ニュージランドの自然を満喫するサイクリングイベント、"グレープライド"。ワイン産地を走ることから命名されたこのイベントの魅力とは?

ブドウ畑を抜けてブドウ畑を抜けて photo: realnewzealand
白戸太朗さんのナビゲートで走る参加ツアーが今年も開催予定だ。この春、ニュージーランドで熱く・楽しいライドはいかがだろうか。

正式名称を「フォレスト・グレープライド(※昨年までの旧名称はフォレストエステート・グレープライド)」というこのサイクリングイベントは、ニュージーランドの3月の秋(南半球のため日本とは季節が逆になる)を彩る大会として、現地はもとより世界各地のサイクリストの熱い視線を集めている。

グレープライドという不思議?な名前は、ニュージーランド南島のワインの産地を走ることにちなんでのもの。フォレストエステートはワイナリーの名前で、この敷地内のぶどう畑がスタート&ゴール地点となるのだから、納得のネーミングだ。

スタート&フィニッシュ地点はぶどう畑の中スタート&フィニッシュ地点はぶどう畑の中 photo:realnewzealand日本から参加の皆さん 白戸太朗さんも一緒だ日本から参加の皆さん 白戸太朗さんも一緒だ photo:realnewzealand


舞台となる南島マールボロ地方はニュージーランドで一番晴れの日が多いという、ぶどうの生育にうってつけのエリア。それはすなわち、サイクリストにもうってつけのエリアだということに他ならない。爽やかな秋風の吹く中、参加者はコース全長101kmのニュージーランドルートをたん能することになる。

グレープライドの対象者は初級者からプロレーサーまで。これは初級者でも完走できる難易度ながら、上級者まで満足することのできるコースであることを示している。参加者には女性ライダーが多いことはこの大会の特徴だが、スパルタンなプロレーサーのグループもちらほら見受けられる。

雄大な景色を楽しみながら走る雄大な景色を楽しみながら走る photo: realnewzealandグレープライドを走る 先頭集団はかなりの達人サイクリストたちだグレープライドを走る 先頭集団はかなりの達人サイクリストたちだ photo:realnewzealand



大会として万全のサポート体制をとるために、参加者は毎年2500人までに限定されている。このことだけでも、走ることができればどれだけ整った環境で走れるかがうかがえよう。大自然の国、ニュージーランドというイメージさながら、あるいはその想像以上の広大な大地がサイクリストを歓迎する。

ゴール地点もフォレストエステートワイナリーだ。ゴールしたら、美味しいワインで乾杯するのがこの大会の流儀。グレープライドのグレープな所以を最高に感じる瞬間だ。達成感で昂るココロがさらに充ちること間違い無し。

グレープライド特別ボトルのワイングレープライド特別ボトルのワイン photo:realnewzealand

ゴールした後もお楽しみは終らない。「100・クラッシュド・ヴァージン」というこのイベントならではの企画は例年大盛り上がりを見せる。これは、女性参加者の中から選ばれた100名が、ぶどうのたっぷり詰まった樽の中に飛び込む(!)というもの。
ちなみに翌年にこの大会に参加すると、この時のぶどうで作ったワインがプレゼントされるのだそう。

広大な自然環境、美味しいワイン、サイクリング。フルにニュージーランドを楽しむことができるイベントが、グレープライドなのだ。

走った後はブドウに飛び込め!走った後はブドウに飛び込め! photo:realnewzealand

日本人のためのツアーも開催 白戸太朗さんが同行

このグレープライドを2008、2009年と過去2年連続で走っているのがスポーツナビゲーターの白戸太朗さんだ。白戸さん率いるグレープライド参加ツアーが、今年も開催される。トライアスリートとしての経験と、ナビゲーターとしての気さくなキャラクターがツアーをサポートする。

飲んで、笑って、そして走る。こんなに盛りだくさんで愉快なサイクリングツアーがあっただろうか?この春要注目のイベントツアーを主催するのは、サイクリストのための企画に定評のあるトップツアー株式会社。ホノルルセンチュリーライド参加ツアーを筆頭に、サイクリストを世界中に送り出してきたノウハウは心強い。

現地でのコーディネートは、ニュージーランドでのアウトドアアクティビティを熟知する「リアルニュージーランド」が担当する。地域との強いコネクションを活かし、ライドはもちろん現地の滞在にも充実のステイを約束する。
またオプションで、ニュージーランドをさらに楽しむためのバイクライドプログラムも提供している。

左端が「リアルニュージーランドスタッフの皆さん。左端が代表の藤井巌さん左端が「リアルニュージーランドスタッフの皆さん。左端が代表の藤井巌さん photo:realnewzealand

すでに3度のツアー催行実績を重ね、今年も今まで同様の体制で参加者をサポートするグレープライド参加ツアー。割り当てられた日本人選手参加枠は限られているため、行ければ幸運と言えるかもしれません。グレープライドをあなたの次の目標にしてみてはどうでしょう?

シクロワイアードでは引き続き昨年実走参加したリアルニュージーランドのスタッフによる大会紹介記事を予定しています。お楽しみに。


グレープライド2010 大会概要

開催日:2010年3月27日(土)
場所:南島マールボロ地方ブレナム(Marlborough/Blenheim)
レース内容:ロードバイクイベント(ソロ101km、長距離耐久202km、2~3名のチームライド101km)
参加人数:2331人(2009年実績)
難易度:初級者~経験者はタイム挑戦を
公式HP:http://www.graperide.co.nz/


トップツアー・グレープライド2010参加ツアー概要
旅行期間:2010年3月24日~3月29日(水)6日間
旅行代金:298,000円(1人部屋追加代金25,000円)※サーチャージ、空港使用料等は別途
航空会社:ニュージーランド航空
利用ホテル:ブレナム/ハートランド・ホテル・マルボロ、クライストチャーチ/ホリデイイン・シティ・センター
食事:朝食3回、昼食0回、夕食2回
最少催行人員:8名
添乗員:同行しないが、現地スタッフがお世話
申込締切日:2010年2月19日(金)

・ツアー詳細についてはトップツアーのページを参照

最新ニュース(全ジャンル)