15㎞の個人タイムトライアルで争われたツアー・オブ・ベルギー第2ステージ。天気と路面コンディションが刻々と変化する難しいコンディションの中、世界TTチャンピオンのトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)がトップタイムを叩き出し優勝。総合は大きく変動した。
ステージ2位、新人賞を獲得したトム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ) (c)CorVosツアー・オブ・ベルギー第3ステージはフラマン語圏に属する街、ベーフェレンを舞台にした15㎞の個人タイムトライアル。コースはオールフラットでコーナーの数も少ないため単純な独走力が問われるもの。しかし距離が短いため、クロノマンからスプリンターまで様々な選手にチャンスがある。めまぐるしく変わる天候がレースをより一層難しいものにした。
ステージ77位に沈んだファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) (c)CorVosレース序盤はドライコンディション。第1走者のトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)から1分おきに、総合順位下位から順にスタートしていく。
ステージ優勝し総合首位に立ったトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) (c)CorVosまず、序盤に好タイムを叩きだしたのはダミアン・ゴダン(フランス、ユーロップカー)で、タイムは18分38秒。注目のファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)は振るわず、ドライコンディションの中19分40秒でゴールを切った。
次に好タイムを叩き出したのはアルゴス・シマノの若手、トム・ドゥムラン(オランダ)。その後、マヌエル・クインツァート(イタリア、BMCレーシングチーム)やミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)など有力なライダーが好走するもタイムを更新することはできず。
そしてアルカンシェルを着る世界TTチャンピオンマルティンはウェットコンディションの中スタート。中間地点で2位に対して20秒をリード稼ぎ、そのままの勢いでゴールへ。結果ドゥムランのタイムを40秒上回る17分42秒でゴールし、世界王者としての威厳を見せつけた。その後、マルティンのタイムを上回る者は現れず、マルティンが第3ステージの勝者となった。
結果、総合順位は大きくシャッフル。マルティンがリーダージャージを獲得し、2位にはステージ2位のドゥムラン、3位にはTTでも好走を見せたトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)がつけている。ポイント賞、山岳賞に変動はなく、新人賞はドゥムランに移動している。新城幸也(日本、ユーロップカー)はマルティンから1分57秒遅れの76位でゴールしている。
ツアー・オブ・ベルギー2013第3ステージ結果
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) 17'42"
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ) +40"
3位 アルテム・オヴェチキン(ロシア・ラスヴェロ) +43"
4位 アレクサンドル・セロフ(ロシア・ラスヴェロ) +46"
5位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、レディオシャック・レオパード)
6位 クリストフ・ヴァンデワール(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +53"
7位 ダミアン・ゴダン(フランス、ユーロップカー) +56"
8位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +1'00"
9位 ウィリアム・クラーク(オーストラリア、アルゴス・シマノ)
10位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +1'01"
76位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +1'57"
個人総合成績
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) 9h04'04"
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ) +40"
3位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +50"
4位 クリストフ・ヴァンデワール(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +53"
5位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +59"
6位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +01'04"
7位 マヌエル・クインツァート(イタリア、BMCレーシングチーム) +01'11"
8位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー・レディオシャック・レオパード)
9位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ブランコプロサイクリング) +01'16"
10位 アレクセイ・ツァテヴィッチ(ロシア、カチューシャ) +01'17"
38位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +01'57"
ポイント賞
アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
山岳賞
ミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)
新人賞
トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Yuya.YAMAMOTO
photo:CorVos



次に好タイムを叩き出したのはアルゴス・シマノの若手、トム・ドゥムラン(オランダ)。その後、マヌエル・クインツァート(イタリア、BMCレーシングチーム)やミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)など有力なライダーが好走するもタイムを更新することはできず。
そしてアルカンシェルを着る世界TTチャンピオンマルティンはウェットコンディションの中スタート。中間地点で2位に対して20秒をリード稼ぎ、そのままの勢いでゴールへ。結果ドゥムランのタイムを40秒上回る17分42秒でゴールし、世界王者としての威厳を見せつけた。その後、マルティンのタイムを上回る者は現れず、マルティンが第3ステージの勝者となった。
結果、総合順位は大きくシャッフル。マルティンがリーダージャージを獲得し、2位にはステージ2位のドゥムラン、3位にはTTでも好走を見せたトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)がつけている。ポイント賞、山岳賞に変動はなく、新人賞はドゥムランに移動している。新城幸也(日本、ユーロップカー)はマルティンから1分57秒遅れの76位でゴールしている。
ツアー・オブ・ベルギー2013第3ステージ結果
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) 17'42"
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ) +40"
3位 アルテム・オヴェチキン(ロシア・ラスヴェロ) +43"
4位 アレクサンドル・セロフ(ロシア・ラスヴェロ) +46"
5位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、レディオシャック・レオパード)
6位 クリストフ・ヴァンデワール(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +53"
7位 ダミアン・ゴダン(フランス、ユーロップカー) +56"
8位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +1'00"
9位 ウィリアム・クラーク(オーストラリア、アルゴス・シマノ)
10位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +1'01"
76位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +1'57"
個人総合成績
1位 トニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) 9h04'04"
2位 トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ) +40"
3位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +50"
4位 クリストフ・ヴァンデワール(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) +53"
5位 ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ) +59"
6位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +01'04"
7位 マヌエル・クインツァート(イタリア、BMCレーシングチーム) +01'11"
8位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー・レディオシャック・レオパード)
9位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ブランコプロサイクリング) +01'16"
10位 アレクセイ・ツァテヴィッチ(ロシア、カチューシャ) +01'17"
38位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +01'57"
ポイント賞
アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
山岳賞
ミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)
新人賞
トム・ドゥムラン(オランダ、アルゴス・シマノ)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Yuya.YAMAMOTO
photo:CorVos
Amazon.co.jp