最初の休息日を経てプロトンは決戦の地、アルプス山脈へ突入。各チーム、各選手の思惑が交錯する本格的なマイヨジョーヌ争いの火蓋が切って落とされた。本章ではシマノPRO製品とDURA-ACEホイールを使用するチームにフォーカスしながら、ツール・ド・フランス第2週の模様を振り返る。

選手の走りを支えるDURA-ACEホイール

1回目の休息日を経て、アルプス山脈に突入したツール・ド・フランス第2週。連日続くアルプスの山岳ステージにより、マイヨジョーヌ争いは厳しさの一途を辿っている。その中でシマノサポート選手達が大きな信頼を寄せ、使用しているのが2種類のリムハイトを持ったDURA-ACE R9100ホイールである。

シマノホイールで超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装区間を走るチームスカイシマノホイールで超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装区間を走るチームスカイ photo:CorVos
超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装区間を走るクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装区間を走るクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:CorVos超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装路区間を行くグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)超級山岳プラトー・デ・グリエールの未舗装路区間を行くグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング) photo:Makoto.AYANO


昨年の2017年大会から本格的にツール・ド・フランスに投入されているDURA-ACE R9100コンポーネント。しかしホイールに関しては一足先に2016年大会でクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)によりWH-R9100-C40 チューブラーが使用された実績を持つ。そのためDURA-ACE R9100ホイールにとっては3年目のシーズンとも言える。

現行モデルとなるR9100ホイールはリムハイトの異なるC40とC60という2モデルをラインアップ。それ以前のDURA-ACEホイールでは軽量かつローハイトなC24、オールラウンドに使用できるC35、エアロダイナミクスを意識したC50、TTや高速平坦ステージでの使用を想定したC75という4つのモデルがラインアップされていたが、空力性能と軽量化のバランスが高まった事によるオールラウンド化により、2モデルであらゆるシチュエーションに対応出来るようになったのだ。

C40とC60という2種類のリムハイトのモデルを持つDURA-ACEチューブラーホイールC40とC60という2種類のリムハイトのモデルを持つDURA-ACEチューブラーホイール photo:Makoto.AYANO
C60とC40という2種類のホイールを使い分けてツールを戦うC60とC40という2種類のホイールを使い分けてツールを戦う photo:Makoto.AYANOチームメカニックと意見を交わすシマノブルーチームチームメカニックと意見を交わすシマノブルーチーム photo:Makoto.AYANO

マイヨジョーヌを着るゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)は山岳ステージでWH-R9100-C40 チューブラーを選択マイヨジョーヌを着るゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)は山岳ステージでWH-R9100-C40 チューブラーを選択 photo:Makoto.AYANO
その性能向上において大きなポイントとなるのが、リムのワイド化。DURA-ACE R9100ホイールシリーズではリム外幅が28mmまで広げられ、ボリュームある形状に仕上がっている。これにより、空力性能の大幅な向上を実現。その上、エアロモデルとなるC60に関してはD2リムと呼ばれるタイヤベッドを深く取ることで、リムとタイヤの隙間を埋める構造を採用しており、前モデルのWH-9000-C50 チューブラーに比べて16wのパワーセーブを実現しているという。

また、カーボンレイアップスケジュールの最適化による軽量化も見逃せないポイント。カーボン成形の技術は日進月歩であり、時代が変わるごとに軽くなっている。そのためリムがボリュームアップしたことを差し置いても重量の増加は最小限に抑えられており、向上したエアロ性能と相まって、総合戦闘力は強化されていると言っていいだろう。

そんなDURA-ACE R9100ホイールシリーズにおいて軽量山岳ホイールとしての役割を持つのがWH-R9100-C40 チューブラーである。ペア重量1,384gと軽量でありながら、37mmのリムハイトでエアロダイナミクスを追求したこのホイールは、アルプスやピレネーなどの山岳ステージから、アップダウンの激しい丘陵ステージまでをカバーするオールラウンドホイール。登りだけではなく下りも高速で駆け抜けるフルームが愛用するのもこのホイールだ。

第3ステージのチームTTで勝利したBMCレーシングはフロント3-Spoke Wheel、リアTextream Carbon Discという組み合わせ第3ステージのチームTTで勝利したBMCレーシングはフロント3-Spoke Wheel、リアTextream Carbon Discという組み合わせ photo:Makoto.AYANO
チームスカイのTTバイクはリアTextream Carbon Discにフロントは優れた空力性能を誇るWH-R9100-C60をチョイスチームスカイのTTバイクはリアTextream Carbon Discにフロントは優れた空力性能を誇るWH-R9100-C60をチョイス photo:Makoto.AYANOPROのディスクホイール Textream Carbon DiscがセットされるロットNLユンボのTTバイクPROのディスクホイール Textream Carbon DiscがセットされるロットNLユンボのTTバイク photo:Makoto.AYANO


PROの3-Spoke WheelでもDURA-ACEのWH-R9100-C60でも選択肢が豊富なのがシマノのホイールラインアップだPROの3-Spoke WheelでもDURA-ACEのWH-R9100-C60でも選択肢が豊富なのがシマノのホイールラインアップだ photo:Makoto.AYANO
対して、ハイスピードでの走行を想定したエアロホイールとして用意されているのがWH-R9100-C60 チューブラー。60mmという迫力あるリムハイトを持ちながら、前後ペアで1,496gと軽量なため、平坦ステージの高速巡航はもちろんのこと、細かなアップダウンが連続する丘陵コースでもその真価を発揮する。アシスト選手にとってはエースを超級山岳の登り始めまでエスコートする時にも有用と言えよう。

タイムトライアルステージではPROのディスクホイール「Textream Carbon Disc」とバトンホイール「3-Spoke Wheel」が選手の高速走行を最大限サポート。また、ハンドリングや重量、路面コンディションに応じてWH-R9100-C60 チューブラーを選択することが出来るのもシマノサポートチームの強み。第3ステージのチームタイムトライアルではこれらのホイールを使用したBMCレーシングの走りを支え、ステージ優勝を飾っている。

ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシング)はディスクロードをチョイス。ホイールはWH-R9170-C40だミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシング)はディスクロードをチョイス。ホイールはWH-R9170-C40だ photo:Makoto.AYANO
ミッチェルトン・スコットも平坦のアシスト選手を中心にディスクロードを使用するミッチェルトン・スコットも平坦のアシスト選手を中心にディスクロードを使用する photo:Makoto.AYANO
また今回のツール・ド・フランスから完全解禁となったディスクブレーキもサポート。こちらはリムブレーキモデルと同様にC40とC60がラインアップされている。ディスクロードはエアロタイプのロードバイクが多いことから、平坦系の選手を中心に広がりを見せている。

ツール・ド・フランスではシマノのサポートチームであるブルーチームがツールを闘うためのバイクのセットアップのため、最終調整を行う開幕数日間と、途中のキーとなる山岳ステージで集中的なサポートを行っている。チームにシマノメカニックが訪ね、コンポやパーツ、ホイールなどに不具合がないかを確認するのだ。チームメカニックとのやりとりにより、ブルーチームはシマノ製品に関しての選手からのリクエストや、彼らメカニック独自のTipsやノウハウなどのフィードバックを受けているのである。

ツールを走るDURA-ACEホイール ラインナップ

WH-R9100-C40 チューブラー

シマノ WH-R9100-C40 チューブラーシマノ WH-R9100-C40 チューブラー
37mmというミドルハイトリムによって、空力性能と軽量性を両立したのがWH-R9100-C40 チューブラー。オフセットリムを採用することでスポークテンションの均一化を図り、縦横の剛性バランスを改善させている。重量は1,384gと軽量で、様々なコースに対応する万能モデルだ。

仕様チューブラー、2:1スポークシステム
重量前後ペア1,384g
価格¥318,423(税抜)

WH-R9100-C60 チューブラー

シマノ WH-R9100-C60 チューブラーシマノ WH-R9100-C60 チューブラー
抜群の空力性能を誇る60mmハイトリムを採用しつつも、前後重量1,496gに抑え、平坦コースから細かいアップダウンのあるコースまで対応するエアロモデル。タイヤベットを深く取ったD2リムにより、従来モデルのWH-9000-C50 チューブラーに対し16wものパワーセーブを実現している。スプリントステージでの使用率も高く、スプリンター達が愛用するホイールだ。

仕様チューブラー、2:1スポークシステム
重量前後ペア1,496g
価格¥316,315(税抜)

WH-R9100-C24 クリンチャー


シマノ WH-R9100-C24 クリンチャーシマノ WH-R9100-C24 クリンチャー (c)シマノ
アルミ+カーボンラミネートリムを採用する軽量クリンチャーホイール。前後ペアで1,456gという重量を達成しており、ヒルクライムやロングライドまで幅広いシチュエーションで活躍してくれる。ツール・ド・フランスで勝利を量産するDURA-ACEテクノロジーをそのまま体感できるホビーサイクリストにうってつけのホイールだ。

仕様クリンチャー
重量前後ペア1,456g
価格¥152,317(税抜)


ロード3Sホイールチューブラー


PRO ロード3SホイールチューブラーPRO ロード3Sホイールチューブラー (c)シマノ

トッププロのTTレースで数々の勝利を獲得した3-Spoke Wheel 。優れたエアロダイナミクス性能と超軽量でありながら鋭い加速を可能にする剛性を併せ持つ。ハブにはDURA-ACE9000ハブを使用する。

仕様チューブラー、スプレッドトウカーボン、DURA-ACE9000ハブ
重量765g
価格330,000円(税抜)

ロード3SホイールチューブラーULTEGRA

PRO ロード3SホイールチューブラーULTEGRAPRO ロード3SホイールチューブラーULTEGRA (c)シマノ

数々の勝利を獲得したPROの3-Spoke WheelにULTEGRAハブを搭載したモデルが登場。素材を3K Twillカーボンにすることでコストパフォーマンスの向上を図る。上位モデルと変わらない形状で空力性能はお墨付きだ。

仕様チューブラー、3K Twillカーボン、ULTEGRA6800ハブ
重量868g
価格230,000円(税抜)



ロードディスクホイールTextream チューブラー

PRO ロードディスクホイールTextream チューブラーPRO ロードディスクホイールTextream チューブラー (c)シマノ

TTレースにおけるシマノサポートチームのスタンダードとも言えるロードディスクホイールTextream チューブラー。超軽量かつ抜群の巡航性能を誇る。ハブにはDURA-ACE9000ハブを採用する。

仕様チューブラー、スプレッドトウカーボン、DURA-ACE9000ハブ
重量975g
価格330,000円(税抜)

ロードディスクホイールチューブラー


PRO ロードディスクホイールチューブラーPRO ロードディスクホイールチューブラー (c)シマノ

数多くのTTレースで輝かしい成績を収めてきたPROのディスクホイールにULTEGRAハブを搭載したモデルが登場。カーボン素材を3K Twillカーボンにすることでコストパフォーマンスの向上を図っている。

仕様チューブラー、3K Twillカーボン、ULTEGRA6800ハブ
重量1,260g
価格230,000円(税抜)



揺るぎなき信頼を得るPROのパーツラインアップ

シマノが展開するサイクルパーツブランドPRO。ハンドルやステム、シートポストやタイムトライアルで使用するバトンホイール、ディスクホイールなど、各種サイクルパーツをラインアップするブランドである。今回のツールではグルパマFDJとボーラ・ハンスグローエの2チームが使用しており、世界のシマノが生産するハイクオリティと豊富なバリエーションで選手から厚い信頼を得ている。

豊富なバリエーションで選手から厚い信頼を得るPRO。グルパマFDJはPRO製品を長年使用するチームの一つだ豊富なバリエーションで選手から厚い信頼を得るPRO。グルパマFDJはPRO製品を長年使用するチームの一つだ photo:Makoto.AYANO
PROのシートポスト。高い信頼性が売りだPROのシートポスト。高い信頼性が売りだ photo:Makoto.AYANO選手供給仕様は1mm単位でサイズが展開される選手供給仕様は1mm単位でサイズが展開される photo:Makoto.AYANO


ハンドルトップ部分や翼断面形状となっているVIBEエアロカーボンコンパクトも多くの選手が使用している ハンドルトップ部分や翼断面形状となっているVIBEエアロカーボンコンパクトも多くの選手が使用している photo:Makoto.AYANO
例えば選手専用供給品のステムは1mm単位で長さをラインアップ。一部メーカーで販売されている1-1/4コラム径に対応したステムも用意されており、対応力の高さが窺える。ハンドルに関してもコンパクトやアナトミック、シャローなど、豊富なラインアップを用意。選手のニーズに応える充実の製品展開となっている。

VIBEステムはPROサポート選手の多くが使用するステム。前面からのV字が特徴的なクランプ部分はボルトを後ろから入れるデザイン。その上、コラム部分もインテグレーションデザインとなっており、全体的にエアロを意識した作りとなっている。10mm単位の豊富な長さはもちろんのこと、1-1/4コラム径や-17°など豊富なサイズ展開が売りのステムである。なお選手仕様は1mm単位のサイズ展開をしている。

エアロを意識したデザインを採用したVIBEステムエアロを意識したデザインを採用したVIBEステム photo:Makoto.AYANO
ボーラ・ハンスグローエもPROのステム、ハンドル、シートポストを使用するボーラ・ハンスグローエもPROのステム、ハンドル、シートポストを使用する photo:Makoto.AYANO
グルパマFDJはTTバイクのハンドルにもPROのミサイルEVO TTバーを使用するグルパマFDJはTTバイクのハンドルにもPROのミサイルEVO TTバーを使用する photo:Makoto.AYANO
エアロデザインが採用されたVIBEステムに合わせて、ハンドルバーもトップ部分に翼断面を使用したVIBEエアロカーボンコンパクトを使用する選手が多い印象。T800カーボンに軽量化と耐衝撃性を向上させるInnegraファイバーを織り交ぜることで、高い重量剛性比を実現したハンドルバーである。Di2に完全対応し、ケーブル類を内装できるのも重要なポイントだろう。

またシマノやPROとの結びつきが強いグルパマFDJはタイムトライアルバイクにミサイルEVO TTバーを使用。PRO製品を使用することで、高い強度と安全性を確保し、ポジション調整幅も広いのが特徴だ。

ツールを走るPRO ハンドル&ステム ラインナップ

PRO STEALTH EVO コンパクトリミテッド

PRO STEALTH EVO コンパクトリミテッドPRO STEALTH EVO コンパクトリミテッド (c)シマノ
高性能なステム一体型ハンドル。UDカーボンを使用し、軽量かつ優れた剛性を発揮する。ハンドル幅が400と420mm、ステム長が90~120mmと豊富なサイズがラインアップされている。

仕様UDカーボン、コラムサイズ1-1/8、コンパクト
アングル-8°
ステム長さ90~120mm
ハンドル幅400mm、420mm
重量410g~
価格65,000円(税抜)

PRO VIBEカーボンハンドルシリーズ

PRO VIBE エアロカーボンコンパクトPRO VIBE エアロカーボンコンパクト (c)シマノ
PRO VIBE カーボン アナトミック、コンパクトPRO VIBE カーボン アナトミック、コンパクト (c)シマノ
素材にT800カーボンとINNEGRA社の提供する特殊繊維をミックスすることで、軽量化を図ると共に耐衝撃性も向上させたPROの新しいVIBEカーボンハンドルシリーズ。シンプルなアナトミックとコンパクト形状の他にエアロデザインのコンパクトハンドルも新たに用意された。ケーブル類は全て内装出来るインテグラル仕様となっている。

素材カーボンT800
クランプ径31.8mm
ラインアップエアロコンパクト380mm、400mm、420mm
アナトミック400mm、420mm
コンパクト400mm、420mm
重量245g~(エアロコンパクト)230g~(アナトミック、コンパクト)
税抜価格42,000円(エアロコンパクト)、40,000円(アナトミック、コンパクト)

PRO VIBE ステム

PRO VIBE ステムPRO VIBE ステム (c)シマノ
新しくなったVIBEステムは風洞実験を行い空気抵抗の低減を図ったエアロデザインを採用。ハンドルクランプボルトは後ろから入れ、トップキャップはエアロデザインに合わせた専用品が付属する。

素材Al-7075
アングル-10°、-17°
コラムサイズ1-1/8、1-1/4
長さ80~130mm(1-1/4サイズは120mmまで)
クランプ径31.8mm
重量135g(100mm)
価格13,000円(税抜)

