輸入代理店ダイアテックによるノグのメディア向け展示会が東京・芝公園にある同社ショールームにて開催された。そこでお披露目されたのは新ライトシリーズ「pwr(パワー)」だった。非常に拡張性が高く街乗りやナイトトレイルライドなど様々なシチュエーションに合わせてカスタマイズが行えるライトだ。



pwr発表会には数多くのメディア、販売店が集まったpwr発表会には数多くのメディア、販売店が集まった
ツール・ド・フランス開幕にあわせて世界中の自転車ブランドたちが新車を発表する7月前後。アクセサリーブランドも例外ではなく、多くの会社がこの時期から8月下旬に開催されるユーロバイクにかけて新製品をリリースする。

展示会が同時多発的もしくは五月雨式に開催されるなか、今回シクロワイアード編集部が招待されたのは輸入代理店ダイアテックの展示会だ。ジロやアソスなどコンペティティブなブランドを揃えているが、今回はオーストラリアのサイクルアクセサリーブランドの「Knog(ノグ)」の新製品発表会。

受付を済ませ、通されたのはセミナールームのようなスペースで、新製品の姿は一切目に入ってこない。昨年、スマートな自転車用ベル「Oi」をリリースし世界中のサイクリストを唸らせたブランドだけに、一刻も早くニュープロダクトを拝みたいというはやる気持ちは加速していく。

pwrのローンチに合わせてノグ代表ヒューゴ・デイヴィッドソン氏が来日したpwrのローンチに合わせてノグ代表ヒューゴ・デイヴィッドソン氏が来日した
集まったメディア陣を焦らすように開始されたプレゼンテーションは、同社代表ヒューゴ・デイヴィッドソン氏の語りによって進められていく。コーポレートヒストリーから、現在ノグがカバーしたい領域まで流れるように説明が行われる。

これからのノグは、アーバンサイクリスト向けアクセサリーに留まらず、しっかりと走り込むロードサイクリストやバイクパッキングでツーリングを楽しむ方、マウンテンバイクでトレイルを攻める方など、広がり続ける自転車の楽しみ方を全般的にカバーできるプロダクト開発へと舵を切るという。

そんなノグが掲げる新コンセプトは「Urban-Flavoured Tech for The Road,Trail and Outdoors」。都会の洗練されたデザインや機能性をそのままディープなサイクリングカルチャーに落とし込もうという心意気だ。「We hate boring(退屈なものは大嫌い)」と強めの言葉を使うノグだけに、ワクワクするプロダクトを作ることに期待が膨らむ。

テントの中にはキャンプの時にあったら嬉しいランタンやスピーカーが展示されていたテントの中にはキャンプの時にあったら嬉しいランタンやスピーカーが展示されていた 軽食をつまみながらpwrを試した軽食をつまみながらpwrを試した
昨年世界中のサイクリストを唸らせたベル「Oi」昨年世界中のサイクリストを唸らせたベル「Oi」 従来のライトラインアップも綺麗に展示された従来のライトラインアップも綺麗に展示された

ヒューゴ氏の説明は「Safety in Style(スタイルに溶け込む安全性)」というノグの製品づくりの姿勢に移っていく。ライトのデザインがカッコイイから使ってみた結果、安全性も高まるという流れを生み出せる製品をノグは手がけるという。加えて、「Get Seen(視線を奪え)」というコンセプトも打ち出し、デイライトの重要性もヒューゴ氏は語る。

Safety in Styleを体現している製品といえば「Oi」だ。グラウドファンディングで資金を募るとともにプロモーションを行ったOiは、世界中のサイクリストから絶賛の声を集め、ベルの常識を変えてしまったとヒューゴ氏は言う。またクラウドファンディングはオーストラリアで最も成功したケースの1つになったという。

ブランドのコンセプトから昨年リリースしたプロダクトの説明まで終わると、ヒューゴ氏の口から新製品のリリースを行うことが告げられ、ライトシリーズ「pwr(パワー)」のプロモーションムービーがプロジェクターから映し出された。アーバンライドからナイトトレイルライド、キャンプなど様々なシチュエーションが次々と切り替わり、pwrがカバーする状況が広い事を表していた。

