する日本チームポンフェラーダの周回コースを試走する日本チーム photo:Tim de Waele初めてコースを実際に走った新城は「チャンスはあるっ!思っていたより上りの勾配はきつくない。日本のコースで言うと登りの感じは岩手県の八幡平(全日本選手権コース)くらい。アウターで行けるかなと言う感じ」とコメントする。

エリート男子ロードレースは1周につき306m登る周回コースを14周。全長254.8km/獲得標高差4,284mで争われる。登りの厳しさに注目されていたが、試走を終えた各国の選手たちからは当初の予想よりも難易度が低いとの声が聞かれる。

「でも、その分ペースが上がると思うので、後半アタック合戦が続いたら集団は割れるだろう。最後は各国のエースが残って、250km走ってからの少人数スプリント勝負というレースが予想できる。自分に向いている好きなコースだ」と新城。土井も「ペースが上がって相当きついレースなると思う。早い段階で集団が絞られるサバイバルレースになる」とコメントしている。

28日のエリート男子に先立ち、9月26日には坂口聖香(日本体育大学)と梶原悠未(筑波大学附属坂戸高校)が出場するジュニア女子が、9月27日には石上優大(横浜高校)、孫崎大樹(北桑田高校)、草場啓吾(北桑田高校)、中村圭佑(昭和第一学園高)が出場するジュニア男子、そして萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)と與那嶺恵理(サクソバンクFX証券)が出場するエリート女子が行なわれる。



ロード世界選手権2014ロードレーススケジュール
9月26日(金)ジュニア女子・ロードレース 72.80km/1,224m(坂口・梶原)
       U23男子・ロードレース 182.00km/3,060m
9月27日(土)ジュニア男子・ロードレース 127.40km/2,142m(石上・孫崎・草場・中村)
       エリート女子・ロードレース 127.40km/2,142m(萩原・與那嶺)
9月28日(日)エリート男子・ロードレース 254.80km/4,284m(新城・土井・清水)

コメントはTeamユキヤ通信より。

text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele