グループライドでメンバーとコミュニケーションをとるために開発されたX-RIDEの自転車用インカム「B-1」を紹介しよう。ヘルメットに取り付けるタイプのヘッドセットだ。



X-RIDE サイカム B-1X-RIDE サイカム B-1 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
複数のサイクリストが集まるグループライドでは、曲がり角の指示や休憩のタイミングの相談などコミュニケーションが必要となる。一方で、縦列走行中の会話では、走行風により声が遮られてしまう場面が数多く、意思疎通が難しいと感じる方は少なくないはずだ。

縦列走行での会話で活躍するのがヘッドセット付きトランシーバー(インカム)である。声を後ろに届けやすいように横を向きながら発声する必要もなく、常に視線を前方に置いた状態でコミュニケーションを取ることができるため、安全なサイクリングに貢献してくれる。

今回紹介するB-1はオートバイクのライダー向けインカムが好評を博している「X-RIDE」ブランドが開発を行ったサイクリスト用ヘッドセット。ヘルメットにスピーカーを装着する方式を採用することで、会話の声と周囲の音も十分に聴き取ることを可能とした。また、骨伝導スピーカーのように肌に接することもないため、汗が耳元などにたまる心配も少ない。

グループライドの会話に役立つヘッドセット「B-1」グループライドの会話に役立つヘッドセット「B-1」 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
ヘルメットにスピーカーを取り付ける自転車用ヘッドセットだヘルメットにスピーカーを取り付ける自転車用ヘッドセットだ (c)ライトウェイプロダクツジャパン顔に干渉することが少ないB-1顔に干渉することが少ないB-1 (c)ライトウェイプロダクツジャパン


スピーカーは直径約3cmという大型なサイズを採用しているため、ボリュームにも問題はなさそうだ。加えて、CVCノイズリダクションという走行中の風切り音を自動的に軽減するフィルタリングシステムが採用されており、クリアな音声が届けられるため、スムースに会話することができるだろう。ランタイムは10時間。

B-1は、B-1同士で直接接続を行うため、スマートフォンと組み合わせるインカムとは異なり携帯電話の電池消耗やデータ通信量を気にせず、思い切り使うことが可能だ。接続可能台数は4台。通信距離は最大500mとなっており、ある程度離れてしまった場合でも交信することができるのは嬉しい。一度セットアップすると常に通話状態が継続することがB-1の特徴。サイクリング中に本体を操作する必要が無いため、片手運転など危険なことをしなくても会話を楽しむことができる。

また、B-1はスマートフォンとBluetoothと接続し、音声通話用ヘッドセットマイクとして、音楽用スピーカーとしても利用可能だ。サイズは90mm×65mm×20mm、重量74g。IPX4相当の防水性能を備えている。価格は16,800円(税抜)、2個セットで29,800円(税抜)。



X-RIDE サイカム B-1
Bluetooth バージョン : Bluetooth ver.4.1
主なBluetoothプロファイル : A2DP、AVRCP、HFP、HSP
連続通話時間 : 最大10時間
待機時間 : 最大15日間
通信距離 : インカム通話 最大500m
防水性能 : IPX4相当
バッテリー : 400mAh
充電時間 : 約2.5時間
本体サイズ : 90mm x 65mm x 20mm(片側)
本体重量 : 74g(左右セット)
価格:16,800円(税抜)、29,800円(税抜)


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