ロードバイクを始めMTBやパーツを手がけるアメリカのリッチーより、グラベルライド用のスチールフレーム「OUTBACK」が登場した。アセンブル次第でオンロードからグラベル、トレイルまで幅広い場所を走ることができるバーサタイルな1台だ。



リッチー OUTBACKリッチー OUTBACK (c)ritcheylogic.com
マウンテンバイクの草創期においてシーンを牽引したトム・リッチー氏が興した総合ブランドのリッチー。MTBからスタートしているが、ロードロジックに代表されるロードバイクや、数々の名パーツを生み出しており、各方面から定評のあるブランドである。

オフロード、オンロードどちらのノウハウも活かしたフレーム「OUTBACK」がリリースされる。オーストラリアの内陸地という意味を持つ単語をモデル名としたこのバイクは、グラベルやターマックなどどの様なシチュエーションにも対応できるオールテラインモデルだ。

スムースな溶接痕のチューブ集合部スムースな溶接痕のチューブ集合部 (c)ritcheylogic.comリッチーのロゴが輝くヘッド。ワイヤー類は外装だリッチーのロゴが輝くヘッド。ワイヤー類は外装だ (c)ritcheylogic.com

12mmスルーアクスルを採用している12mmスルーアクスルを採用している (c)ritcheylogic.comねじ切り式のボトムブラケットシェルを採用しているため、メンテナンスなどの手間が少ないねじ切り式のボトムブラケットシェルを採用しているため、メンテナンスなどの手間が少ない (c)ritcheylogic.com


ROAD LOGICよりもロングホイールベースとすることで直進安定性を向上。オンロードとオフロードどちらの場面でも快適に走り続けることができそうだ。また、ヘッドチューブアングルを寝かせ気味に設計しているため、安定したハンドリング性能にも期待できる。

ジオメトリーに加え現代のグラベルバイクに求められるディティールを取り入れている。新たに開発されたカーボン製フロントフォークとリアが飲み込むタイヤ幅は40Cまでとワイドな設計だ。700Cのタイヤはもちろん、650Bのグラベル用タイヤとも相性が良いはずだ。フォークとリア共に12mmスルーアクスル仕様。ディスクブレーキはポストマウントだ。

グラベルツーリングはもちろんシクロクロスでも活躍してくれるグラベルツーリングはもちろんシクロクロスでも活躍してくれる (c)ritcheylogic.com
シフトケーブルとブレーキラインは外装式とされており、出先でのトラブルに対応しやすくなっている。また、ボトムブラケットも68mm幅のねじ切り(JIS)規格だ。フロントディレイラーはバンド式に対応しており、フロントシングルとした場合でも台座がルックスのバランスを崩さない。

カラーはショアライン・ティールというその名の通り海岸線のようなブルー一色で彩られている。ブランドロゴはブラック。ダウンチューブには「DESIGNED BY TOM RICHEY」のマークが描かれている。日本で展開されるサイズは XS(49)、 S(51)、M(53)という3種類。重量はLサイズのアクスル、ハンガー含み2.17kg。価格は200,000円(税抜)だ。




リッチー OUTBACK
フォーク:Ritchey Carbon Fiber Gravel thru-axle fork
タイヤクリアランス:~40C
BB規格:JIS
シートポスト径:27.2mm
フロントディレイラークランプ:28.6mm
サイズ: XS(49)、 S(51)、M(53)
重 量:2.17kg(Lサイズ、アクスルとハンガー含む)
カラー:ショアライン ティール/ブラック
価 格:200,000円(税抜)