一年の計は元旦にあり。今年もたくさんのライドイベントが開催されるはずで、どのイベントに参加するかは大きな悩み。そこで昨年開催されたイベントの中からシクロワイアード編集部がお邪魔したイベントをピックアップして紹介。イベント参戦計画の手がかりとしてください!



【5月】男鹿の自然を満喫する2日間 グレイトアースあきた白神男鹿なまはげライド

おっきななまはげ像もありましたおっきななまはげ像もありました
地球を遊びつくす"グレイトアース"シリーズが春の秋田男鹿半島へ。昨年はグレートアースいちの走行距離を誇る200kmライドだったけれど、今年は2日間でそのコースを満喫する行程に。

1日目はバスと自転車を組み合わせることで白神山地の麓までを走り、2日目は男鹿半島をぐるりと巡るという盛りだくさんのライドイベントとして、脚力が無くとも秋田の自然とグルメを満喫できるイベントへと進化した。

大水槽の前にパーティー会場が用意されました大水槽の前にパーティー会場が用意されました
さらに、ユニークな試みとなったのが、男鹿水族館"GAO"で行われた前夜祭。なんと水族館の大水槽前を借り切って、グレートアース名物の前夜祭を開催したのだ。ゆったり泳ぐ魚達を眺めつつ日本海の恵みに舌鼓を打つ、なんとも贅沢な体験が味わえた。


グレイトアース あきた白神男鹿なまはげライド
開催日:5月18~19日
開催場所:秋田県男鹿町
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/293346



【5月】新緑香る信州を行く160km 緑のアルプスあづみのセンチュリーライド

国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)の中はまるで森のよう国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)の中はまるで森のよう
4月に行われた「桜の」AACRに引き続き、2か月連続開催となるアルプスあづみのセンチュリーライド。「緑の」と冠する5月大会はその名の通り、新緑薫る空気を胸いっぱいに吸い込みつつ信州を楽しむライドだ。

まだまだ肌寒かった4月と比べると5月のAACRはかなり温暖で過ごしやすい。日中は半袖ジャージでも大丈夫なほどで身軽なサイクリングを楽しめる。それでも北アルプスの山々の頂には未だに雪化粧が施されており、そのギャップも目を楽しませてくれる。

圧倒されるほどに美しい北アルプス山脈圧倒されるほどに美しい北アルプス山脈
ジャムコッペや味噌にぎりなど、AACRならではのおもてなしは桜のAACRも緑のAACRも変わらな大きな魅力。桜か緑か、どちらに参加するか悩ましいエントリー期間は間もなく始まる予定でもあるので、参加を考えている方は今から計画を練っていてください!。

緑のAACR
開催日:2018年5月25日
開催場所:長野県松本市
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/293346



【6月】日本最大のカルデラを走る グランフォンド摩周2019

尾根筋まで出れば最高の景色が待っていました尾根筋まで出れば最高の景色が待っていました
日本一の広さを持つカルデラ、というとみなさん阿蘇を思い浮かべる方もいるのではないだろうか?かくいう私もその一人だったのですが、実は日本最大のカルデラは北海道、道東の屈斜路カルデラなんですよ。

屈斜路湖や硫黄山、さらには透明度日本一を誇る摩周湖。そんな魅力的なロケーションが目白押しの屈斜路カルデラを舞台に開催されているのが、このグランフォンド摩周。2日間にわたり、様々なスポットを巡るロングライドイベントなんです。

津別峠の石碑と共に1枚!頑張って登った甲斐がありました津別峠の石碑と共に1枚!頑張って登った甲斐がありました
北海道って平坦なんでしょ?という方もご心配(?)なく。1日目の津別峠、2日目の摩周湖への登り、どちらもなかなかハードな峠で、ちょっとしたヒルクライムレースが開催されてもおかしくないコース。

そんな走り応え一杯のコースと、各所から見渡せる絶景ポイント、そして北海道ならではのグルメの数々。とにかく満足できるライドイベントがこのグランフォンド摩周なんです。


グランフォンド摩周
開催日:6月1日
開催場所:北海道弟子屈町
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/291321



【7月】獲得標高3,500mの山岳コースへ挑戦 北アルプス山麓グランフォンド

川と山の組み合わせがいかにも映える川と山の組み合わせがいかにも映える
冷涼な気候と走りやすいルートの多さが相まって、たくさんの自転車イベントが開催されている長野県。昨年末にはサイクリングパラダイスとしてジャパンアルプスサイクリングプロジェクトが発足するなど、サイクリスト誘致にも積極的だ。その中でも最も走り応えがあるロングライドイベントとして健脚派のサイクリストを中心に評価されているのがこの北アルプス山麓グランフォンドだ。

