三陸唯一のヒルクライム大会「おおつち新山高原ヒルクライム」が5月28日に岩手県大槌町にて開催される。距離23kmのヒルクライムの部と、8kmを計測なしで走るパレ―ドの部の2つの種目が用意され、幅広いサイクリストが楽しめるイベントだ。



のどかな田舎の中を走り抜け、沿道には地元の方が駆け付けてくれるのどかな田舎の中を走り抜け、沿道には地元の方が駆け付けてくれる (c)おおつち新山高原ヒルクライム
岩手県の太平洋側に面した三陸海岸に位置する大槌町。三陸地方特有のリアス式海岸、大槌湾を有し、NHKで放送された人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる蓬莱島があることでも知られる。町の西部には新山高原地帯を有し、海も山も近く、自然豊かな町である。

そんな大槌町の新山高原を舞台に開催されるのが、「おおつち新山高原ヒルクライム」だ。5月28日に開催される本大会は、東日本大震災以降、手入れが行き届かなくなってしまった新山高原のつつじを再生させることを目的に2016年から開催されている大会だ。

ひょっこりひょうたん島のモデルとされる蓬莱島ひょっこりひょうたん島のモデルとされる蓬莱島 (c)おおつち新山高原ヒルクライム
風車をバックに新山高原を駆け抜ける風車をバックに新山高原を駆け抜ける (c)おおつち新山高原ヒルクライム新山つつじを東日本大震災前のように再生させることを大会理念に掲げる新山つつじを東日本大震災前のように再生させることを大会理念に掲げる (c)おおつち新山高原ヒルクライム


町の花である新山つつじの"再生"、東日本大震災からの大槌町の"復興"、三陸広域で連携し、共に生きる"共生"という3つの理念を掲げるおおつち新山高原ヒルクライム。同町の自然、人、物産品など活用し県内外から来る参加者をおもてなしするべく開催され、"ふるさと"情緒あふれる手作り感満載のアットホームな大会となっている。

三陸地域の共生という理念の下、7月に隣の北上高原にて開催される「きたかみ夏油高原ヒルクライム」と連携する。2大会をシリーズ戦として構築し「いわて山岳チャンピオン」を輩出する。全国のヒルクライム大会でリザルトに名を残して行きたいヒルクライマー達にとっては、またとない名誉となるのではないだろか。

新山高原地帯一帯は別名ウインドファームと呼ばれ風車が多数立っている新山高原地帯一帯は別名ウインドファームと呼ばれ風車が多数立っている (c)おおつち新山高原ヒルクライム
春の木漏れ日が気持ちいい、走るのはもってこいの時期に開催される春の木漏れ日が気持ちいい、走るのはもってこいの時期に開催される (c)おおつち新山高原ヒルクライム地元住民の方々が応援してくれる暖かい雰囲気が特徴の大会だ地元住民の方々が応援してくれる暖かい雰囲気が特徴の大会だ (c)おおつち新山高原ヒルクライム


コースは大槌役場をスタートし、新山高原頂上をゴールとする23km。計測開始は10km地点からで、そこまでは豊かな自然を楽しむパレード走行となっている。計測区間は13km、標高差844mとなかなか走り応えのあるプロフィールで、先頭集団は白熱した展開になること間違いなしだ。一方、競技志向でない方向けには8km地点までのパレード走行の部も用意されているため、ヒルクライム大会の雰囲気をビギナーの方でも気軽に楽しめる。

計測がある競技部門のカテゴリーはエキスパートクラスと男子の年代別6クラス、女性部門全8クラス。加えて計測の無いパレードの部が用意される。大会エントリーは公式WEBから4月21日まで受付中だ。

また、大震災で流されてしまったJR山田線が2019年に復旧後、三陸鉄道に移管されるということで、そんな三陸鉄道を応援するTシャツが企画された。三陸地域のロングライドイベントとして広く定着したツール・ド・三陸inりくぜんたかた・おおふなと実行委員会の協力のもと、三陸鉄道応援Tシャツをデザインし、三陸鉄道ファンクラブ入会とセットで販売する。

Tシャツの前面には新たな旅のスタイル“Ride&Rail”コンセプトを表現Tシャツの前面には新たな旅のスタイル“Ride&Rail”コンセプトを表現 (c)おおつち新山高原ヒルクライム裏面には三陸海岸で行われるサイクリングイベントと釜石鵜住居復興スタジアムをプロット裏面には三陸海岸で行われるサイクリングイベントと釜石鵜住居復興スタジアムをプロット (c)おおつち新山高原ヒルクライム


