フィンランドに拠点を置くトレーニングデバイスブランド、ポラールのサイクルコンピュータラインナップの新たなハイエンドモデル「V650」の販売が始まった。スマートコーチング機能を活用してトレーニングを熱心に行いたいサイクリスト向けのデバイスだ。


ポラール V650ポラール V650 (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン
「V650」はポラールの新たなハイエンドサイクルコンピューター。通信規格がBluetoothとなったことによりスマートフォンと「Polar Flowモバイルアプリ」を通してトレーニングデータの管理が可能となった。Polar Flowはオンライン上のトレーニングの管理ができるウェブアプリで、トレーニングプランの作成やトレーニングデータの詳細な分析、ライドのデータやルートの情報を友人にシェアすることができる。

また、心拍やケイデンスも規格がBluetoothの外部センサーによって計測され、本体にデータを送信する。心拍はH6、H7センサーと合わせて使用することで、1分あたりの心拍数と最高心拍数、心拍ゾーンを計測する。本体にはスマートコーチング機能が搭載されており、運動中の心拍ゾーンの管理や運動後の消費カロリーやトレーニング効果、回復時間などを知らせてくれる。

基本的な走行距離やスピード、ペースなどはGPS機能によって割り出す。また、GPSを利用した機能に簡易的なルートガイド機能と現在地からスタート地点までの距離や方角を表示する「Back to Start」機能が新たに搭載された。

Polar Flow ウェブサービスでトレーニングデータを管理するPolar Flow ウェブサービスでトレーニングデータを管理する (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン専用のマウントに搭載する専用のマウントに搭載する (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン


搭載されている気圧センサーは正確に高度を表示することに加えて、傾斜計や上昇度、下降度を計算してくれる。さらに、気温やリアルタイムVAM(平均上昇速度)、高度補正消費カロリーも把握することができる。

データはUSBケーブルもしくはBluetooth SmartとPolar Flowモバイルアプリを介してPolar Flowにアップロードする。1回の充電で最長10時間、コンピュータのメモリには1万時間を超えるトレーニングデータが保存される。

表示されるデータはカスタマイズできる表示されるデータはカスタマイズできる (c)ポラール・エレクトロ・ジャパンディスプレイの表示は編集することができ、トレーニング中に必要なデータにカスタマイズすることができる。表示言語は日本語と英語、中国語を始め13言語に対応している。また、音声アラートでライダーにトレーニング計画などをサポートする。

縦5.8x横4.3cmの画面は320x240pixという高解像度でカラーのディスプレイとなり、表示されているデータの把握がしやすくなった。また、画面はタッチパネル仕様で、スマートフォンのようなスワイプやタップジェスチャーで直感的かつ容易な操作が可能だ。

本体上部にはLEDライトが搭載されており、周囲が暗くなると自動で点灯し夜間の視認性が向上している。バックライトの点灯作業が不要なため、コンピュータ操作に気を取られる心配も少ない。

画面は傷が付きづらく割れにくいという旭硝子社製の強化ガラスDragontrailを採用しており、ケースはポリカーボネイト製だ。IPX7という優れた防水性能を有しており、突然の雨などでも浸水する心配がない。

本体に付属するアイテムは専用USBケーブルと専用バイクマウント、スタートガイドだ。このセットに加えてH6心拍センサーが付属するパッケージも用意されている。価格は通常セットで29,500円(税抜)、心拍センサー付きで36,000円(税抜)となる。

ポラール V650
画面:縦5.8x横4.3cm、タッチスクリーン、カラー
機能:心拍計測、GPS、気圧センサー
サイズ:10.5x6.3x2cm
重量:120g(本体)、12g(専用バイクマウント)
付属品:専用USBケーブル、バイクマウント、スタートガイド、H6心拍センサー(HRセットのみ)
価格:37,000円(税抜、心拍センサー付き)、30,500円(税抜、本体のみ)


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