首都圏サイクリストのオアシスである多摩川サイクリングロードを利用するサイクリストたちに声掛けをし、ゴミ拾いとミーティングを行う「GRUPPO ACQUA TAMAサイクルミーティング ― 多摩川クリーン作戦に参加しよう!! ―」が4月12日に行われ、約80人のサイクリストたちが清掃活動を行った。

多摩川サイクルリングロード近隣のサイクリストたちが大勢集まった多摩川サイクルリングロード近隣のサイクリストたちが大勢集まった 「GRUPPO ACQUA TAMA(グルッポ・アクアタマ)」が主宰するこの活動は、多摩川サイクリングロードを生活圏内にする東京・神奈川エリア在住、拠点のプロショップ、サイクリストたちに声掛けをして始まったイベントだ。

多摩川サイクリングロードは首都圏と郊外を結ぶため、練習のアプローチに、また自転車通勤・通学に使われ、近隣のサイクリストにとって欠かせないルートになっている。

ところが近年の自転車ブームの到来で、自転車ユーザーが増え、他の多摩川サイクリングロードの利用者との接触事故が急増しており、利用者からは、「自転車は危険」という見方が増えている。

いつも走るサイクリングロードを歩いてみるいつも走るサイクリングロードを歩いてみる 多くのサイクリストの利用者にとっても深刻な問題で、今のまま事故が増え続ければ、サイクリングロードがスポーツ自転車通行禁止という事態にもなりかねない。

この問題を単なる他人事とせず、自分たちが走るフィールドを今一度利用状況について再認識をし、安全な走行を心がけ、他の利用者との理解・交流を深めていこうというのが、この会の趣旨でもある。
散歩している人の視点からスポーツ自転車の走行速度を感じる。そしてその感覚を理解したうえでサイクリングロードを走る際には細心の注意を払う。調布市の主催する「多摩川クリーン作戦」に、サイクリストとして参加し、清掃活動を行うことで普段活用しているサイクリングロードへのユーザー責任を果たし、愛着を深める。

横にサイクリストのスピードを感じながらゴミを拾う横にサイクリストのスピードを感じながらゴミを拾う また清掃活動の後には「サイクルミーティング」という場を設け、プロショップ代表からの一言、近隣住民の声、一般サイクリスト等から話を聞く事により、普段注意すべきことは何なのかを、改めて考えるきっかけにもなる。

以下、GRUPPO ACQUA TAMAメンバーによる参加レポートで会を振り返ってみよう。


多摩川クリーン作戦に参加



面白いようにゴミが集まる面白いようにゴミが集まる 2009年4月12日、多摩川サイクリングロードを利用しているサイクリストが集い、調布市主催の「多摩川クリーン作戦」に参加させていただき、多摩川沿いのゴミ拾いを行いました。

近年、自転車ブームが盛り上がりをみせ、多摩川サイクリングロードにも沢山のサイクリストを見かけるようになりました。
しかし、自転車の増加に伴い、接触、単独等の事故が増加しているのも事実です。
このイベントでは、日頃から多摩川CRを利用するクラブチームやサイクルショップのクラブ員、一般サイクリストに呼びかけて参加者を募り、歩きながらゴミを拾う中で、歩行者の立場を肌で感じて頂くことを目的として始まりました。

この日感じたことを書き留める参加者たちこの日感じたことを書き留める参加者たち 今回、GRUPPO ACQUA TAMAとして第2回目の開催となったゴミ拾いですが、80名以上のサイクリストの方々にご参加頂くことができました。
肌寒い早朝に、サイクリストたちが京王閣競輪場に続々と集合し、5つに班分けをして多摩川のゴミ拾いを開始しました。

カラフルなジャージに身を包んだサイクリストの大集団がCRを歩く姿はなんだか不思議な光景です。
初めのうちはタバコの吸殻・空き缶・ビニール袋等が目に付きましたが、草の茂った沼地に目をやると、そこは巨大なプラスチック・ポリバケツ・クーラーボックス・炊飯器・自転車のフレームやホイールetc…。

目を覆いたくなる程のゴミの山・山・山! 驚くような不法投棄のゴミばかりです。
しかしひとつひとつ皆で協力しながら回収していきました。約1時間の少ない時間の中でしたが、沢山のゴミを拾うことができました。集まったゴミは調布市の自治体の方にご協力を頂き、全て回収していただきました。

各クラブチームからの意見を交換し合う各クラブチームからの意見を交換し合う

清掃後には意見交換会「サイクルミーティング」を開催



その後、参加者の皆さんにサイクリングロード利用に関するアンケートにご協力頂き、京王閣競輪場の会議室にてサイクルミーティングを行いました。

ここでは、日ごろ多摩川サイクリングロードを利用する中で感じること・また気をつけている点などを、ショップやチームの代表の方々、一般のサイクリストや、子供を持つ親の視点から、貴重な意見を話し合うことができました。

普段何気なく利用している多摩川サイクリングロードですが、今回のサイクルミーティングで、各々が自身の走行マナーについて見直すきっかけになれば幸いです。
また、チームに属していない一般のサイクリストや初心者の方にも多摩川CRの走行マナーを広く知って頂くことも重要だと実感しました。

この時期の多摩川周辺は、多くの自転者乗りや家族連れ、スポーツを楽しむ年配の方や、子供たちであふれています。
歩行者は自転車に注意し、また自転車は歩行者や他のサイクリストに譲り合う気持ちでスピードを落とし、事故のないように、お互いが気持ちよく利用できる多摩川サイクリングロードにしていけるといいですね。
休日の早朝にもかかわらず、ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

今回頂いた貴重なご意見を参考にし、サイクリストだけでなく多くのCR利用者に提唱していけるよう、今後もよりよいサイクルミーティングを続けていきたいと思います。

当日集まったサイクリストたち当日集まったサイクリストたち

REPORT : 佐久間絵里子(GRUPPO ACQUA TAMA)