フルームたちが ”シコふんじゃった。”　相撲の稽古や盆栽で日本文化に触れたツールのスターたち

2013/10/26(土) - 06:09

さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス開催前日、海外出場選手たちはさいたま市の学校を訪問し、相撲部や柔道部、剣道部の稽古風景や盆栽美術館を見学。日本の文化を味わった。

さいたま市のさいたま市の佐藤栄学園埼玉栄中学・高等学校を訪問 (c)Makoto.AYANO

はしゃぐ女子高校生らとクリス・フルーム (c)Makoto.AYANO

さいたまクリテ前日のプログラムは「交流会」だ。海外招待選手とその彼女や家族、ASOのスタッフたちは観光バスに分乗して、まずさいたま市内の佐藤栄学園埼玉栄中学・高等学校を訪問。ブラスバンドの演奏と、中・高校生たちの総出の歓迎を受けた。

四股を踏むマルセル・キッテル、ルイ・コスタ、クリス・フルーム (c)Makoto.AYANO

クリス・フルームがまわし姿で登場！ (c)Makoto.AYANO

そして相撲部の稽古の模様を見物。日本の伝統文化を知ってもらおうとする実行委員会の取り計らいの元、選手たちは相撲部の部屋に通された。
立派に相撲取りの体つきをした高校生たちの激しくも伝統に則った稽古の模様を、興味津々な様子で見学した。

よ〜いしょ！はっけよーい！世界チャンプとツール覇者が四股を踏む (c)Makoto.AYANO

そして、なんとフルーム、キッテル、コスタ、リブロンらスター選手たちが「まわし」姿となって登場した。
チームウェアのビブパンツの上からまわしを巻き、四股（しこ）を踏むツール・ド・フランスのスター選手たち。照れ笑いを浮かべながらも、難しい四股にチャレンジ。そして、高校生力士と一対一のぶつかり合いを演じた。

力士に戦いを挑む、関脇ペーター・サガン関 (c)Makoto.AYANO

相撲の稽古を見物中 (c)Makoto.AYANO

サガンは「闘いはハードだったね。僕もパワーはある方だけど、彼らも体重が80kgぐらいあるから、勝てないよ」と苦笑した。
相撲部からはまわしと、伝統の浴衣などがプレゼントされた。

アルゴス・シマノの前頭サイモン・ゲスクなんですかその顔は…。 (c)Makoto.AYANO

高校生力士と小結イヴァン・バッソ関 (c)Makoto.AYANO

力士になったクリス・フルームと高校生力士たち (c)Makoto.AYANO

相撲部の後は剣道部、柔道部の稽古も見物。選手やASOスタッフたちは皆しきりに写真を撮って楽しんでいた。

その後一行は盆栽美術館へ。さいたま市は盆栽で有名で、ツール・ド・フランスとのコラボで世界にさいたまの盆栽をピーアールする狙いもある。盆栽の松を食い入るように見つめていた世界チャンピオンのルイ・コスタは記者会見で「僕は盆栽が好き」と意外な告白もしてくれた。