今年はついに獲得標高3,500mへと進化した山岳コースは、国内でもまれに見る難易度の難関コース。そんなコースプロファイルも相まって、多く"坂バカ"サイクリストたちが鹿島槍スポーツヴィレッジへと集まった。

白い花が咲き乱れる戸隠の蕎麦畑白い花が咲き乱れる戸隠の蕎麦畑
今年は少し雨模様だったけれど、とにかく激しいコースの前ではちょうどいい恵みの雨だったかもしれないほど。地域ごろにめまぐるしく移り変わる景色を楽しみつつ、ペダルに力を込めた1日は得難い経験になったはずだ。

北アルプス山麓グランフォンド
開催日:7月7日
開催場所:長野県大町市
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/294796



【7月】アットホームな雰囲気に包まれる100㎞ 走ってみっぺ!南会津

川床はだいぶ涼しげでついつい長居したくなってしまいそう川床はだいぶ涼しげでついつい長居したくなってしまいそう
毎年取材に伺う度に、「帰ってきたな」と思わされるのが、この"走ってみっぺ!南会津"。特に福島県に親戚がいるわけでもないのですが、毎年大会会場にたどり着くと、まるで帰省したかのような安心感があるのだ。

いかにも日本の田舎といった風情の、南会津の景色ならではでもあるでしょうし、郷土色豊かなご飯が用意された前夜祭やエイドステーションのおかげでもあるのだけれど、なんといっても迎え入れてくれる人々の温かさこそが、この安心感の大きな理由なんだと思うのだ。

ジューシーなお肉がどんどんと焼けていきますジューシーなお肉がどんどんと焼けていきます
今年で8年目を迎えることとなったこのイベント、初回から大きなルートの変更などが無い、というのもまた安心感につながっている要素。とはいえ、招かれるゲストの顔ぶれや様々なサービスなど、新しい取り組みも毎年行っており、新鮮な感覚も失わないのもホスピタリティを感じるポイント。

特筆すべきは、屏風岩エイドで供される「マトン丼」。その場でどんどん焼き上げられるマトンをほかほかのご飯にのっけていただく一杯は最高のスタミナフード。このマトン丼を食べないと夏が始まらない、そんな絶品をぜひ味わいに南会津に来てみっぺ!
走ってみっぺ!南会津
開催日:7月15日
開催場所:福島県南会津
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/293347



【7月】よりMTBを身近にする2日間のオフロードの祭典 シマノバイカーズフェスティバル

XC種目のスタートは大迫力XC種目のスタートは大迫力
パノラマスタンドで仲間たちを応援!パノラマスタンドで仲間たちを応援!
年に一度のMTBの祭典がこのシマノバイカーズフェスティバル。日本中のMTBライダーが集まっているのでは?と思わせるような盛り上がりを見せるイベントですが、ここ2年ほどは天候に恵まれず、2年連続で台風がぶつかるという不運に見舞われてもいる。

でも、そんなことは跳ね返す勢いでシマノバイカーズはパワーアップ。更に魅力的なイベントとして、進化して開催されることとなった。もっとも大きなポイントは会場レイアウトの変更だろう。XCとDH、それぞれの会場の距離が狭まり、お互いがより身近に。そして子供たちでも観戦しやすいようなステージが設営され、よりファミリーに優しいイベントへと進化した。

バイカーズマルシェは今年も大盛況バイカーズマルシェは今年も大盛況
昨年開催され好評だったバイカーズマルシェやアルパカ牧場は今年も継続。八ヶ岳・富士見高原エリアの素敵なベーカリーのパンや地元産の野菜やハム・ベーコン、さらにはそれらを組合わせたホットサンドなども振る舞われ、ついつい笑顔になってしまうのだった。
E-MTBを使用したツーリングは今年も継続&規模を拡大して開催。ちょっとしたトレイルセクションも取り入れられ、MTBライダーにとっても更に魅力を増している。MTB競技だけでなくオンロード/オフロードツーリング種目も充実するシマノバイカーズ。仲間と家族とワイワイ楽しみに来場しては?

シマノバイカーズフェスティバル
開催日:7月27・28日
開催場所:長野県富士見パノラマ
レポート一覧:https://www.cyclowired.jp/event/node/293348