PRO VIBE スプリントステム

PRO VIBE スプリントステムPRO VIBE スプリントステム (c)シマノ
スプリンターの力を受け止めるためにボリュームアップが図られた高剛性ステム。数々のビックレースで勝利を量産し、プロからの信頼も厚い。

素材UDカーボン
アングル-10°
長さ105mm
クランプ径31.8mm
重量215g
価格32,000円(税抜)



遂に勃発したマイヨジョーヌ争い シマノサポート選手が快進撃

休息日が明け、2週目が始まったツール・ド・フランス。迎えた山岳ステージで遂にマイヨジョーヌ争いが本格化。過酷すぎるコースにスプリンターの大量脱落など波乱はあったが、それでもシマノサポート選手の快進撃は止まらない。第13ステージを終え、マイヨジョーヌはゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)が堅持している。

超級山岳プレ峠を行くクリストファー・フルームとゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)超級山岳プレ峠を行くクリストファー・フルームとゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Makoto.AYANO
後続を振り切ってフィニッシュするゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)後続を振り切ってフィニッシュするゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Luca Bettini
アルプス2日目となった第11ステージではチームスカイの”G”ことゲラント・トーマス(イギリス)が残り5km地点からアタックし、そのままトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)、ミケル・ニエベ(スペイン、ミッチェルトン・スコット)を抜き去りステージ優勝。マイヨジョーヌも獲得している。

そして、翌第12ステージはラルプデュエズにゴールする獲得標高5000m超えのクイーンステージ。ここでもマイヨジョーヌを着たトーマスが好調さを見せ、総合有力勢がひしめいた小集団スプリントを制覇。連日の山岳ステージで2連勝を飾っている。

マドレーヌ峠を行くマイヨジョーヌを含むメイン集団マドレーヌ峠を行くマイヨジョーヌを含むメイン集団 photo:Makoto.AYANO
トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)をマークするマイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)をマークするマイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Makoto.AYANO
ステージ2連勝を飾ったマイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)ステージ2連勝を飾ったマイヨジョーヌのゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:Luca Bettini
この時点で総合順位は1位トーマス、2位クリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)、3位デュムランとチームスカイがワンツーを独占。登り始めではエガン・ベルナル(コロンビア、チームスカイ)が力強いアシストを見せるなど、その実力は圧倒的と言える。だが、3位のデュムランもアルプスの2ステージ共に最終盤まで残るなど好調さを見せている。

チームスカイの選手が使用するのはシマノ DURA-ACE R9100コンポーネントとホイール。このような厳しい山岳ステージでは軽量なWH-R9100-C40 チューブラーが好んで使用されており、チームスカイのメンバーも多くがこのホイールでアルプス三連戦に挑んでいる。

グルパマFDJとボーラ・ハンスグローエ、UAEチームエミレーツがメイン集団を牽引グルパマFDJとボーラ・ハンスグローエ、UAEチームエミレーツがメイン集団を牽引 photo:CorVos
ステージ3勝目を飾ったマイヨヴェールのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)ステージ3勝目を飾ったマイヨヴェールのペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Luca Bettini
アルプス山脈を乗り切ったスプリンター達によって争われた第13ステージでは、アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)やアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、UAEチームエミレーツ)を一車輪分の差で下したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)が今大会3勝目を飾った。

ステージ3位にはアルノー・デマールがランクイン。グルパマFDJのエーススプリンターを担うデマールのバイクにはWH-R9100-C60 チューブラー、PROのVIBEステムとVIBEエアロカーボンコンパクト、そしてDURA-ACE R9150 Di2コンポーネントをアッセンブル。下ハンドル部分にはスプリンタースイッチを配置し、スプリント最中でも確実な変速を可能にしている。

熾烈な戦いとなったツール・ド・フランス2018第2週熾烈な戦いとなったツール・ド・フランス2018第2週 (c)CorVos


最終週へ向け熱い戦いが繰り広げられたツール・ド・フランス。次章ではロットNLユンボが使用するS-PHYREレーシングウェアや、シマノサポート選手に好評のS-PHYREシューズに焦点を当てる。
提供:シマノ 企画/制作:シクロワイアード