ノグ pwr Mountainノグ pwr Mountain
片持ち式のマウントにより、フリースペースとなりやすいステム下に装着可能とした片持ち式のマウントにより、フリースペースとなりやすいステム下に装着可能とした ヘルメットマウントなども登場するヘルメットマウントなども登場する

ヒューゴ氏はpwrのコンセプトは「モジュラーバイクライト」だという。1つのバッテリーで様々な電動工具を動かせるRYOBI(リョービ)の製品のように、pwrも1つのバッテリーで配光や最大ルーメン数が異なるライトヘッド、電動ランタン、スピーカーを起動できることが特徴だという。

まずラインアップされるバッテリーユニットは3350mAhのSサイズ、5000mAhのMサイズ、10000mAhのLサイズという3種類。用意されたライトユニットは最大光量600ルーメン、1000ルーメン、1800ルーメンという3種類。加え、先述した3つのアイテム。サイクリングのシチュエーションに適したユニットを組合せて使用することで、街乗りからナイトトレイルまでカバー可能となっている。

バッテリーユニットはモバイルバッテリーとしても機能するため、サイクルコンピューターやスマートフォンなど必需品の充電も行うことが可能だ。これまでのように一般的な電子機器のためのモバイルバッテリーとライト用の予備電源を持ち運ばなくても良いため、キャンプ時の荷物を減らすことにも繋がるだろう。

pwrシリーズは自転車用ライトだけではなく、ランタンやスピーカーなどサイクル用品以外も展開するpwrシリーズは自転車用ライトだけではなく、ランタンやスピーカーなどサイクル用品以外も展開する
またライトユニットの発光パターンやルーメン数をパソコンのアプリケーションでカスタマイズできることもpwrのユニークな機能。利用頻度が低いモードを省くことができるため、煩わしいモードチェンジ動作を最小限に抑えられるのは嬉しい。

ワイヤー類で混み合いがちなハンドル周りにおいて比較的フリースペースとなりやすいステム直上と直下にライトを置くことができる片持ち式マウントなど、次々とユニークなアイデアがヒューゴ氏の口から説明される。プレゼンテーションが一息ついたところで、いよいよメディア陣がプロダクトが展示されているスペースに招かれた。

pwrのスピーカーとランタンが置かれたテントを囲むように各モデルが実際にバイクに取り付けられて飾られていた。ヘッドユニットを回転させる操作方法を確かめたり、バッテリーとヘッドユニットを交換してみたりと実際に触って確かめていた。ヒューゴ氏も自ら様々な人に気さくに話しかけ、使用方法や特徴をレクチャーしてくれる。

ヘッドライトなども用意されているヘッドライトなども用意されている 複数のバッテリーを同時に充電できるドッグも揃う複数のバッテリーを同時に充電できるドッグも揃う
充電はUSBで行う充電はUSBで行う pwrの説明を行ってくれたヒューゴ氏pwrの説明を行ってくれたヒューゴ氏


そんなヒューゴ氏にノグがユニークなプロダクトを作るにあたり、アイデアはどこから生まれてくるかを聞いてみた。「ノグのカスタマー全員から得たアイデアをリスト化していました。その中から実現させているんです。pwrに関しては5年もの間集めたアイデアの中からモジュラーシステムを選びました。」とヒューゴ氏は語ってくれた。

スタイリッシュなデザインであり実用的であるノグのプロダクト。コンセプトを大切にしながら、自ら楽しみ、真摯に製品開発が進められていると知ることができた貴重な機会となった。pwrはこれからどのような拡張をしていくのか楽しみだ。

製品の詳しい説明、発売予定時期などは後日改めてレビュー記事にて紹介する。

Amazon.co.jp 
の画像 Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX7-WKIT
カテゴリー: Photography
メーカー: キヤノン
参考価格: ¥ 124,469
最安価格: ¥ 68,361
アマゾン価格: ¥ 158,000
の画像 Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM
カテゴリー: Photography
メーカー: キヤノン
参考価格: ¥ 21,273
最安価格: ¥ 15,345
アマゾン価格: ¥ 15,345