デザインは自転車と三陸鉄道を組み合わせた新たな旅のスタイル“Ride&Rail”コンセプトを表現するアートを前面に。後面には三陸海岸を舞台に三陸鉄道鉄路、おおつち新山高原ヒルクライム、ツール・ド・三陸 in りくぜんたかた・おおふなとの場所を表示。更に2019年ラグビーワールドカップの会場となる(仮称)釜石鵜住居復興スタジアムをプロットしてある。三陸応援Tシャツの申し込みも大会同様に4月21日までとなる。



おおつち新山高原ヒルクライム2017
競技開催日:5月28日(日)
競技会場:大槌町役場~8km地点(パレードの部ゴール)~計測開始地点(10km)~中間カットオフ地点:明神平(17km)~新山高原頂上付近(23km)
主催:おおつち新山高原ヒルクライム2017実行委員会
共催:大槌町、大槌町観光物産協会
協力:きたかみ夏油高原ヒルクライム実行委員会、ツール・ド・三陸実行委員会、釜石はまゆりトライアスロン国際大会実行委員会、かまいし仙人峠マラソン大会実行委員会

※きたかみ夏油高原ヒルクライム(7月開催)と連携してイーハトーブヒルクライムシリーズ戦を行います。
※かまいし仙人峠マラソン(10月開催)と連携して三陸マウンテンデュアスロンシリーズ戦を行います。
※ツール・ド・三陸(秋開催)と連携して三陸サイクルスポーツ振興のためツール・ド・三陸・大槌ステージとしても本大会を開催します。

スケジュール
2017年5月27日(土)
15:00~17:00 前日受付(大槌町役場多目的会議室、旧小学校体育館)
16:00~17:30 交流パーティー(大槌町役場多目的会議室)

2017年5月28日(日)
6:30~7:30 当日受付(大槌町役場多目的会議室、旧小学校体育館)
7:45 開会式 スタート地点(大槌町役場駐車場付近)
8:00 スタート(パレード形式) ※8:30パレードの部終了・解散 8km地点8:40~8:50 計測スタート地点で競技最終確認、クラス別一斉スタート
~10:50 競技
10:50~ 下山開始
~12:30 下山完了
13:00~15:00 表彰式・閉会式(大槌町役場多目的会議室)

三陸鉄道ファンクラブ入会
Tシャツには三陸鉄道ファンクラブ入会金(平成29年度1年分、2,000円)が含まれており、Tシャツ購入いただいた方は自動的に三陸鉄道ファンクラブに入っていただくことになります。Tシャツ販売価格から入会金相当分とお名前・住所等の入会者情報を三陸鉄道さんへお渡しした後、三陸鉄道さんより購入者へ三陸鉄道ファンクラブ会員証が送付されてきます。お申込み時の個人情報を三陸鉄道さんのファンクラブ会員管理のため使用させていただくことご了承ください。

三陸鉄道ファンクラブについては
三陸鉄道 WEBをご参照ください。
・三鉄ファンクラブの会員特典及び注意事項
1、三陸鉄道のイベント・商品情報をお伝えするための三鉄ファンクラブ会報を季節ごとに発行いたします。
2、到着したその日から使える1日フリー乗車券が裏に付属された「三鉄ファンクラブ会員証」をお送りいたします。1日フリー乗車券の有効期限は平成31年3月31日までなります。
3、ファンクラブ会員証は、年度ごとの更新となります。

商品・販売価格
・アイテム:三陸鉄道応援 T シャツ
・販売価格:4,000円(平成29年度三陸鉄道ファンクラブ入会金2,000円を含みます。税込、配送料込)+オンライン購入申込手数料

オンライン購入申込手数料について
Tシャツのみ購入の場合のオンライン購入申込手数料は250円となります。おおつち新山高原ヒルクライム参加と同時に申し込む場合は500円のオンライン購入手数料がかかります。別々に申し込まれる方はヒルクライム参加申込手数料300円+Tシャツ購入申込手数料250円となります。Tシャツ販売開始が遅れたため、既にヒルクライム大会へ申し込まれ、今回Tシャツのみ別途購入される方には割高となってしまいましたことお詫び申し上げます。

サイズ:S、M、L、XL、XXL、XXXL
素材:ドライTシャツ ポリエステル100%

お申し込み
大会HP申込ページよりお申し込みください。
Tシャツのみのお申し込みもできますので大会申込されない方も大会HPからお申し込みください。サイズを選択ください。なお三鉄ファンクラブ入会が条件となりますので、複数枚はお申込みいただけません。
お申し込み期限
大会WEBからのお申し込み期限は2017年4月21日(金)までとさせていただきます。
納品
Tシャツ5月中旬までに郵送にて送付いたします。三鉄ファンクラブ会員証 お申込みから約1ヵ月で三陸鉄道さんより郵送にて送付いたします。
注意事項
ご注文後のキャンセル・サイズ変更・ご返品・三鉄ファンクラブ会員取りやめは一切お受けできませんのでご注意ください。