9日から開催されるツール・ド・ランカウィのためにマレーシア入りした新城幸也(Bboxブイグテレコム)に、大会前の抱負を語ってもらった。聞き手はレース全日程を取材するフォトジャーナリストの大前 仁。

新城幸也(Bboxブイグテレコム) バイクはタイムRXRのXXSサイズ、カンパ・コーラスにハイペロン仕様新城幸也(Bboxブイグテレコム) バイクはタイムRXRのXXSサイズ、カンパ・コーラスにハイペロン仕様 photo:Hitoshi.OMAE

-ここマレーシアでBboxブイグテレコムのメンバーと合流しました。どんな雰囲気ですか?

いい感じですよ。フランスのレース(エトワール・ド・ベセージュ)で今、トーマがエースなので、いいスタートだと言ってみんな喜んでいます。昨日(レース前々日)は、みんなとチャイナタウンに出かけてきました。

今回のメンバーは歳も近いからかな? 楽しくやっています。ルームメートはギヨーム・ルフロックです。

-「ランカウイでは、言われた仕事をこなすのがまず優先」と言っていたけど、もちろんステージを狙えるときは狙うんでしょう?

はい! アタックはするかどうかはわからないけど、最低限、アタックについて行く走りをしようかな、と思っています。

実は今年、タイでの練習でバイクぺーサーをしていないから、「上げてない」んです。タイでお世話になっている中川さん(ナーソンリゾートオーナーの中川茂さん)が体調を崩されて、ぺーサーをお願いできなかったんです。だからたぶん、例年よりはキツいです。

ぺーサーをやっていない分、おとなしく、自重して走ろうかな(笑)と思っています。自力で走る練習が多かったので、それはそれでよかったと思いますけど。

-初戦を翌日に控えて、気分はどうですか?

コンディションが上がっていない分、気負いもないんです。余裕というか…。

自分でも、走ってみないとわかりません。練習でいくら走っても、レースで踏まないとわからないですから。

-「現在コンディションそのものは上げすぎていない」と言っていましたね?

はい、今年、コンディションのピークは2回持ってこようと思っています。最初は5、6月。最後は9月です。

-5、6月はどう走りますか?

つまり、ツールの前哨戦であるドーフィネ・リベレとか、ツール・ド・スイスに出たいんです。
で、5、6月に頑張って、ツール・ド・フランスに選ばれるようにする。もし選ばれたら、そのまま7月まで3ヶ月間頑張りますよ。押し切ります。

だって、ツールに出られることになったら、モチベーションも違いますから! ツールで今年のシーズンを終わるくらいの気持ちで行きます!

photo&text:大前 仁(Hitoshi.OMAE)

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