最後のGPMでアタックを成功させ、フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)とともに逃げ切ったピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)がロードレース初勝利。ロンドン五輪金メダリストのケノーがステージ優勝とリーダージャージを同時に手にした。
アップダウンの続く周回コースを走る photo:Riccardo Scanferla
コッピ・エ・バルタリ2014第2ステージ image:www.gsemilia.itエミリアロマーニャ州の山岳地帯で行なわれたコッピ・エ・バルタリ第2ステージ。後半にかけてGPM(カテゴリー山岳)ヴィッレ・ディ・モンテティフィを含む周回コースが設定されており、高低差270m/平均7%/最大16%のGPMを5回クリアする。最後のGPMはフィニッシュラインから9kmしか離れていない。
周回コースを走る石橋学(ヴィーニファンティーニNIPPO) photo:Riccardo Scanferla現在トレックファクトリーレーシングで活躍するロベルトを弟にもつエマヌエル・キセロフスキー(クロアチア、メリディアーナカメン)や、ジャック・ヤンセファンレンズバーグ(南アフリカ、MTNキュベカ)ら10名が逃げグループを形成し、後半の周回コースへと入って行く。メイン集団はチームスカイやキャノンデールがコントロールしたが、リーダージャージを着るベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)は2周目で早くも遅れてしまった。
ボンジョルノを振り切って勝利したピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ) photo:Riccardo Scanferlaハイスピードを維持して進むメイン集団は4周目に全ての逃げを吸収。すると5周目、最後のGPMでピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)がアタック。この動きにフランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)が反応し、そのまま2人でGPMをクリアする。
リーダージャージを獲得したピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)ら photo:Riccardo Scanferla後続を引き離した2人によるゴールスプリントでケノーが先着した。チームスカイは初日のロードレースとチームTTに続く3連勝。リーダージャージをスウィフトからケノーに引き継ぐことに成功している。
マン島出身の24歳ケノーは2010年にチームスカイでプロデビュー。2012年のロンドン五輪とトラック世界選手権の団体追い抜きで金メダルを獲得している。ロードレースではこれが初勝利だ。
「ボスウェル、セバスティアン、カタルドにアシストされて周回をこなし、最後はカタルドに発射される形でアタックした。すでにハイスピードだったのでリミットに近かった。ボンジョルノが追いついてアタックを仕掛けたけど、落ち着いてペースを守り、下りで追いついたんだ。厳しいステージで、チームメイトの働きに応えることが出来て良かった」とプロ初勝利を振り返るケノー。最終日の個人タイムトライアルは「自分向き」と語っており、総合優勝を視野に残りの2ステージを闘う。
宮澤崇史と石橋学(ヴィーニファンティーニNIPPO)はともに20分以上遅れてフィニッシュ。翌日の第3ステージは13.2kmの平坦な周回コースを12周する158.4km。集団スプリントに持ち込まれるだろう。
選手コメントはチーム公式サイトより。
コッピ・エ・バルタリ2014第2ステージ
個人総合成績
ポイント賞
ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
山岳賞
エマヌエル・キセロフスキー(クロアチア、メリディアーナカメン)
新人賞
シモーネ・ペティッリ(イタリア、アレアゼロ)
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla





マン島出身の24歳ケノーは2010年にチームスカイでプロデビュー。2012年のロンドン五輪とトラック世界選手権の団体追い抜きで金メダルを獲得している。ロードレースではこれが初勝利だ。
「ボスウェル、セバスティアン、カタルドにアシストされて周回をこなし、最後はカタルドに発射される形でアタックした。すでにハイスピードだったのでリミットに近かった。ボンジョルノが追いついてアタックを仕掛けたけど、落ち着いてペースを守り、下りで追いついたんだ。厳しいステージで、チームメイトの働きに応えることが出来て良かった」とプロ初勝利を振り返るケノー。最終日の個人タイムトライアルは「自分向き」と語っており、総合優勝を視野に残りの2ステージを闘う。
宮澤崇史と石橋学(ヴィーニファンティーニNIPPO)はともに20分以上遅れてフィニッシュ。翌日の第3ステージは13.2kmの平坦な周回コースを12周する158.4km。集団スプリントに持ち込まれるだろう。
選手コメントはチーム公式サイトより。
コッピ・エ・バルタリ2014第2ステージ
1位 ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
2位 フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
3位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
4位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
5位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア)
6位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
7位 ダヴィデ・ムチェッリ(イタリア、メリディアーナカメン)
8位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
9位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
10位 セルゲイ・フィルサノフ(ロシア、ルスヴェロ)
123位 宮澤崇史(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
163位 石橋学(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
2位 フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
3位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
4位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
5位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア)
6位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
7位 ダヴィデ・ムチェッリ(イタリア、メリディアーナカメン)
8位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
9位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
10位 セルゲイ・フィルサノフ(ロシア、ルスヴェロ)
123位 宮澤崇史(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
163位 石橋学(日本、ヴィーニファンティーニNIPPO)
4h20'14"
+02"
+48"
+50"
+52"
+53"
+54"
+26'06"
+29'53"
+02"
+48"
+50"
+52"
+53"
+54"
+26'06"
+29'53"
個人総合成績
1位 ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
2位 フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
3位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
4位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
5位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
6位 セルゲイ・フィルサノフ(ロシア、ルスヴェロ)
7位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
8位 ラファエル・バルス(スペイン、ランプレ・メリダ)
9位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア)
10位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
2位 フランチェスコ・ボンジョルノ(イタリア、バルディアーニCSF)
3位 ダリオ・カタルド(イタリア、チームスカイ)
4位 マッテーオ・ラボッティーニ(イタリア、ネーリソットリ)
5位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、キャノンデール)
6位 セルゲイ・フィルサノフ(ロシア、ルスヴェロ)
7位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
8位 ラファエル・バルス(スペイン、ランプレ・メリダ)
9位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、コロンビア)
10位 ディエゴ・ローザ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
6h58'05"
+42"
+1'00"
+1'15"
+1'24"
+1'28"
+1'30"
+1'42"
+1'46"
+2'24"
+42"
+1'00"
+1'15"
+1'24"
+1'28"
+1'30"
+1'42"
+1'46"
+2'24"
ポイント賞
ピーター・ケノー(イギリス、チームスカイ)
山岳賞
エマヌエル・キセロフスキー(クロアチア、メリディアーナカメン)
新人賞
シモーネ・ペティッリ(イタリア、アレアゼロ)
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
Amazon.co.jp